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タイ語の翻訳小説「824 月明かりのロンド」ができるまで②タイ語ゼロからの翻訳スタート

今日はタイ語について。

私はバンコクに住むまで、もちろんタイ語を学んだことがなく、0歳時からのスタートだった。最初はタイ語をアルファベット表記で書き、意味や発音や語順を覚えていった。大抵の駐在では赴任期間は5年以内。駐妻友だちの多くはタイ語の学習はアルファベット表記で言葉を学ぶまで。簡単な会話ができればタイ文字が読めなくても特段問題はない。

タイ文字は子音と母音と音の記号の組み合わせから成り立っており、それらをマスターするのはまあまあ、ちょっと大変。でも私は、今まで読み聞かせをしてもらうばかりだった絵本を、自分で読めるようななった5歳のときの、大興奮を思い出したかのように、夢中でタイ文字を追いかけた。

単語の意味を理解していて話すことや聞くことができる言葉を、読める、書いてある文字の意味がわかる、これは本当に素晴らしく世界が広がる体験。もう楽しくて嬉しくて手あたり次第、読んで読んで読んだ。もちろん、辞書はぼろぼろ。文字が読める、意味がわかる、目に入ってくる街の光景と文字がつながる。まるで子どものように、私は毎日必死に、あの、象形文字のような、タイ文字を読んだ。

私がすごく苦手な物理、AI、投資、コンピュータ、そのほかあらゆり専門分野の学習もきっと同様。学習した先に、新しくて楽しい世界が広がっていく。

さてさて、タイ料理屋さんでちょっと楽しくなれる、タイ料理の意味をご紹介しよう。
トムヤムクン、タイを代表する辛い酸っぱいエビ入りのタイスープね。意味は、トム=似る、ヤム=和える、グン(正しくはクンではなくグン)=エビ。
春雨サラダのヤムウンセンは、ヤム=和える、ウンセン=春雨。
覚えると楽しい!

タイ語の読み書きができて有頂天になり、文字を追いかけた先に、、そ、「824 月明かりのロンド」があったのだ。

今日はここまで。
お読みいただきありがとう。
じゃ、またね!



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