noteのタイトルが絶望的だったのでプロに添削してもらった話
タイトルは読者との最初の接点です。
ここで興味を引けなければ、その先を読んでもらえない残酷な世界。それほどまでにタイトルは重要なんです(もちろん中身もしっかり書く前提ね)。
……とエラそうに言ってみましたが、ライター歴9年の僕が書いた最近のnoteがこちら!
というわけで今回は、半年前よりnoteの伴走をお願いしている、作家でライターのいしかわゆきさんに「僕のnoteのタイトルをひたすら添削してください!」とお願いしました。
いしかわさんはnote発で著書まで出している方。さすがに指摘が鋭い。
1時間のセッションのなかで、片っ端からタイトルを添削してもらい、いしかわさんの口から出る金言をふむふむとメモっていたところ、読まれるnoteのタイトルの特徴がなんとなく分かってきました。それをまとめてみます。
読まれるタイトルの特徴3つ
いしかわさんから添削を受けたところ、添削後のタイトル(つまり読まれるタイトル)には以下の3つの特徴があることが分かりました。
①筆者が「何者か」が分かる
②読者が「noteを読んだ後の自分」をイメージできる
③「具体的」な数値や例を入れている
①筆者が「何者か」が分かる
要するに、「どんな(すごい)人がこのnoteを書いているのか」を読者へ伝えるということ。「権威性」をきちんと書くとも言えますかね。
たとえばこんな感じ。
Beforeの「積読解消法」というタイトルだけでも、積読を解消したいと思っている人は読んでくれるかもしれません。しかしAfterのように「100冊以上積読している私が」を入れると説得力がまします。
要するに「100冊も積読している人が言うなら説得力がある。読んでみるか」となるわけです。「積読解消法」を書いている人がたくさんいるなかで、似たようなタイトルとの差別化にもなりますよね。
▼ちなみにAIを利用するとヒントをくれるのでおすすめ!
これ、だいぶ参考になりますよね。こういうときはガンガンAIを使っちゃった方がいいと思います。
②読者が「noteを読んだ後の自分」をイメージできる
次に、読者が「noteを読んだ後の自分」をイメージできることも重要! いわゆる「ベネフィット」というやつです。簡単に言うと、「〇〇したら△△になった」というBefore(読む前)とAfter(読んだ後)を書くということ。
たとえばこんな感じ。
Beforeでも悪くはないと思うんです。でもAfterの方が興味をそそられますよね。なぜなら、そのコラムを読んだ後に自分がどうなるのかをイメージできるから。
Afterのタイトルなら「仕事が途切れたことがない人になれるのかも?」と読者に思ってもらえます。
このタイトルを導き出すためには、大橋先生の『セールスコピー大全』に書かれている「ということはつまり法」を利用するといいでしょう。
たとえば今回Beforで紹介したタイトルでいうと、「効率化」をもっと深く考えればベネフィットになりそう。
▼こんな感じで言語化しました
わかりやすい! さすが大橋先生。
ちなみに『セールスコピー大全』は、セールスライティングの本として日本一わかりやすいと思っています。超絶おすすめ。
③「具体的」な数値や例を入れている
また同じ例で説明します。
Beforeの「効率化」という単語を、Afterでは「1時間かかる仕事を30分に短縮した」と具体化しています。
こっちの方が読者はイメージしやすいですね。「半分の時間で仕事が終わるんだ!」と。だからクリックしたくなる。これはシンプルに「数字」や「事例」をいれることを意識すればOK!
もちろん、中身が伴わないとダメ
今回紹介した3つを意識するとクリックされやすくなると思います。
▼おさらい
とはいえ、中身が伴ってないと意味がありません。タイトルに引きがあっても中身が大したことないと、もう二度とnoteを読んでくれないかも。
タイトルはあくまでクリックしてもらうためのきっかけに過ぎず、読者に気づきのある中身を書くことがいちばん大事!
参考になればうれしいです。
ではまた来週。
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