長いトンネルから抜け出したこと その2
その後、社会人になった私は環境が劇的に変化する。往復4時間の通勤時間はキツかったし、そのせいで相変わらずの睡眠不足だったけれど、母も元気になり、仕事も激務だけど面白くて、とても元気になった
そんな私を見てお医者さんは「薬はもう要らない」的な診断をしてくれたのでそれまで半年間服用していた薬の減薬が始まった
減薬が始まると直ぐに私の体は様々な離脱症状が出た
「痺れ」と「不眠」が厄介だったが、その症状を緩和するために新たな薬を処方してもらうようになる(多分、代薬しながら軽めのお薬に変えていく作戦だったのかも)
ここからは私も覚えていないことが多いので、詳しく書くことはやめるが、簡単にいうと「離脱症状及び薬の副作用を和らげるために別の薬を使う悪循環」が始まる
15年の時を経てそれらの症状全てが薬の副作用であり、私本体には何ら病気は無かったことが分かる
その間のほぼ全ての様々な検査結果(睡眠検査やMRやCTや血液検査など)を夫がファイリングしてくれていたおかげで「総合内科」の薬の副作用にも詳しい先生が、最終的には私を救ってくれた
全ての薬を断ってから1ヶ月は寝たきりの状態だったけれど、1ヶ月過ぎたあたりから見る見る元気なった。不眠も無くなり、昼寝しても夜はぐっすり眠れた。食欲不振も無くなり健康的に太った。耳や目や味覚などの感覚が正常に戻り、長時間の映画や音楽も大音量で見て聴いても平気なった。
頭痛や吐き気はほぼ無くなった
思考がまともになり、ネガティブ考えや、小さなことを気にしすぎたり、周りの目を気にしすぎたりすることも無くなった
衝撃的なこともわかった
病院通いのきっかけになった「たまに耳が聞こえない」症状は「睡眠不足、栄養不足」だったらしい
人はそれぞれ体質が違うので、私がそうだから他の人もそう、ということは何ひとつ無い
ただ、私が安易に薬に頼り、調べも疑いもせずにどんどん悪い方悪い方へ自分を導いていた結果、15年も不調だった
断薬してからの私は、この健康を維持するために日々よく食べよく眠り、運動をして、人と関わることを大切にしている
メキメキと健康になった今、出来ることが増えてとても楽しい
迷惑をかけてしまった人達や不調のときに起こった出来事を忘れてしまったこと等、なんやかんやあるんだけれど、せっかく元気になれたからには前を向いて楽しく生きたい
書きなぐりでまとまってないけど、不調から元気なったお話については、いったんここでお終わり