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【PHI】 Andrew Painterが10代でMLBデビューするかもしれない話 【プロスペクト】
いつもお世話になっております、フィリーズ担当のペンでございます。
本日現地時間8/14に2000年のドラ1 Mick Abelと2001年のドラ1 Andrew PainterのAAへの昇格が発表されました。
The Phillies are promoting their two top prospects, Andrew Painter and Mick Abel, to Double-A Reading. Painter is 19 and Abel turns 21 this week. These are aggressive moves, but the Phillies see them as ready for the challenge: https://t.co/3xhfcumvdC
— Matt Gelb (@MattGelb) August 14, 2022
Painterはドラフトから1年ほどでAAまでスピード昇格を果たしたことになります。
今回のnoteではPainterが10代のうちにMLBデビューするかについてまとめたいと思います。
それでは、noteスタートです。
■ Andrew Painterの支配的な投球
今年初の本格的なシーズンを経験しているPainterはマイナーリーグで支配的な投球を披露しています。
A, A+で合計17試合に先発 75.1イニングを投げて 防御率 1.19 118奪三振の成績を記録。
特に直近の3試合では20イニングを投げて失点0と完璧な投球を見せています。
Andrew Painter goes the distance!
— MLB Pipeline (@MLBPipeline) August 7, 2022
The top-ranked @Phillies prospect strikes out 11 in a 7-inning complete game for the @BlueClaws. pic.twitter.com/HJJ5s7uZG3
■ 来年のローテとDave Dombrowskiの発言
Painterは2003年4月10日生まれ、来年の開幕時にはまだ19歳です。
もし、来年の開幕ローテーションに入れば10代最後の登板が来年の初登板になる可能性が高くなります。
では、実際にPainterがローテに入る可能性があるのか考えてみましょう。
まず、このオフにZach EflinとKyle Gibsonのローテーション投手2名がFAになります。
つまり、来年のフィリーズのローテーションは現時点で2つ枠が空いていることになります。
次にトレードデッドライン後のインタビューで野球部門のトップであるDave DombrowskiがPainter、Abel、そしてGriff McGarryの3人のトッププロスペクトについて「彼らのうち何名かは来年ローテーションで投げる可能性がある」とコメントしています。
実際にフィリーズはPainter、Abel、McGarryの3名全員をこの1月の間にAAに昇格させており、メジャーリーグ昇格に向けた最終的なテストを始めたと見ていいでしょう。
フィリーズのフロント陣はPainterの10代でのスピードデビューを視野に入れていると考えて間違いないと思います。
■ 過去20年の10代でMLBデビューを経験した選手たち
もし、Painterが10代でMLBデビューをした場合どのレベルの選手たちと肩を並べることになるのでしょうか。
過去20年の10代でデビューしたメジャーリーガーを見て確認してみましょう。
過去20年の10代でMLBデビューを経験したメジャーリーガー一覧
・Jose Reyes NYM 2003
・B.J. Upton TB 2004
・Felix Hernandez SEA 2005
・Justin Upton ARI 2007
・Mike Trout LAA 2011
・Bryce Harper WSH 2012
・Jurickson Profar TEX 2012
・Dylan Bundy BAL 2012
・Julio Urias LAD 2016
・Juan Soto WSH 2018
・Elvis Luciano TOR 2019
重複を含みますが、MVPが2名、サイ・ヤング賞が1名、主要3部門タイトル経験者が6名、オールスターが6名という錚々たる顔ぶれの中にPainterも仲間入りする可能性があるということです。
ぜひPainterにはこの顔ぶれの一員となってもらいたいですね。
■ 最後に
同地区のブレーブスは今年Spencer StriderやMichael Harris Ⅱといった有望なルーキーが活躍しチームに貢献しています。
フィリーズも今後ブレーブスと渡り合っていくためにはブレーブスと同様に若い有望な選手を量産していく必要があります。
Dombrowskiの下「長期間勝てるチーム」となるために組織を改革中のフィリーズにとってPainterはその新しいフィリーズの象徴でありモデルケースとなる選手なのかもしれません。
フィリーズのこれからの資金石として皆さんもPainterに注目していただければと思います。
それでは、今回のnoteはこの辺で。
タイトル画像:https://www.mlb.com/news/andrew-painter-strikes-out-14-for-single-a-clearwater