[独占]松井大輔 (男子サッカー日本代表)インタビュー「やっぱりコツコツやっていかないとダメ」 |Room9S (コミュニティ)
みなさんこんにちは、Room9S運営の岡本です。
今回はRoom9Sとして、超豪華な企画をスタートしました。不定期でRoom9S所属選手の独占インタビューを行います!
第一弾は男子サッカー 元日本代表 松井大輔選手です!松井さんを知らない方はいないと思いますが、Room9S独自の切り口から松井大輔選手の意外な一面が垣間見えました。超レアで我々もすごく感動する内容に!!
松井大輔がいなければRoom9Sはなかったかもしれない
Room9S:
複数のプロサッカー選手と多くのファンが1つのプラットフォーム上でフラットに双方向コミュニケーションをとれるファンコミュニティRoom9Sに参戦した、というニュースをスポニチさんやYahoo!など大手メディアでも取り上げて頂きました(ニュース参照)。
なぜ、Room9Sがアイディア段階だったにも関わらず、参戦しようと思って頂けたんですか?
松井大輔:
やっぱり誰もやったことのないことを初めからできるっていうのはすごい面白いと思ったんです。今までサッカー選手として海外回ってチャレンジしたんですけど、これからはサッカーに携わりながらヒトのために何か、今までに周りの人にしてもらった恩返しとしても、自分にも何かできることがあるんじゃないかと思ったんです。
Room9S:
Room9Sの苅部がこのアイディアを考えて、最初に伝えた選手が松井さんだと伺っています。そこでポジティブなお声を頂けたからこのプロジェクトが始動したっていうのが実はあるんですよね。
松井さんがいなかったら多分、Room9Sは始まっていなかった。と言っても過言ではないんですが、当時苅部からお話を聞かれた時はどんな印象でしたか?
松井大輔:
実を言うと、似たようなことを元々考えてはいたんですよね。実は2年ぐらい前にITに詳しい人に相談したことがあるんですよ。オンラインで子供たちにサッカー教えるようなサービスができるだろうか?って思って。ただ、そういうのって言うのは簡単なんですが、実際に始めるってなったら物凄く大変だし・・・
だから、隆(苅部隆太郎)から話を聞いたときは、自分の意見も考え方もRoom9Sに集約できるんじゃないかなぁと思って、やっぱり嬉しかったですね。だから、本当に今からだな!っていうのを思いましたね。
Room9S:
でも、最初は苅部からなんか怪しい話が来たぞ・・・とか思わなかったですか?
松井大輔:
んーどうでしょうね。笑
でもやっぱり、こういうのって初めてやることで、失敗することもいっぱいあるだろうし、Room9Sはコミュニティだから仲間同士でもいろんな考え方を持っているのが分かるだろうし、新しい刺激になるなぁと感じましたね。その中で、自分がプレーヤーとして自分のやりたいことに集中してやらせてもらって、Room9Sが運営関係をやってくれるんだったらすごい有難いんですよね。
Room9S:
むしろこちらがありがとうございます、って感じです笑
そのRoom9Sでやりたいことって具体的に言うとどんなことですか?
松井大輔:
まずは、やっぱり「自分の経験」を発信していくことですね。自分の世界各国で経験したこと。やっぱり、自分の強みはドリブルだと思っているし、いろんなポジションをやってきたので、小さい子供からプロまで、サッカーをやっている人に何かを教えるって言うのをやりたいんですよ。
サッカーであろうと、フットサルであろうと絶対にちゃんとドリブルしないといけないので、ボールの扱い方はもちろんなんですけど世界に通用するような練習方法だったり、オンラインはもちろん、オフラインなどでもやっていきたいですね。プライベートオンライントレーニングみたいなのもできたら嬉しいですね。徐々にこう言った展望を進めることができればいいなと思いますね。
このRoom9Sについて良かったなと思うのは、こうやったら良いよ!みたいな型がないので、いろんな人が時間かけながら試行錯誤してやっていけばいいと思うし、むしろ「完璧でなくて良い」と思うんですよね。時間とともに色や形を変えていけば面白いコミュニティになると思うんですよ。だからこのRoom9Sの可能性っていうのはすごい広がりがあるように感じています。
Room9S:
なるほど。確かに、当初から松井さんとこのRoom9Sのアイディアについてお話をさせて頂いていると、やっぱりドリブルとかサッカーそのものを教えたいみたいと仰ってましたよね。
その一方で、現時点(2021年8月)では実際に蓋を開けてみると会員さんはサッカーを教わりたいサッカー少年よりも、女性の方が少し多くなっていますね。Room9sのコンセプトとしては、サッカーが好きな人でも、サッカーをプレーする人でも、またはサッカーに興味を持ち始めただけの人でも、性別も国籍も関係なく、誰でも垣根なく来て壁なく楽しんで欲しいとうたっているんです。Room9Sとしては非常に面白いなと思っているんですけれど、松井さんとしては私生活や松井さんの言葉そのものに興味をもらっていることについてはどう思いますか?
