猫の点滴手順メモ
猫の点滴は、自宅で行うのが最適解だと思う。
猫にとって動物病院はとてもストレス。
もちろん、猫と飼い主の信頼関係にもよります。
今後、健康な猫でも血液検査の数値に少しでも出たら、病院通いでなく自宅点滴をするつもり。
血液検査の数値に出る時は腎臓が7〜8割くらい既に機能しなくなっているため、そこから動かないと対応が遅い。
ヒトと違って猫の腎臓は回復しない。
今回、数値に出てから半年、通院点滴程度だったけど、やはり猫のストレスがあり、点滴効果以上のマイナス効果となり、ほとんど点滴できなかった。
というか、点滴してくれない日もあった。凶暴すぎたので仕方ないけど、強くお願いするべきだった。
そんな猫と飼い主のストレスを避けるには、自宅点滴が最適解!!
今回、その手順メモを残す。
①点滴液を温めとく(20〜30分)
猫の体温は、38℃くらいなので、人肌より温めに。
湯たんぽを使うと、熱くなりすぎなくて良い感じ。
②開封時の場合、点滴セットを接続(5分くらい)
・点滴液の差し込み口を消毒する。
・点滴液を逆さにして、点滴液にプラスチックビン針を突き刺す。
・点滴液が落ちてくると同時に、コックを閉める。
・点滴液を吊るし、点滴筒を潰し、半分くらいエアを抜く。
・R型クリック、シリンジを接続する(コストを抑えた自然落下型の場合は無いらしいけど、正確な点滴量とならないため、俺はシリンジを使う)
③ここから毎回やる点滴作業
・クリック(緑トの字)は3方向に流れるため、シリンジのみに流れるよう向きを変える。
・コック(緑・白ローラー)を緩め、シリンジに点滴液を入れる。
・ホースの途中にエアを残さないよう傾けたりする。
・エアが入ると正しい点滴量がメモリから分からなくなるのと、ぷー🐈の体内にエアが入るリスクがある。
・翼状針を接続する。
・感染症を抑えるため、手の消毒はしっかりしておく。
・針は一度っきりの使い捨てなので、一度使ったものは必ず捨てる。
・シリンジを上向きにして、エアを抜く。
・クリックをシリンジから翼状針に流れる向きにする。
・針までの間にエアがなくなればok。
・エアが逆流しないよう、クリック(緑トの字)を閉じとく(斜めにする)。
・アルコール綿は刺す前と後で使うので切っておく。
・点滴の準備中、ぷー🐈は足元で待ってくれてるため、台に乗せる。
・肩甲骨の後ろ側である皮膚が伸びて掴める針をさせる場所を探る。
・皮膚をしっかりと消毒する。
・皮膚をアルコールで濡らす。
・アルコール蒸発時に殺菌効果があるため、数秒まつ。
・3本指でしっかり摘む
・皮膚に対し45°の角度で、翼状針を刺す。
・針を倒しすぎたり垂直にすると出血したり痛がったりする。
・皮膚を貫通していればokなので、皮膚厚めのぷー🐈でも、針先7割くらいで問題なかった。
※両手を使うため、ここの写真はありません。というか、手が3本ほしくなる。
・刺した後にクリック(緑トの字)をシリンジから翼状針に流れる向きに変える。
・最初ゆっくり、段々と早く注入していくと、ビクビクしにくい。
・常時ゆっくりは時間がかかるため、逆に猫のストレスとなる。
・注入しながら、撫でてあげると安心してるのか大人しい。
・まれに、圧で接続部が抜けるため、何度か増し締めする。
・50mlシリンジで100mlを入れるため、針を刺したまま、コックとクリックを操作して、シリンジに充填して、クリックを開けて注入を繰り返す。
・必要量を全て入れ終えたら、新しいアルコール綿で抑えながら、サッと針を抜く
・アルコール綿で抑えて止血する(〜1分)
・揉み揉みして、点滴液を分散させる。
・マッサージ的にやってるので、気持ちよさそう。
・翼状針の先端キャップをつける。
・使い回し防止のため結んでおく。
・頑張ったぷー🐈には、電子レンジ300wで温めたフードを🍚
なお、医療廃棄物になるため、針は家庭用ごみで捨てないこと🚯
動物病院に廃棄してもらいましょう。
点滴自体は、1回5分くらいです。
ぷー🐈の場合、腎臓の9割以上が機能していないため、これを12時間ごとに行います。
食べ終えた後は、俺の腕を枕にスヤスヤ🐱💤
点滴とこの撮影、全て一人でやっています。
動物病院では猛獣になるぷー🐈で3人くらいで抑える必要があるけど、自宅では協力的な良い子なので、とても楽チンです🤗
点滴中、ゴロゴロといってることもあります。
おかげで、ぷー🐈に元気が戻ってきました!!!
・キャットウォークに登った!
・ロフトかいだんに登った!
・らんまる🐱とケンカした!
めちゃくちゃ嬉しい限りです😭😭😭
がんばってるね、ぷー🐈
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