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明日のカテラルvsバルボサはMR vs GBP対抗戦の先鋒戦でもあり
THE FINAL FACE-OFF 👀@jack_catt93 vs @jrBarbozaArnold
— Matchroom Boxing (@MatchroomBoxing) February 14, 2025
🛡️ WBO Interim World Super Lightweight Title#CatterallBarboza | @DAZNBoxing pic.twitter.com/dn7WpW26Bz
今週末はキーショーンの世界初挑戦試合にボクシングファンの目が向いているものの、実は英国マンチェスターでもMatchroomが注目の興行を開催する。
そのメインイベントがMatchroomの看板選手の一人であるジャック・カテラルがアーノルド・バルボサとWBO暫定スーパーライト級タイトルを争う一戦。
現王者テオフィモ・ロペスがTop Rankと契約で揉めているせいで、防衛戦のスケジュールがはっきりしないことから、今回の暫定王座戦が開催されることになったのが背景。
正直、ロペスは王座を剥奪されてもいいと思っているくらいだし、ラミレスとの挑戦者決定戦に勝った1位のバルボサと、リナレス、テイラー、プログレイスと元世界王者に3連勝して2位までランキングを上げてきたカテラルによる暫定王座戦は、昨年のセペダvsファーマーのそれよりもよほど正当性と意義がある。
しかしながら、両者の非アグレッシブなファイトスタイルを考えると、恐らく試合は大きな山場がないまま判定決着になる可能性が高いためか、一部のサポーターを除いては盛り上がっている感じはしない。
ただ、視点を少し変えてみると俄然興味が湧いてくる要素がある。それはこの試合が暫定王座決定戦であるだけでなく、「対抗戦の先鋒戦」という側面があるということだ。
上記の通り、ジャック・カテラルはMatchroom傘下。一方のバルボサはデラホーヤ率いるゴールデンボーイ・プロモーション(GBP)傘下の選手。
つまり、この試合はMatchroom vs GBPの対抗戦ということになる。
さらに深掘りすると、ベテルビエフとビボルのリマッチをメインに据えた過去最大規模のリヤドシーズンが来週に迫っているが、その一角を担う:
✅マドリモフ vs オルティス
✅スティーブンソン vs スコフィールド
この2つのスーパーファイトも、実はMatchroom傘下のマドリモフとオルティス、GBP傘下のオルティスとスコフィールドによる対抗戦の図式。
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ということは、2週間2大会に渡って行われるMatchroomとGBPによる「3対3の対抗戦」という見方ができるわけで、今回のカテラルvsバルボサが対抗戦の先鋒戦と言ったのはそういうこと。
とはいえ対抗戦としての勝ち負けを気にしているのはプロモーターのハーンやデラホーヤであって、当の選手たちはとにかく自分が勝って世界王座を防衛、あるいは獲得することしか念頭にない。
だけど、ファンとしてはそういう要素が少しあるだけで観戦の熱量はやっぱり変わってくるし、今のトゥルキ時代が続く間はこんなシチュエーションはますます増えていくと思うの、今後ボクサーとプロモーションの関係性やプロモーション同士のやり取りをチェックしていくことをおすすめしたい。
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