通学失敗 完
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続きです。
C市に行ってしまいテンパるも
明らかに方面が違うことにさすがに気づいた。
確かC市から登校してる人いたよな、と思い出し、
ここからでも学校に辿り着けることを確信。
というより、
来れたならいける、と謎の自信。
車の中から、視線を感じ気まずくなったので、
目立つ原因のブレザーをリュックに入れ、
来た道を引き返す。
バイバイC市!
ここで、標識発見!
A市・B市方面25キロ
25キロ????
25キロ!!!!
25キロ!?!?
25キロも漕いできてしまった。チャリで。
ホントのとこはわかんないけどね。
何とかするしかない、自己責任だし精神で、
漕ぎ続けると、パチンコ屋を発見。
いつもバス乗ってる時にパチンコ屋の横を通り過ぎるな〜(想起)、このロゴだったよな〜(想起)、遅刻はとっくにしてるしな〜、行くしかないかぁ〜
学校の近くであってくれ、と思いながらそこに行く。
うん、どこここ?
全然違った。
たしかに、25キロも進んでない。明らかに。
とにかく、A市・B市方面へ進む。
懐かしく感じる工事現場のおじさんが、
川沿いに行けば行けるよ的なことを言っていたのを思い出す。
川が近くにあった。これの横をずっと歩いて行く。(事故るの怖いなで、自転車を押す)
高速道路の近くに来た。
いつもバスで高速道路見るなぁ(想起)
高速道路が伸びる方向に進むことにした。
いつの間にか、高速道路は見えなくなり、
住宅街に辿り着いた。
停まっている車のナンバーは、B市。
これだけで、安心できる。
犬の散歩をしている人に、
生徒手帳の住所を見せながら、ここに行きたいと言う。
ご丁寧に、まず目指すところを教えてくれた。
その教え通りに、道を進んでいく。
意外とすんなりと、目標地点につけた。
電柱に書いている住所が、学校に近づいていた。
バス停で待っているおばさまに同じように聞く。
「〇〇高校行きたいの?」
「そうなんです。」
「あっちの方向よ。あっちよ、あっち!」
「あっちですね。」
「ごめんね、バス来ちゃったぁ」
「ありがとうございます!」
「あそこの店の人詳しいから、聞くと良いわよ」
「ありがとうございます!」
方向はわかった。
RPGのごとく、近くのお店の人に聞く。
なんか、ゆっくり噛み砕きながら教えてくれた。
こういう先生がいたらいい。
「あっちの方でね(復習)、
こうゆう道があるから(new)
あっちの方に行くんだよ(定着)」
ほんとはメモとった方がいいけど、ペンを出すのが面倒。こうゆうのがいけないところ。
教えてもらった道の通りに進んでいくと
学校のジャージを着た集団を発見。
安心感えぐい。
うちの学校は、テニスコートに行くために少し歩かなければならない。
その集団についていく。
学校到着!!!!
なんとか、到着できた。
もうすぐ2限目が終わりそうなので、
チャイムがなるのを待つ。
ゆっくりと階段を上り、チャイムを聞き届けて、
入室。
私「おざますぅ〜」
2限目担当教師「入室許可証もらった??」
入室許可証?????
おわり。