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【PHI】フィリーズの2022年レギュラーシーズンを振り返る
お世話になっております、フィリーズ担当のペンでございます。
あと数時間でメジャーリーグのポストシーズンが始まりますがその前にフィリーズの2022年のレギュラーシーズンを振り返りをしたいと思います。
今回は今シーズンの良かった点・悪かった点をそれぞれまとめる形とします。
それでは、noteスタートです。
良かった点
まずは今シーズンのフィリーズの良かった点を5つ挙げていきたいと思います。
1.Rob Thomsonの素晴らしいマネージメント
Joe Girardiが解任されたことに伴い6/3より暫定監督のポジションに昇格したRob Thomson。
Girardi指揮下で22勝29敗 借金7と低迷していたチームを建て直しThomson昇格以降は65勝46敗 貯金19を記録。
ワイルドカード進出の大きな要因となりました。
Thomsonの長所は多くの選手たちから挙げられているコミュケーション能力の高さ、そして選手起用の柔軟性にあります。
特にブルペンは昇格してすぐにCorey Knebelからクローザー のポジションを剥奪、Seranthony Dominguezを中心とした相手打者とのマッチアップを考慮した起用法に変更。この起用法の変更がフィリーズの巻き返しの重要なポイントになったことは間違いありません。
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2.Day Careを中心とした若手選手や控え選手の活躍
Thomsonの昇格後から積極的に起用されるようになった若手野手陣を総称して「Day Care」という愛称が広まりました。
メンバーはAlec Bohm, Bryson Stott, Matt Vierling, Nick Maton, Mickey Moniak Brandon Marshの5名。
みなシーズンの成績が抜群に優れているわけではありませんが、シーズン中に確かな成長を見せフィリーズの巻き返しの一翼を担ったことは間違いありません。
また、控え捕手として最高の活躍を見せたGarrett Stubbs、Bryce Harper離脱時の穴を埋めた大砲Darick Hall、トレードデッドラインで獲得後攻守両面で素晴らしい活躍を見せたEdmundo Sosa、9月昇格後5割の出塁率を記録したDalton Guthrieと多くの選手が想定以上の活躍を見せました。
この控えレベルの野手層の充実は来年以降のチーム編成という意味でも大変嬉しいサプライズになったのではないでしょうか。
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Moniak? Kingery?? 知らない人たちですね
3.ブルペンの充実と発掘
昨年はHector Neris他数名の投手以外ほぼ戦力とならなかったブルペン陣。
今年はDominguezが長い故障から復活しブルペンの中心となる活躍を披露したのを筆頭に、チェンジアップとカッターの比率を増やし覚醒したConnor Brogdon、カッターを中心とした投球にモデルチェンジし後半戦リーグトップクラスの活躍を見せたJose Alvarado、スライダーを武器に三振の山を築いたAndrew Bellattiとブルペンが充実。
Thomsonの柔軟なブルペン起用もあり、今までの終盤に試合をひっくり返されることが多かったブルペン陣が大幅に改善されました。
また、すべて成功したわけではありませんが他チームのAAAに眠っている投手を積極的に獲得しにいく動きを見せていたのも見逃せません。このような動きの中から来年もBellattiやNick Nelsonのような戦力が出てくることを期待しましょう。
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4.Ranger SuárezとBailey Falter
昨年奇跡的な活躍を披露したRanger Suárez。今年は流石に昨年ほどの活躍とはいきませんでしたが1年間ローテーションで投げられる実力があることを証明してくれました。
また、昨年からAAAでは無敵の投球を披露していたBailey Falterも後半戦11試合の先発で6勝2敗 防御率3.38とようやくメジャーのローテーションに定着。
このオフにZach EflinとKyle GibsonのFAが控えていた状況でシーズン中に若手2人でその穴を埋められることを示したのは今後の数年を考えても大変大きなポイントとなることでしょう。
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5.Andrew Painterを筆頭とした投手プロスペクトの飛躍
今年はMinor League Pitcher of the yearを受賞したAndrew Painterを筆頭にMick Abel, Griff McGarry, Andrew Bakerといった過去2年にドラフト指名した投手プロスペクトたちが一気に飛躍した1年でした。
