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【山形】出羽三山参り、山形県の神社、寺院 ①2017年 月山登拝

この時、月山登拝は、
すでに数回、している。
ただ、おもだった写真を撮影して
きませんでした。
それは、神社主催の登拝であったので、
遠慮していました。

主人のご先祖さまには、
羽黒山山伏がいたことは、その間に
わかりました。


2017年7月下旬、
単独で登拝することにしました。

仙台を前日、午後22時過ぎに発ち、
月山八合目駐車場に着いたのは、
翌日、午前2時過ぎでした。
軽自動車でしたので、
鶴岡インターまで行き、
24時間のガソリンスタンドで給油します。また、月山の山道は、
ほぼ、電灯はないので、
野生動物との衝突を避け、
ゆっくり走りました。

写真は、八合目駐車場から、
眼下に見える、庄内平野。


白々と明ける。山影は、鳥海山。

まるで、黒龍のように、
一片の層積雲が、月山を昇る。

さあ、登ろう!
月山八合目駐車場には、
ちゃんとした水洗トイレも完備。
ありがたいことです。

この看板を境に、左右に分かれます。
右は、登山道入り口へ。
わたしは左に行きます。
それは、中之宮が鎮座していますので、
必ず、無事を祈願して
登山道入り口に行くようにしています。

午前4時半

夏場、山形の下界は、日中30度でも、
ここ八合目駐車場は、16度です。

速い人なら、
2時間半で山頂に到達ですが、
わたしはいつも、写真撮影もあり、
ぶらぶら登りです。
7月下旬の月山は、山のお花畑です。

八合目駐車場から、すぐ上は、
弥陀ヶ原湿地です。
池塘です。

午前4時40分ごろ

月山八合目の中之宮の御田原神社で、
須佐之男命の妻である奇稲田姫神を祀る。
稲田の守護神として
五穀豊穣・縁結びの神として
信仰されています。

月山は、卯年ご縁年です。

あの山が、山頂ではありません。
2つの山を越して、ようやく山頂です。

九合目 仏生池小屋です。


月山の山道は、ガレ場です。
よそ見できないほど、岩、石の連続です。

小屋名の由来は、
小屋の前にある池に因んでいます。
「佛水池(ぶっすいいけ)」
「毒池(ぶすいけ)」と呼んだ時代も
ありましたが、
現在は「佛生池(ぶっしょういけ)」。

出羽三山に来山した参拝者は、
宿坊で精進潔斎をし
羽黒山で現世の穢れを落とすと、
白装束で月山を目指します。
弥陀ヶ原を越え、
佛生池にたどり着くと
参拝者は池で死に水をとり、
真の仏(魂)となるのです。
仏として月山本宮をお参りした後、
仙人沢の湯殿山本宮を目指します。
湯殿山本宮の産湯をもらうことにより
新しい生命(神)として
地元へ戻っていくのです

池の中にはかつて
阿弥陀如来像が祀られていましたが、
現在は参道側に祀られています。

小屋前の祠には真名井神社があり、
食物・穀物を司る女神「豊受姫」
祀られています。
佛生池に真名井神社を置くことにより、
ここから先を神の領域とした
意図が伺えます。

見えますか!あの坂です。行者返し

役行者が山頂を目指した時に、
蜂子皇子に使える除魔童子に
修行の未熟を悟らされ、
羽黒山に返されたとの伝説がある
場所です。

この行者返しの途中に鎮座する、
来名戸神社。古より牛馬守護の神、
豊穣の神としてはもとより、
禊、魔除け、厄除け、
道中安全の神として信仰されている。
日本の民間信仰において、
疫病・災害などをもたらす
悪神・悪霊が聚落に入るのを
防ぐとされる神です。

中には、役行者さまの像があります。

モックラ坂

湯殿山の月光坂と、三角山は品倉山

馬の背

この年は、
山頂付近の残雪が多かったので、
残雪の上を歩きました。

月山神社 月読命(月山権現)
阿弥陀如来

八紘一宇

ご先祖様へのお塔婆も
お供えしましたし、安心いたしました。

さて、行者返しを下りましょう。

仏生池小屋が見えてきました!

だいぶ下りてきました。
中之宮が見えてきました。

鳥海山

すごいでしょう!このガレ場!
ずーっと、このガレ場を歩くのです。

無事下山を感謝申し上げました。

2013年の時でした。

わたしは帰り道、ここで、
前のめりに転びました。
そして、持っていた金剛杖を折ります。
それからすぐ、主人が、
直腸がんの宣告を受けるのです。
だから、あの転びと、杖が折れた事。
お知らせだったのです。
翌年も登って、
手術がうまくいったこと、
転移がなかったこと、
御礼参りいたしました。

鳥海山の山頂は隠れていましたね。
眼下は、最上川。

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