【PHI】 8月のフィリーズを振り返る回 【2022】
いつもお世話になっております、フィリーズ担当のペンでございます。
今回は8月のフィリーズについて振り返っていきます。
それではnoteスタートです。
■ 8月月間成績
・打線総括
7月に続き8月も主砲のBryce Harperがほぼ離脱していましたが得点は前月のMLB 19位から5位へと6月と同レベルまで回復。
打線の復調の要因を以下にまとめます。
特に5年契約の1年目のCastellanosの復調は今後のフィリーズのことを考えても大きいですね。
・投手陣総括
打線とは反対に投手陣はMLBトップクラスの成績を残した7月から8月はリーグ中盤程度の成績に低迷。
低迷の1番の要因はConnor Brogdon、Andrew Bellatti、Nick Nelsonとブルペン陣に不調の投手が多かったこと。
また、エースのZack Wheelerがメッツ戦で2戦連続炎上、そのまま右前腕部の炎症で15日IL入りとなったのも大きいですね。
■ GAME TOPIC
8月も印象的な勝利を飾った試合を1戦取り上げます。
・8/10 vs Miami Marlins 4-3
サイ・ヤング賞候補のSandy Alcantaraを8回に攻略し大逆転、見事に勝利を飾った1戦です。
8回裏1-3と2点ビハインドの状況から先頭のSeguraからStott、Brandon Marsh、Kyle Schwaberの4連打で3-3の同点とすると、最後はRealmutoの勝ち越しタイムリーで逆転。
このタイムリーでAlcantaraをKO、試合もこのリードを守りきり勝利をおさめました。
試合後はインタビューを受けているSchwarberに対してStottがささやかなセレブレーションで祝福。
この辺りからStottの紙コップセレブレーションが始まりましたね。
■ Monthly Most Impressive Player
8月に印象的な活躍をした選手を1名表彰します。
・David Robertson
トレード期限ギリギリにカブスから獲得し再びフィリーズのユニフォームを着ることになったベテランのRobertson。
8月は11試合に登板、11.2イニングを投げ 防御率 1.54 13奪三振の活躍でDominguezがIL入りしたブルペンを支える活躍を見せてくれました。
特に8/20のメッツ戦ではDominguezが使えない状況で急遽2イニングを投げ見事にセーブを記録。
翌日のメッツ戦で8月唯一の失点となった逆転2ランHRを許しましたが、これは前日2イニング投げたRobertsonを使わないといけない状況にしてしまったのが問題と言うしかありません。
これからさらに重要な時期を迎えますがRobertsonにはぜひ11月までこの好調を維持してもらいたいですね。
■ ロースター情報まとめ
8月のロースターの関連の主な動きをまとめていきます。
8/2 エンゼルスからNoah Syndergaardをトレードで獲得。交換相手はMickey MoniakとJadiel Sanchez。
8/2 カブスからDavid Robertsonをトレードで獲得。交換相手はBen Brown。
8/2 エンゼルスからBrandon Marshをトレードで獲得。交換相手はLogan O'Hoppe。
8/2 Jeurys FamiliaとOdobel HerreraをDFA、8/6に両名ともリリース。
8/4 Didi Gregoriusをリリース。
8/15 Sam Coonrodが60日ILから復帰、8/19 2022年初登板。
8/15 Corey Knebelが15日IL入り、8/21 60日ILに変更・今シーズン絶望。
8/18 Brandon Marshが10日IL入り、ブルージェイズからBradley Zimmerを獲得。
8/21 Seranthony Dominguezが15日IL入り。
8/26 Bryce Harperが60日ILから復帰。
8/27 Brandon Marshが10日から復帰、Bradley ZimmerをDFA → ブルージェイズがクレーム。
8/31 ブルージェイズからVinny Nittoliを獲得。交換相手はKarl Ellison。
■ プロスペクト情報
フィリーズの注目プロスペクトを1名取り上げます。
・Andrew Baker
最速100mph越えの4シームが武器の昨年2021年ドラフトの11巡目指名のブルペン右腕。
6月までは22.2イニングで18四球と制球に苦しみ防御率も6.75と下位クラスのAにも関わらずボロボロの投球内容でした。
しかし、7月に入ると急に制球が改善し7-8月の2ヶ月間で21イニングを投げ防御率2.57 6四球 37奪三振と成績も大幅に良化。
8/30には飛び級でAAクラスへの昇格も決まりました。
フィリーズはすでにBakerと同じ昨年2021年ドラフトの1巡目指名Andrew Painterと5巡目指名Griff McGarryをAAに昇格させており、来年のメジャーリーグの戦力として検討しています。
BakerもAAでも好調を維持できれば、来年メジャーリーグでブルペンの戦力になっているかもしれません。
■ 来月はポストシーズン進出のnoteを書く予定です
フィリーズは現在ナショナル・リーグのワイルドカード2位につけておりポストシーズン進出も濃厚な状況です。
Wheeler、Dominguez、Falterとここにきて投手にケガ人が増えていますがシーズン終わるまでには全員復帰し戦力が万全の状態でポストシーズンに望んで欲しいところです。
理想としては残り7戦直接対決があるブレーブスを自力で追い抜いてワイルドカード1位でポストシーズンに進出できたら最高ですね。…地区優勝はあれだけメッツにボコボコにやられたので流石に無理ですね。
ということで、来月…10月にはポストシーズン進出の歓喜のnoteを、11月にはワールドチャンピオンのnoteを執筆できたら最高ですねと思いつつこのnoteを締めさせていただきます。
次回もよろしくお願いします。