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火山島1

昔々、トカラ列島の真ん中に火山島という島がありました。そこにはいっぱい火山がありました。その半分が、ほとんど毎日噴火します。なので、じゆう民が苦しんでいました。そこの殿の所までうわさが届きました。

「ああまたか、これで1040回か。もういやだけど、いいたいさくを考えよう。」

ところが、薩摩国(今の鹿児島県)攻めて来て、いくさになり、もっと住民がくるしくなっていきました。いくさには勝てましたけれど、火山には負けていました。

2年経ちました。火山はもう噴火しませんでしたが、こんどは村があれはててしまいました。火山島にはお金があまり残っていません。ほとんどいくさの武器に使われてしまいました。なので、琉球王国(いまのおきなわけん)に仕えることになりました。

いろいろしました。いっしょうけんめいに田畑をたがやし、村も豊かにしました。ところが、42万円しかくれませんでした。持っていたお金と合わせて全部で62万円です。お城も町を回復できません。殿はなやんでいました。

「琉球王国は少ししかくれない。」

と思いました。離れているけれど摂津国(大阪府)にしよう。

「皆のもの、摂津国に出発するぞ」

その日、殿たちは出発しました。           作者:京(けい)


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