【PHI】 私の心が死にました。 - Brandon Marsh, David Robertsonを獲得した話
いつもお世話になっております、フィリーズ担当のペンでございます。
トレードデッドラインにあたる本日8/2にフィリーズは3件のトレードを成立させ、その結果私の心は死にました。
このnoteでは、その3件のトレードのうち先にトレードがまとまったBrandon MarshとDavid Robertsonについてまとめます。
口からは愚痴しか出てきませんが、noteは愚痴少なめに書いて行こうと思います。
それでは、noteスタートです。
1.エンゼルスからBrandon Marshを獲得
エンゼルスから数年前までトッププロスペクトの評価を得ていた外野手のMarshを獲得。対価として全体トッププロスペクト100位以内の評価を得ている捕手のLogan O'Hoppe(タイトル画像)を放出しています。
トレードのポイント
フィリーズのフロントとしては、外野の守備強化のために短期間のレンタルとなるベテラン選手ではなく若手の有力な外野手を獲得したかったのでしょう。
そのためにトッププロスペクトではあるがJ.T. Realmutoとポジションが被っていたO'Hoppeを対価として放出し、メジャーデビュー前までトッププロスペクトの評価をされておりまだメジャー2年目で24歳と若いMarshを獲得した。
ベースボール部門のトップであるDave Dombrowskiが「レンタルプレイヤーにトッププロスペクトは出さない」といった趣旨のコメントを残していたのでその意味が分かるトレードになったと思います。
懸念点
Baseball Savantの指標を見ても分かる通りMarshの外野守備はフィリーズにかなりのプラスをもたらしてくれることは間違いないでしょう。
しかし、現状メジャーリーグレベルで打撃が通用しているとはお世辞にも言えません。特に空振りと三振が多いのが気になります。これではちょっと数字の良いMickey Moniakです。
Marshの打撃をメジャーリーグで通用するレベルに育成できるかがこのトレードが成功するかの鍵になります。
2.カブスからDavid Robertsonを獲得
以前のフィリーズ在籍時(2019-20年)にはトミー・ジョン手術のためほぼ登板機会がなかったブルペン右腕のDavid Robertsonをカブスから獲得。
対価として今期故障から復帰し一気に評価を上昇させていた先発プロスペクトのBen Brownを放出しています。
Robertsonもフィリーズで活躍できなかったことに忸怩たる思いがあるのか早速「2回目のチャンスに興奮している」とツイートしています。
トレードのポイント
今年のRobertsonは件のトミー・ジョン手術から完全復活を果たしておりブルペン投手として支配的な投球を見せています。
フィリーズとしてはSeranthony DominguezとConnor Brogdonクラスの投球をしてくれるブルペン投手をもう1人加えたかったでしょうからピンポイントな補強になっていると思います。
そして、私の心は死にました。(まとめ)
私の一推しプロスペクトであるO'Hoppeがトレードされてしまいました。
それも大物の獲得の対価として使うのなら理解できます。
しかし、トレード相手で獲得したのはメジャーリーグレベルでの打撃に苦しんでいるMarshです。
正直このトレードでO'Hoppeを出すくらいなら、Marshじゃないレンタルレベルのベテランの外野手で良かったのではないかと思ってしまいます。
Robertsonの対価となったBrownも評価を急上昇させていた先発のプロスペクトであったため、レンタルのブルペン投手獲得に使用するには正直もったいないと考えています。
正直プロスペクトを大盤振る舞いしたと思っていますし、その大盤振る舞いの対象となったプロスペクトが私の一推しプロスペクトであったため私の心は死にました。…結局感情的になってしまいました。
とりあえず、こんなトレードしたんだからワールドチャンピオンになってください。
という感じで、今回のnoteは以上になります。
タイトル画像:https://www.mlb.com/news/phillies-prospect-logan-o-hoppe-stays-hot-at-the-plate