鬼門、太歳神さま 桃と虎
後漢の時代、
王充 『論衡(ろんこう)』訂鬼篇にひく
「山海経」に見られる。
「山海経」によれば、
滄海(東海)のなかに
度朔山(どさくさん)があり、
山上には大桃木がある。
三千里にもわたって曲がりくねり、
枝の間の東北方を鬼門といい、
そこは 萬鬼(ばんき)が出入りするところ
となっている。
山上には 二神人がいて(中略)、
萬鬼をみはっていた。
悪害をもたらす鬼は 葦の縄で縛ってとらえ、
虎の餌食とした。
そこで黄帝は 礼をつくり、
時をみはからって、
桃の木でつくった 大きな人形を門に立て、
門戸に 二神人と虎を描いた絵を祀り、
葦の縄をかけて 凶魅(きょうみ)を防いだ。
(ただし、現存する「山海経」には
この記述はない)
中国では、年末年始は
一年の変わり目の時期であり、
冬から春に転じる時で変化が大きく、
疫鬼(えきき)が民に
病や災禍をもたらすとされた。
そこで疫鬼を駆逐し、古い年を送り、
新たな年、春の陽気、吉福を内に迎えた
(「後漢書」礼儀志中に記載)。
この歳事が日本に伝播し、
次第に正月から
立春前の節分の行事となったが、
元々は旧暦の年越しの頃に厄払いとして
行われた行事である。
陰陽道の最盛期といわれる
平安時代中期頃から、
病気や疾病、地震、火災、天災など、
そのすべてを神の祟りが
起こすものと考えられ、
祟りを起こす神の存在を
鬼に例えて恐れたことが大きな理由とされる。
鎌倉時代前期に著された「陰陽道旧記抄」に
「竈、門、井、厠、者家神也云々」とあり、
竈、門、井戸、厠など、
病気に直結する場所を神格化させ、
諸々の宅神から祟りをうけぬよう
祭祀を行っていた歴史があり、
鬼の門と名の付く北東方位を
他の方位方角より恐れる方位になった。
十二支で鬼門(丑寅)とは
反対の方角が未申であることから、
猿の像を鬼門避けとして祀ったり、
京都御所の北東角の軒下に
木彫りの猿が鎮座し、
築地塀がそこだけ凹んでおり、
「猿ヶ辻」と称されてきた。
●平城京では
鬼門の方向に東大寺
(創建年8世紀前半)が、
裏鬼門の方向に植槻八幡宮
●平安京では
大内裏から鬼門の方向に比叡山延暦寺が、
裏鬼門の方向に石清水八幡宮
表鬼門の方向には吉田神社があり、
これとは別に
赤山禅院は表鬼門で信仰を集めた
●鎌倉では
幕府から鬼門の方向に荏柄天神社が、
裏鬼門の方角に夷堂
●江戸では
江戸城から鬼門の方向に東叡山寛永寺が、
裏鬼門の方向に三縁山広度院増上寺
神仏習合が大きく影響しており、
●伊勢神宮
丑寅(北東)に位置する
金剛證寺(こんごうしょうじ)
創建年(伝)6世紀 が
「伊勢神宮の鬼門を守る寺」として
伊勢信仰と結びつき、
「伊勢へ参らば朝熊をかけよ、
朝熊かけねば片参り」とされ、
伊勢・志摩最大の寺となった。
虚空蔵菩薩の眷属、
雨宝童子が祀られており、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%A8%E5%AE%9D%E7%AB%A5%E5%AD%90
当時は天照大御神の化現と考えられたため、
伊勢皇大神宮の奥の院とされた
仏事に用いられる樒(しきみ)ではなく、
神事に使われる榊(さかき)が供えられる、
全国でも珍しい寺である。
伊勢神宮を代表するように
すべて神仏習合時代に後付けで言われた、
つくられたものである
と、ウィキペディアにあります
鬼門に桃の木を植え
虎が暴れぬよう、
虎の首に縄をかけてた絵を置くことによって
北東の門から
鬼が出て来ぬようにしたということ
なんですね
台湾をはじめとする中華圏では
旧暦7月は「鬼月」と呼ばれています
鬼月とは
「死者の霊(鬼)が霊界から
人間界に戻ってくる一か月間」
この期間は鬼門が開き、
自分のご先祖の霊や悪い霊が
戻ってくる期間だそうです
旧暦7月1日(今年は8月19日)には
「開鬼門」と言われ、鬼門が開き、
旧暦7月29日(今年は9月16日)には
「關鬼門」で鬼門が閉ざされる
特に旧暦の7月15日「中元節」は
「鬼門」が大きく開かれる日とされている
鬼門も閉じた
旧暦8月1日の供養儀式
この世に未練があって、
鬼門が閉じたあとも
あの世に帰りそびれてしまった霊たちに、
最後の食事を楽しんだら、
ちゃんとあの世に帰るよう促すのが
目的だという
桜井識子さんが
台湾に行かれて「太歳殿」で写された
写真があります
桜井さんと、わたしは同じ、
壬寅ですので
その神様の写真があります
台湾の龍羽ワタナベ先生が
グッズを販売されています
「桃の木」です
御守桃は、販売終了。また、来年
今回、桃の枝は、
手に入れることができませんでした。
三月三日に、
桃の枝で、刀をつくり、それを持っていると、
邪気祓いになると、
きりんさんが教えてくださいました。
まだ、旧暦三月三日がある。
4月3日。
その時まで、桃の枝を用意しておこう!