松井大輔:
自分としては、松井大輔=ドリブルっていうのを認識しているので、ドリブルを教えたいっていうのが元々の考えだったんですが、逆にこうしてRoom9Sで活動を始めさせてもらったことで、ドリブルだけじゃなくて、自分という人間自身にも興味を意外と持ってもらえているんだなというのを、僕のプレミアムルームに加入して頂いている会員さんと対話をしていて感じます。なので、自分がどう見られているのかっていうのを認識できるのは非常に面白いし、それを学ばせてもらいながらルームを会員のみなさんと一緒に盛り上げられたら嬉しいなと思っています。
Room9S:
そうですね。自分で思っている自分の魅力だけじゃなくて、他の人から思われている自分の魅力がダイレクトに分かるのはRoom9Sならではかもしれません。
松井大輔がRoom9Sのルームを通して伝えたい想い
Room9S:
ちなみに、松井さんはこのプレミアムルームを通してどんな自分を知ってもらいたいと考えられていますか?
松井大輔:
知ってもらいたい自分か・・・知ってもらいたいというか、こうありたいなっていうのはあって、人間って1人じゃ決して生きていけないと思うんですよ。だから、Room9Sで僕は会員のみなさんの支えになりたいし、逆に会員のみなさんにも僕を支えて欲しい。そんな関係になりたいなって思います。
Room9S:
良いですね。今まで見れなかった松井大輔を見せてもらったりとか・・?笑
松井大輔:
・・・笑
そうですね、Room9Sって今までのSNSとは全く違って、近い距離でコミュニケーションを自然にとれるので、ここで会員さん同士でも人間関係に壁を作ってしまうのはもったいないと思うので、自分もこのRoom9Sにしっかり溶け込んでいけるように頑張りたいなと思っています。正直、将来的にはこうやって自分のルームでコミュニケーションをとらせてもらえる会員さんとは親しく何かやっていければ良いなとすら思いますね。
松井大輔が世界のドリブラーと呼ばれるほど、ドリブルが得意になったきっかけ
Room9S:
話がちょっと変わっちゃうんですけど、松井さんって世界のドリブラーって言われるほど、ドリブルの実力が世界から認められていると思います。このドリブルが得意になったきっかけって何かあるんですか?
松井大輔:
なんだろうね?笑
人を抜いていきたいっていう・・・んー、多分ボールをずっと持っていたかったんでしょうね。笑
何か近代サッカーっていかに少ないボールタッチ数でゴールまで行くか、みたいになっていますよね。前までは、別に上手ければずーっとボール持ってても良いみたいな時代もあったしね笑
子供時代は練習とか、1人で公園でボール触ってるとか、1人で遊ぶことが多かったからずーっとボール触ってたし。んー、ボールのことが好きだったんだろうね笑
Room9S:
かっこいいですね、ボールのことが好きだって。笑
ちなみに、ドリブルの参考にしていた選手とかっているんですか?
松井大輔:
ドリブルで参考にしていたのはストイコビッチとかですね。
でもね!一番身近な人のドリブルを真似するのが面白かったんだよね。チームのみんなのそれぞれのドリブルの特徴ってあるじゃないですか、癖とかあるし。例えば切り返しだとか。いろんなチームと戦うときに「これは上手いな」っていうのみんな大体あるじゃないですか。小さい頃からそういうのを全部真似して全部自分のものにしていたんですよね。
まぁ正直、プロになってからもそうだったんですよ。間合いだったり。もちろん、真似できない技術もいっぱいあるんですけどね、パスだったり。ただ、周りの選手でこいつ上手いな!と思ったり、これだけは凄いなって選手とかいるじゃないですか。そういうのを真似して、それを自分仕様にして自分の技術にしていきましたね。そういうのをやっている時がやっぱり面白かったです。まぁ、ボール持って自分1人で練習しているのも多かったですけど。
Room9S:
目に映る良い選手の技術をすぐ盗っちゃうみたいな感じですか?
松井大輔:
そうそう!面白かったですよ。このドリブルはこうだけど、次はこうしてドリブルして、あーしてみたいな笑
そんな妄想ばっかりしてました。
Room9S:
すごい思考を巡らしていたんですね。
ちなみに、今注目してるドリブラーっておられますか?
