ラーサとヤーサのお話シリーズ絵本「ミロとシャスヤーと雨の国」その46
雨の全く降らなくなった村から、
雨の国に辿り着いたカエルのミロとシャスヤー。
そこは、空からは絶えず雨が降り注ぎ、
そこらじゅうの木や草には雨のしずくがしたたり、
苔には宝石を散りばめたように、
玉になって光っていました。
雨粒が光る、しっとりと濡れた苔の上に、
シャスヤーはミロをそっと寝かせました。
続く
戸張碧月
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