トレードの疑問:適当にエントリーしても、あまり負けないのでは?
FX初心者なら一度は考えたことがあるかもしれません。「適当にエントリーしても、案外勝てるんじゃないの?」という疑問。デモトレードなどでは、適当なエントリーで意外に勝ってしまった経験をした人も多いと思います。
もちろん、理論上は勝率50%から、スプレッドの影響を受けて、チョイ負けとなることが予想されますが、実際にどうなるのかは試してみないと分からないものです。
さらに言うと、テクニカル分析や様々なインディケーターを入れて、考えに考え抜いたトレードでも負けている人が多いわけですから、いろいろ考えてエントリーするよりもランダムエントリーのほうが負けないかもしれないなどと、考えてしまうわけです。
もし本当にそうだとしたら、テクニカル分析やインディケーターの意味を根本から考え直さなければならないかもしれません。これはかなり重大なテーマとなってしまいます。
そこで、完全ランダムなエントリーでトレードしたらどうなるのか、検証実験を計画しています。
勝率はどうなる?ランダムエントリーの実験を計画中
実験では、ワンクリックFXトレーニングを活用して、以下の条件で検証を行う予定です:
エントリー条件: 適当に矢印を表示するシグナルツールを作って、完全にランダムなエントリーを行います。
決済条件:
決済指値(TP)を10pips固定
逆指値(SL)を10pips固定
検証期間: 仮想的な1週間分のデータ、または100回のエントリーを実行。
予想では、スプレッドの影響を考慮すると勝率は50%を下回り、おそらく45%程度になると考えています。ただし、トレンド相場や特定の時間帯では勝率に偏りが出る可能性もあるため、その点も観察していきます。
工夫を加えるとどうなる?
単にランダムでエントリーするだけでは、期待した内容にしかならないと思われますので、いくつかの工夫も試してみようと思います。
1. ライン設定
トレンドラインやサポートライン、レジスタンスラインを引き、エントリーするタイミングがそれらの近くにある場合のみエントリーするような条件を加える予定です。これにより、ランダムなエントリーであっても相場の重要ポイントを意識した結果になる可能性があります。
2. トレーリングストップ
利益が一定の値(例えば10pips)に達した場合、ストップを自動的に引き上げるトレーリングストップを導入します。これにより、思いがけないトレンドの波に乗った場合、利益を最大化できるかもしれません。
3. ストラテジック・クローズ
TP/SLラインでのアクションを部分決済にしたり、トレーリングストップをONにしてみたり、TP/SLラインをリセットするなど、方法は様々に考えられます。これだけで結果が大きく変わったら、それこそ大事です。
勝率だけがすべてではない
この実験を通じて得られる結果は、単なる勝率だけではありません。適当なエントリーと計画的なトレードの差を考える良いきっかけとなるはずです。また、初心者トレーダーが陥りやすい心理的な罠(感情的な判断、ルールを守れない焦りなど)と、ランダムなエントリーの比較も興味深いテーマになるでしょう。
もし、適当にエントリーしたほうが実際のトレードよりもマシな結果になったら、それは何を意味するのでしょうか?テクニカル分析の意味自体が問われる可能性もあります。トレーダーとしての基本的なスキルや戦略の重要性を改めて考えるきっかけになるかもしれません。
次回に向けて
この実験の結果については、改めて別の記事で詳しくお伝えする予定です。具体的なデータやグラフを使い、ランダムエントリーが相場にどう影響を受けるのかを解説します。さらに、工夫を加えた場合の勝率や損益の変化についても掘り下げる予定です。
ワンクリックFXトレーニングを使えば、あなた自身で同じような実験を行うことも可能です。ぜひツールを使って、自分の手で結果を確かめてみてください。そして、思いがけない発見があれば、記事として共有してみるのも面白いかもしれません。
気になる方は、ぜひフォローしてお待ちください!「ランダムエントリーが意外と勝てる?」それとも「やっぱり計画が大事?」その答えを次回お届けします。
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