松井大輔:
今ってあんまりドリブラーって言われてもメッシ、ロナウドあたりになってしまいますかね・・・
あーでも、ムバッペかな。あんだけ速くてフェイントも要らなかったらさ笑
あぁいう遊び心のある選手がだんだん少なくなってきたし、そういう選手が増えてくれば面白いかなって。
研究して、身体で覚えて、評価を着実に。
Room9S:
確かにそうですね。松井さんってフランスでのプレー歴が長かったじゃないですか。で、フランス人の身体能力って高いじゃないですか。松井さんがフランス人より飛び抜けて身体能力が高くはなかったと思うんですけど、その環境でどうやってドリブルを活かしてあの活躍ができたんですか?
松井大輔:
んーどうだったかなぁ。そうですね、フランスの選手はフィジカルは強かったんですけど、横の動きには結構弱かったので、そういう日本人ならではの敏捷性みたいなところがポイントだったかなと思っています。だからいわゆる「キレ」ですね。これを意識して追求していったのは覚えています。
フィジカルでは負けちゃうので、ディフェンダーとかだったら筋力をつけないといけないですけど、僕はミッドフィールダーで走らないといけない、守らないといけないっていうどっちも必要なポジションだったんです。周りからは体重を増やせって結構言われたんですけど・・・でも、そういう風にはしなかったんですよねー、なんか。笑
僕は特にアジリティーの部分、具体的にいうとボールを触るワンタッチ目をすごく意識して磨きをかけるようにしていました。そのタッチでボールをどこに置くかっていうのを研究して身体で覚えていったかなぁ。ワントラップ目でボールを右のどこに もしくは 左のどこに止めるかっていう。そのワンプレーで自分の評価が決まってしまうので、ボールを奪われないためにどう動くか?っていうのを毎日考えていました。
絶対に必要な世界標準のドリブルの極みを伝えたい
Room9S:
いま、世界でも日本でもドリブラーっていうポジションの人って減ってきているじゃないですか。このサッカーの近代化というかシステマチックになってきている現状に対しては、世界のドリブラーの松井さんとしてどう思われますか?
松井大輔:
なるほど、そうですね。
まず、最終的に個々の能力に大きくかかってくるっていうのは昔から今までほとんど変わってないように思っています。ただ、中盤ぐらいまではドリブルなしでいけたとしてもゴール前の3分の1では絶対にドリブルが必要になる。中盤のDFとしても幅広く対応できるようにならないといけない時代も来ると思います。だからこそ、僕は「ディフェンスからオフェンスまで幅広くこなしてきたドリブル」っていうのを教えたいと思っているんですよ!
Room9S:
なるほど。いまお話に出てきたんですけど、いろんなポジションをやってこられた中で「ドリブルができるディフェンダー」が重宝されていくというイメージですか?
松井大輔:
ドリブルができるっていうか、具体的にいうと「ボールを運べる」ってことかな?ディフェンスとしてのドリブルって他のポジションでのドリブルと実は違うんですよ。だから、ディフェンスのハメられないドリブルが求められる時代にすでに入っているんです。
まぁドリブルって言っても一概に言えなくて、運んだり、間合い作ったり、ボールをとられないように動いたり。そんなボールの持ち方っていうのを細かく伝えていければなと思っています。
Room9S:
なるほど。いろんなポジションで、その状況にあったドリブルの技術を細かく伝えることができるというのが松井さんの強みであり、サッカーをプレーする少年からプロまでみんなが必要とする技術を教えることができるってことですね!
多様な経験をバックグラウンドにして教えていただけるドリブルっていうのは非常に興味深いですね。是非、サッカー初心者も上級者も松井さんから学んで、練習や試合で活かせるようになってもらえたら良いですね。
ただ前向きに、コツコツと。
Room9S:
ちょっとここからは、サッカーの話題から外れてしまうのですが、松井大輔といえば日本国内外でいろんな過酷な環境で戦い抜いてきたイメージがあります。そうしたサッカーを通して学んだ人生の楽しみ方などあれば教えてください。
松井大輔:
前向きに、ポジティブにいくことかな?
