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「インターステラー」を見た

ぐすくです。

クリストファー・ノーラン監督作品で、私が初めて観たのは「インセプション」だった。
当時、作品内容も監督も知らなかったが、運よく試写会に当選した。長尺の上映時間。難解なストーリー。頭がくるくるした。同行してくれた友人に「難しい映画だったね」と話しかけながら東京国際フォーラムの階段を降りたのを覚えている。

これまで劇場で観た彼の作品は2作品。
そのどちらも、なんだかんだ無料で観てしまった。
これはとても運がいいことで、私は彼の作品なら2000円以上支払っても劇場体験したかった。

先日、ついにその機会が来た。

グランドシネマサンシャインで「インターステラー」IMAXレーザー/GTテクノロジー上映を行うという。

「インターステラー」、大好きな映画だ。5本の指に入る。
好きすぎて、劇場上映以外では観ないと決めている作品でもある。そして絶対に1人で観たい。孤独と不安を抱えたまま宇宙空間に放り出されたいのだ。

フルサイズで観られるのは関東ではグランドシネマサンシャインだけだという。劇場再上映があるだけでも貴重なのに、このチャンス、これからの人生でもう2度とないかもしれない。迷いなく財布の紐を引っこ抜く。

最高額のグランドクラス席、5,500円。
1,500円のトリュフポップコーンと、ワインカクテルも購入して、150分間の「インターステラー」に落ちた。

得も言われぬ感動だった。
ふかふかの座席はリクライニングでほぼ寝れる。鼻をくすぐる削りたてトリュフの上品なかおり。
音の振動が背中から伝わる。主人公と同じ宇宙船に乗っているようだった。

宇宙はやばい。誰が作ったものかはわからないが、宇宙みたいな空間を作ったら誰かに自慢したくなるだろう。我々はその誰かのために存在していて、生も死も誰かの掌の上にあるのではないか…。
ポエムな気持ちになった。


9月18日、クリストファー・ノーラン監督の最新作「TENET(テネット)」が日本でも公開された。
さっそく、公開初日に観た。良い映画だった。
これから観に行かれる方は、以下の記事を読んでおくと、作中の物理学的なお話が理解できるようになります。おすすめ。


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