人魚になったレーナ (2)
レーナは、サンダーとその仲間たちと一緒に人魚の国、マーシーに行く事になりました。マーシーに行くには、様々な場所を通り抜けなければなりません。
「やっぱり、イルカのところに連れて行ったほうが良いよな。」と魚たちは話し合っていました。レーナは少し不思議に思いましたが、とりあえず、行ってみる事にしました。
みんなは、町につきました。奥に大きな扉がありました。サンダーは、その大きな扉の前で止まりました。そして、扉をたたきました。
「おーい、誰か開けてくれ!」すると、扉が開きました。魚たちは、中に入って行きました。中に入って少し進むと、大きな部屋に入りました。そこには、イルカがいました。
「ようこそ。イルカの海の案内所へ。」
「こんにちは。この人魚をマーシーへ連れて行ってくれますか?」とサンダーは言いました。そして、レーナのことを全て話しました。
イルカは、地図を取り出して、ある場所をさしました。
「ここがマーシーです。ここから、一週間ほどかかりますが、大丈夫ですか?」とたずねました。レーナは、少し考えてから、
「大丈夫だと思うわ」と言いました。そして、
「だれかが、私のことをよんでいるような気がするの」と言いました。
咲絵 作