人生ってどっちにしろ悪いことが起きたり、試合に出れないとか、生活が苦しくなったりとか色んなことがあったりすると思うんですね。でも、そんな中やっぱり毎日朝起きて考えるのって、学校のことだったり、仕事のことだったり。
だからこそ、ちょっとした良いことに対して幸せに感じるように意識することで、あとの他のことなんかちっちゃいなって思うし。それに、苦労している分だけあとで自分に良い形で帰ってくるんじゃないかとか、苦しい経験をしといた方がその話を将来みんなに話すこともできるだろうし。
毎日同じものをルーティンで経験するよりかは、色んな新しいことを目で、耳で、心で感じることが自分の財産だと思うんですよね。僕は、そんな話を自分の孫の代まで話せたら本望だなと思います。「おじいちゃん、色んなところ行って、そんな経験して凄い!」なんて言われたら幸せだなぁと思います。
Room9S:
なんか意外でした。笑
松井さんとお話ししていく中で、お会いする前のイメージと本当の松井さんとで大きく違ったなと感じました。
特に、松井さんって天才的なサッカーのプレーをするじゃないですか。他人と違う感性でプレーする。そういう天才的に・感覚的にプレーする選手って、コツコツ練習したりするのが苦手なケースが多いように経験上思うんです。でも松井さんって天才的なのに考え方は全然違っていて、普段から「コツコツ練習する」っていうのが一番大事なんだってお話しされていたりもしますよね。
松井大輔:
うん!それ実は最近分かるようになったんだよね!笑
やっぱコツコツやっていかないとダメなんだなぁっていう笑
Room9S:
いつ頃からですか?笑
松井大輔:
うん・・・めっちゃ最近!笑
でもやっぱりね、昔からコツコツ実際はやってたんでしょうね。
何だろう、もちろん今まで何もやってこなかったとは言わないです。
一生懸命練習もしてきたし、1人でこっそり練習に打ち込んだりもしてきました。自分ではコツコツやってきたつもりはなかったんですが、今振り返ると、小学校の時もそうだし、高校の時もコツコツ積み重ねをちゃんとしてたんだなって思います。
ただそれを、自分で意識的にやってたわけじゃなくて、周りの人が僕のことを考えてやってくれてたんだなっていうのが分かったんですよね。それが、30歳ぐらいになると、周りも言ってくれなくなるし自分で積み上げていかないといけなくなるんですよ。ちょうど30歳ぐらいからそれに気付き始めたのと、自分で考えてやっていかないと身体も今までとは変わって、だんだん思うようにプレーができなくなっていくんだなっていうのを感じましたね。
Room9S:
このお話はめちゃめちゃ面白いですね!
何だろう、松井さんって難なく天性的なものでこなせるイメージがありましたが、実際は影でコツコツ積み上げてたなんて、サッカーを上手くなりたい子供たちも、松井さんを応援しているファンのみなさんも心を動かされそうですね。にくい男!笑
最後に決めるのは自分。選ぶなら一番険しい道を
Room9S:
あ、そう言えば松井さんの手相がすごいっていう噂も聞いたんですが・・・笑
松井大輔:
手相。。。笑
そうですね、周りからはちょくちょく言われますね笑
まぁ占いとか行ってて松井大輔何してるんだって感じなんですけど、おじいちゃんが易者(*占い師)だったこともあって、易の見方も実はちょっと分かったりするんですけどね。おじいちゃんは今はもう亡くなってしまったんですけど。
僕の個人的な考えですが、占い的なものって人によって信じる信じないっていうのはあると思うんですけど、最後決めるのは自分だし、その占いの結果に左右されないで欲しいっていうのは強く思うんですよね。
Room9S:
確かに、毎朝のテレビの占いとかでも結構気にしちゃうタイプです。
松井さんの何かそういう占いに関するエピソードとかありますか?
松井大輔:
僕が高校の進学先を決めるときに、オファーをいただいているところで僕の中で最終候補が3つあったんですよ。おじいちゃんは「こことここは良いよ。でも最後のここだけどこの高校に行くとめちゃめちゃ苦労するよ。すごい大変だよ」って言われたんですね。
で、
僕、そこ(その苦労すると言われた高校)選んだんですよね笑
その大変だと言われた鹿児島実業高校に。笑
他は奈良育英高校とか京都や福岡の高校とかあったんですけど。
そう、おじいちゃんが「鹿児島実業高校が一番大変になると思うよ」って言ってたんですが、僕が思ったのは最後決めるのはやっぱり自分だし、手相とかで人生決まってたらやってれないし、手相って常に変わっていくから人生を切り拓くのは結局自分なんですよね。自分の力で人生を切り拓くっていうのもある、と僕は信じていたので。
しかも、そんな年齢の時って、自分の心の中でもう決まってるわけなんですよ。誰に何を言われようが自分が決めたところについて曲げることもなかったと思いますし。
だから、僕が思うのは「占いっていうのは良いと思うし、信じるのももちろん良いんですが、それに左右されずに自分の思う通りにいけば良い」ってことなんですよ。失敗って結局、誰でもするじゃないですか。だからこそ、失敗しながら進んでいけば良いと思うし。だから人生って楽しいと思うんですよね。失敗しないと何が成功か分からなくなってくると思うんですよね。
Room9S:
この話にはとても興味深いポイントがあって、あえて大変な道を選ぶっていう・・・
松井大輔:
なんか、いくつか選択肢があって迷った時は一番厳しそうなのを選べって言われたことないですか?
