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スマホは捨てない

先日、物捨て動画を観ながら、部屋を片付けていた。
私は部屋も服もシンプルなのが好きなので、ミニマリスト寄りだと思っている。
そんな私には、定期的に持ち物を見直したくなる波がやってくる。
その波がやってきても、捨てる物はもうないなと思って、頭の中で完結することも多いのだけど、そういう時は物捨て動画を観ると、俄然片付けたくなって、ウズウズしてくる。

その日は、ミニマリスト しぶさんの動画で、片付けが苦手な方のお家に出張して片付けしていく動画だった。
今回も例外なく、動画が始まってすぐに片付けたくてウズウズしてきた。
気がつけば、動画が始まってまもなく、自分の持ち物を再点検していた。
前回片付けてをしてから、ほとんど物は増やしていないので、捨てるのが目的というよりも、動線を考えて、より生活しやすいようにと考えて、片付けていく。
たがら、捨てるものと言えば、空箱がメインになる。
ホットアイマスクやフェイスパックたちが、箱の中で少なくなってくると、箱から出して、残量が見えるようにしたくなる。
タオルやハンドタオルは、ふわふわ派。
改めて見ると、意外とくたびれていた。
バンドタオルは数枚買い足す必要がありそう。
あとは、これはこの流れで使うから、こっちに置いたほうが使いやすいなとか考えながら、進めていく。

ところで、動画の中では、物が溢れるお家の主が、捨てるか捨てないかで迷っていた。
片付け始めあるある。
使っていないのはわかっているのに、もったいなくて捨てられない。
そこでしぶさんが、
「僕は、迷ったら捨てます。」
「よく例に出すのが、スマホは捨てないでしよ。」
「スマホは捨てようかなんて迷わない。」
本当にそうだなと思った。
私は常々、最悪スマホさえあれば生きていけると考えている。
それくらいスマホは大事な物。
だから間違っても捨てようかなんて迷わない。

そして、他のことでも、迷ってるものの中に本当に好きなもの、大事なものはないんだなと気づかされた。
転職活動をしていた時、一度にいくつも応募していた為、有難いことに採用の連絡が重なって、どこにするのか迷っていたことを思い出した。
きっとその中に本当に入りたいところはなかったのだろう。
本当に入りたいところなら迷わない。
即決即答する。
生活する為に無職の時期は避けたい。
その一心だった。
多くの人がやりたいことを仕事にしているわけではないので、考えが甘いと言われればそうなのだけれど。
人生折り返しの私には、少しの時間も無駄にしたくない。
私の本当にやりたいことは何だろう。
この歳になっても尚、自分探しをしている。

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