見出し画像

ラーサとヤーサのお話シリーズ絵本「ミロとシャスヤーと雨の国」その27

「ミロ!ミロ!ごめん!ミロ!」


乾いた土の上で倒れて、
ぐったりしているカエルのミロを抱き上げてシャスヤーは言いました。


「ごめんね、ごめんね、ミロ、ごめんね。」


シャスヤーも暑い中をずっと歩いてきて、
意識がもうろうとしていて、
ミロが力尽きて肩から滑り落ちたことに気がつかなかったのです。


続く   


戸張碧月

いいなと思ったら応援しよう!