Room9S:
確かに。でも多くの人って一番楽な道を選ぶのかなぁって思ったりはしますね。
後悔はしない。残念には思うけど。
松井大輔:
そうですね。やっぱり選択肢があるっていうのは、そこに岐路があるってことだと思うんですよね。そこで、誰かに「一番大変なところを選んだ方が自分のためになる」っていうのが頭に浮かんで、厳しいところに身を置くっていうのはそれだけ自分のためになるんじゃないかなって思いますよね。
そういえば、最近良い言葉に出会ったんですよ。
後悔はしない。残念には思うけど。
みんなやっぱり後悔ってするじゃないですか。それを、残念には思うけど前に進みたいって考えられるのって素敵だなって。
今まで僕は色んな選択をしてきましたけど、やっぱり後悔するんですよね。あの時、あーしておけば良かったとか。でも、それを過去に遡って変えることはできないし「まぁ残念に思うぐらいにしといて、とりあえず前に進もうよ」みたいな。
そんな考え方ってカッコいいなって、感じましたね。
Room9S:
ポジティブシンキングってやつですね。
松井大輔:
ポジティブシンキングですね!
でも、もうここ2ヶ月ぐらいずーっと家にいるとね(*2021年5月末からベトナムのホーチミン市は外出規制)、ポジティブな僕もポジティブじゃなくなってくるからね!笑
やっぱ人間っておかしくなるんだなって思いますよね!笑
まぁ、これも究極の経験だとは思いますけど。高校の時もそうですよね、あと2ヶ月、あと3ヶ月って苦労して我慢して辛い時間に対して「2度と味わいたくないって思う気持ちを原動力にして」乗り越えてきたので、今のこの辛い時間を何かの原動力にして行けたらいいなって考えてます。
Room9S:
辛いこともチカラに変えていくってことですね。
やっぱり松井さんの考え方ってカッコいいですね。
しっかりとした枝を広げるために、今は根と幹をどっしり
Room9S:
最後の質問にはなるんですが、今のコロナの影響とかデジタル化が進んでVRで選手が実際に見えてる目線でプロのプレーを体感したり、技術を勉強するっていう将来がすぐそこに迫っていると思うんです。デバイスの性能とかが上がったりして、そういうのもRoom9Sで将来的にできたら面白いなと思っているんですが、松井さんとしては今後の未来をどう思いますか?
松井大輔:
んー、未来か・・・どうなんでしょうね?
僕はそういう話をすると、そうやって未来を見越して動ける人ってすごく賢いし、何かを得られるんだなって考えるんですよね。ヒデさんや他の先駆者たちもそうだし。そう言う人たちを見ているとやっぱりすごいなって思いますよね。
インターネットでもいろんなものがニーズに合わせて創られていく。本当にドラえもんのような世界になると思うんですよね。
こんなRoom9Sに繋がるような考え方をしていた隆(苅部隆太郎)はすごいと思ったし、未来がどうなっていくかわからない中で、自分も一緒にちょっとずつ始めるのっていいかなって思ったんですよね。
ガーン!って上がって、ドーン!って落ちるのなんか嫌じゃないですか笑
それだったらちょっとずつ、自分のファンのみなさんの意見や希望に合わせて枝を伸ばしていくのは良いと思うし。
木を植えても幹がちゃんとしてないと枝はちゃんと広がらないので、このRoom9Sを通して、ちょっとずつ根を張りながら強い幹をしっかり育てていきたいなっていうイメージです。Room9Sみたいに誰もまだやったことがないようなことをできるんだったら、可能性がすごく広がりそうで面白いしやろうって決めました。
Room9S:
ありがとうございます。すごい光栄なお言葉をいただき恐縮です。笑
でもこうやって普段見えない松井さんを知れる機会があったのはとても貴重ですし、これを読まれている読者の皆さんにとっても何か感じ取ってもらえるものがあるように感じます。
お忙しくされているところ、ありがとうございました!
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松井大輔選手の所属するRoom9Sでは、松井大輔x駒野友一 共同プレミアムルームが設置されています。
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