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情緒のある日記を書きたい④

2021/9/27

夏が終わる。たまに思い出したかのように暑い日もあるけど、最近ではシャツ1枚では肌寒さを感じる日も増えてきた。私は秋が好きだ。勝手なイメージだが、春は「をかし」・秋は「あはれ」と思っている。秋の「あはれ」な趣の良さが私は好きだ。

家を出て街を歩けば、まだ半袖の人が多いがたまに長袖の人を見かける。買う言う私は長袖の上着を着ている。温度変化に弱すぎる体質で特に体が急に冷え込むと腹痛で動けなくなってしまう私にとって、ちょっと暑苦しいくらいがちょうどいいのだ。

この季節の夕方以降の時間が取っても好きだ。夏ほどは早く下りない夜の帳。夕日が街に差し込み、温度は一段落ちる。風が吹けば、肌を優しく涼しくしてくれる。秋が好きな理由はこの気候のおかげだと思う。
夜は夜でいい。湿気がなくなり、街灯で照らされた道をさわやかな風がなでる。

秋の良さはたくさんある。食欲の秋・芸術の秋・スポーツの秋なんて、なんでもかんでもとりあえず秋をつける傾向があるが、どれをとっても私はとても好きだ。なかでも一番好きなのは、芸術の秋! に分類していいのかわからないが紅葉狩りが好きだ。もう一部では紅葉は始まっているのだろうか?

私は紅葉をする木の葉っぱの形が好きだ。銀杏のあの扇形に切れ込みが入った造形に、黄色に染まる葉っぱ。楓の5つに分かれた星形のような赤い葉っぱ。なぜそん美しい彩になるのだろうか? そこに常緑樹の緑が加わるのだから、本当に綺麗だと思う。

私は秋のちょっぴり寂しい感じが好きだ。夏という活気のある季節を終えて、冬に向けてあったはずの活気はひっそりと鳴りを潜めていく。

もしも可能ならば、この情勢が早く終わったのなら、少し遠くの山に行こう。そして、紅葉を見たい。「あはれ」な趣を感じたい。

写真:はすの花は見納めですね

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