【PHI】 フィリーズが通算10,000敗を達成した日とその歴史的試合を見に行った日本人の話 【読み物】
いつもお世話になっております、現実逃避中のフィリーズ担当ペンでございます。
いやぁ、最近のフィリーズの試合は面白い試合の連発で大変素晴らしいですね。
えっ、勝敗?なんですか、それは??
ということで、前回は現実逃避としてプロスペクトの特集のnoteを書きましたが、今回は昔話の読み物で現実を逃避していきたいと思います。
それでは、noteスタートです。
■ 今回のnote執筆のキッカケ
現地時間の一昨日5/29のメッツ戦でフィリーズはメジャーリーグ史上初めてとなる100,000失点を達成しました。(拍手!!)
MLBの洞窟(@mlbcave)さんもtwitterでこの話題を取り上げていらっしゃいましたね。(このツイートで100,000失点について知りました)
ちなみにフィリーズは多くのメジャーリーグのワースト記録を持っているチームです。
タイトルからも分かる通り、通算10,000敗にメジャーリーグで初めて到達したチームもフィリーズになります。
メジャーリーグ黎明期、特に1920年代から40年代のフィリーズは30
年間もずっと最下位近辺で低迷していたチームでしたので、メジャーリーグの通算のワースト記録の多くをフィリーズが持っているのはある意味当然の話でもあります。
ちなみにフィリーズはオリジナルのメジャーリーグ16チームの中でワールドチャンピオンになるのが1番遅かったチーム(1980年)だったりもします。
今回は通算100,000失点を祝う意味でも、フィリーズがメジャーリーグ初の通算10,000敗を達成した日とその通算10,000敗を日本からわざわざ見に行った酔狂な日本人についてnoteに書いてみようと思います。
■ フィリーズの通算10,000敗を見に行った酔狂な日本人は野球殿堂入りの大物作家
フィリーズの通算10,000敗をわざわざ日本から見に行った酔狂な日本人は昨年野球殿堂入りを果たしたノンフィクション作家の佐山和夫氏です。
佐山氏はこのフィラデルフィアでの珍道中の模様を「大リーグ・フィリーズ10,000敗―“友愛の町”球団が負けても負けても愛されるわけ」という著書でまとめていますので、興味のある方はぜひ中古本等で購入してみては如何でしょうか。(Amazonだと新品はないようです)
■ フィリーズ通算10,000敗達成の歴史的試合
それでは、次はフィリーズが通算10,000敗を達成した歴史的な試合について触れていきたいと思います。
時は2007年7月15日、地元フィラデルフィアで行われた対カーディナルス戦がその歴史的な1戦となりました。
ちなみにこの年はフィリーズが1993年以来14年ぶりの地区優勝を果たした年でもあります。
つまり、通算10,000敗に到達した年に地区優勝したということは、通算100,000失点に到達した今年も地区優勝できるってことですね………
話戻しますね。
試合は対戦相手のカーディナルスに15安打 6HRとボロボロに打たれ10-2で敗戦しています。
相手のカーディナルスのオーダーを見てみるとバッテリーがAdam WainwrightとYadier Molina、3番 Albert Pujols???あれっ、今のカーディナルスにも3人ともいますね。
しかし、4番は2019年に癌でお亡くなりになったChris Duncanであったり、5番はかつてMike Schmidt 2世と言われフィリーズの未来を担うと期待されたScott Rolenだったり、あの田口壮が途中出場していたりと流石に上の3人以外を見てみると時間を感じます。
対してこのカーディナルスの面々にボロボロに打たれ敗戦した投手はAdam Eaton(ホワイトソックス等で活躍した外野手ではありません)。
この2007年は30試合に先発し防御率 6.29と壊滅的な成績を残しながらもなんと10勝10敗で2桁勝利しかも勝率5割とこちらはこちらで記録的な成績を残しており、ある意味歴史的な通算10,000敗という試合を飾るには相応しかった投手だったのかもしれません。
■ 終わりに
今回は余談程度にフィリーズがメジャーリーグ史上初の通算10,000敗に到達した試合について書いてみました。
興味を持たれた方はぜひ佐山氏のご著書も手に入れて読んでいただければと思います。
2007年か…あの頃は良かったなー。
私はもうちょっとこの空間で現実逃避していきます。
それでは、またのご機会に…
次のnoteは心をボキボキに折りながら5月の振り返りnoteを執筆します。