彼ら4人に加え今年Futures Gameに出場したErik Miller、高い奪三振率を誇るFrancisco Moralesなど来年メジャーレベルで戦力になりそうな投手プロスペクトが充実したのは大変大きなポイントと言えるでしょう。
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悪かった点
次に今シーズンのフィリーズの悪かった点を挙げていきます。
1.Nick Castellanosの不振
オフに5年1億ドルの大型契約を結んだNick Castellnosが大不振に苦しみました。
昨年はレッズで.309 34HR OPS.938の成績を残しオールスターに選出されたスラッガーも今年は.263 13HR OPS.694と低迷。昨年より打者が数字を残しにくい環境だったとはいえ流石に下落しすぎです。
7月終わりにはアホな質問をCastellanosに仕掛けたCBSの番記者Jim Salisburyとロッカーで揉める一幕もありました。正直この件に関してはSalisburyが100%悪いです。
Things got a bit contentious in the #Phillies clubhouse tonight during and after Nick Castellanos' media availability and our @6abc cameras were there. Thoughts on this exchange? pic.twitter.com/DcqmbIpz2e
— Jamie Apody (@JamieApody) July 24, 2022
本人の弁によると「移籍1年目は環境が変わり結果を残しにくい状況になる」とのこと。
実際、レッズ移籍1年目の2020年も短縮シーズンとはいえ成績を落としていました。
今年のことはもう過ぎたことですので、本人の発言にあるようにフィラデルフィアの環境にも慣れたであろう来年こそはHarperの援護砲として誰もが納得する活躍をしてもらいたいところです。
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2.ブルペン陣のFA補強の失敗
上のCastellanosはまだ契約が4年あるので来年以降の復活も期待できますが、確実に補強失敗と言えるのが合計2,200万ドルかけて獲得したKnebel, Brad Hand, Jeurys Familiaのベテランブルペン3名。
特にKnebelはシーズン途中にクローザー職を剥奪された上に8月半ばにケガでシーズン終了、Familiaは防御率6点台とボロボロな内容でトレードデッドライン終了直後に解雇と散々な内容となりました。
ベテランブルペン陣が散々な結果に終わった一方で、31歳のオールドルーキーBellattiが活躍したのを考えると単純に球威が落ちて成績も下降気味のベテラン投手には手を出さない方がいいということなのでしょう。
上でも書いたようにフィリーズも徐々に埋もれた投手を発掘するようなチームに変わっていきそうなので、今年のオフはよりスマートでお金をかけない補強が見たいですね。
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3.Logan O'Hoppeの放出と伸びない野手プロスペクトたち
投手のプロスペクトたちとは逆に野手のプロスペクトはまったく芽が出てきていません。
開幕時点でチームNo.1プロスペクトだったStottはしっかりフィリーズのレギュラーの座を掴みましたが、それより下の世代の野手のプロスペクトに結果を残している選手が皆無の状況となっています。
そんな中唯一野手プロスペクトで素晴らしい結果を残していたのがLogan O'Hoppeでした…ただ、そんな私の一推しプロスペクトだったO'Hoppeがトレードデッドラインでエンゼルスに移籍してしまったわけです。
フィリーズのフロントの考えていることは分かります、とても分かります。それでもやっぱりあのトレードはなかったですね。
交換でフィリーズに移籍してきたMarshには毎年25HR OPS.850くらいは安定して記録できるセンターになって欲しいものです。
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そこそこまぁまぁな点
最後にもう一点だけ。
1.守備
去年よりはマシになったでしょ。以上。
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ポストシーズンが始まるよ!!
今回は2022年のフィリーズのレギュラーシーズンについて振り返ってみました。
そして、数時間後には11年ぶりのフィリーズのポストシーズンが始まります。
最初の相手は11年前のディビジョンシリーズで敗れたカーディナルスという巡り合わせ。
ぜひカーディナルスを倒して11年前の雪辱を果たしてもらいたいですね。
それでは、また次回のnoteで。
追伸
画像の引用元については後ほどまとめて追記します。