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学習コンサルタントの学習指導の特徴

今回は、ぼくが家庭教師の授業をしているときに気をつけていることを投稿させて頂こうと思います。
家庭教師歴は10年目になりました。
その中で、気がついてきたこと、改善してきたこと、疑問に思ったことなどを今回も赤裸々に行きたいと思います。

この記事を書いていて気がついたことは、
ぼくが最も重要視していることは、「何のために勉強しているか」という本質的な部分だということでした。
もしかしたら従来の大多数の家庭教師がしているような授業ではないかもしれませんが、お付き合い頂けたら幸いです。

① 授業の時間で何をするかは、毎回生徒が決める。

従来の家庭教師との最も大きな違いとしては、「授業の時間を何に使うか」を生徒さん自身に決めさせています。
こちらから「今日はここをやろう」とか、「この教科をやった方がいいんじゃない?」などは極力言いません。

生徒さんがその授業の時間を使って何をするかを自分自身で決めることで、
●生徒さん自身に自分は何ができていて、どれができていないかを把握してもらい、生徒さんの学習に対する問題に生徒さん自身で気がついてもらう
●学校の宿題の提出期限を確認させ、自分で管理する癖を付けさせる
●その週の学校の授業での不明点の洗い出しする
という狙いがあります。

もちろん、雑に生徒さんに授業内容を投げているわけではありません。
明らかに方向性がおかしいものや、サボるためのような提案は却下します。

これからは、検索力が必須とされるようになります。
しかし、検索するには、今どのような問題があるかに気がついて、何を調べてらよいか頭の中を整理する必要があります。

毎回指示された内容だけをやる授業では、指示待ちの癖が付き、生徒さんが自分自身の頭で考えることをしなくなり、結果的に何もできない人になってしまいます。
それでは、勉強している意味がありません。
生徒さんが「自分で今何をすべきかを自主的に考える」という学校では経験しにくいことを個別指導では導入していくべきであると感じています。

② まずは学校の課題を確実に提出することから。

ぼくが勉強があまり得意でない生徒さんを担当したときに、一番初めに行うことは、学校の宿題をパーフェクトに提出させることです。
理由は簡単です。
内申点に直結するからです。
特に高校受験では、入試テストの点数よりも、内申点を重視する地域すらあるくらいです。

過去に担当した生徒さんの中には、「家庭教師をやっとているから、学校の授業は聞かなくても、後から復習できる」と考えていた方もいました。
学習において、学校の授業と宿題が土台になります。
週に1〜2回程度しかない家庭教師の授業では、その2つの補佐しかできません。

それ以降ぼくが担当した生徒さんには、まずは学校の授業と宿題の重要さを必ず伝えています。
学習を進めることにおいて、柱となるのは学校の授業と宿題です。
まずは、そこをしっかりとできるようになることが先決です。

③ 答えは教えない、途中で間違ってるも言わない。

これも①で記述した内容と重なりますが、答えは調べればいいんです。
そもそも学校で習う内容なんてものは、少しググれば解き方はすぐに見つけることができます。
YouTubeを使えば無料で動画の授業だって受けれます。
ましてや教科書や学校のワークには回答例が付いています。
ぼくがわざわざ答え合わせをする必要はありません。

また、隣にいることで、すぐに合っているor間違っているを言ってしまう家庭教師も多いです。
しかし、それをやってしまうと、その生徒さんは家庭教師に依存し始めます。

家庭教師に依存した生徒さんは、家庭教師の授業中は問題は解くことができます。
しかし、ひとりで取り組まなくてはならないテストでは、家庭教師の授業でできていた問題も、ひとりになるとできなくなってしまうことが多いです。

学習において、自己解決は大前提になります。
ましてや、勉強中の生徒さんに対して、途中で間違っているのに気がついたからといって、横から水を差して間違いを指摘することは絶対にしてはいけません。
正解なら正解、間違っているなら間違っていることを受け入れて、なぜ間違えたのかを自分で考えて、解決していく癖を養うことが最も重要です。

④ 宿題は原則なし、その週の学習計画を一緒に考える。

ぼくの学習コンサルタントの授業では、原則として宿題はなしの方針にしています。
なぜなら、昼間は生徒さんは学校にも行っていて、部活動もあり、しかも学校からの宿題もあります。
その上で、家庭教師まで宿題を出してしまったら、やることが増えすぎて、結果的に勉強が嫌になってしまうからです。

したがって、生徒さんには一度学校以外の宿題を設けた方がいいかの確認をとるようにしています。
大事なのは宿題を設けることではなく、その授業の時間でその週の学習計画を一緒に立てることです。

PDCAサイクルという言葉を聞いたことがある人もいらっしゃるとは思いますが、
ぼくの授業では、
そのPにあたる1週間の『Plan』を生徒さんと一緒に考え、
1週間そのPlanに沿って『Do』してもらい、
来週の授業では、僕と一緒にどのくらいできて、どのくらいできなかったかを『Check』をして、『Action』に繋げる。
ということを繰り返しています。

勉強におけるこのPDCAサイクルを継続していくことが、学力UPに必要なプロセスであると感じています。

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