見出し画像

アイデアが湧き出ない人は、アイデアをどう出せばいいのかなと考えたことについて

最近、アイデアをどう発想するかという質問をされた。僕はアイデアが湧き出る人間ではないし、考えるしかないという元も子もない返答しかできなかった。でも、あらためて考えると準備して、きちんと場所を整えて、ガイドも作ってから考えているのだと思う。この辺は工作をするのに感覚は近いかもしれない。

1・何を考えるべきかを考える

ただ漠然と考えることはなくて、何か目的があって考えることがほとんどだ。それは何か問題があってそれを解決させる方法を考えることもあるし、ある場所で展示をするという場合もあるし、目的は様々であると思う。目的があって考え始めている。その目的が判然としないと考えることがそもそもできない。考えるべき対象の目的が何なのかをまず知ることが最初にある。

いきなり紙を切ることはない。展開図を書く

2・リサーチをする

何を考えるべきかがわかれば、次はリサーチをしている。リサーチしてから何を考えるべきか考える場合もあるかもしれない。特別順番は重要ではない。例えばwebを作るということであれば、その用途に合わせて過去事例を調べるし、展示であればどんな場所に展示をするのかなど必要な情報を集める。

これとは別に、多くのものを常日頃からインプットしておく必要もあると考える。0から作ることはできないし、多くの場合、何かと何かの組み合わせだ。形であったり、手法であったり。インプットしてあるものが多いほど、アウトプットできる数、種類は増える。そして、とりあえず手を動かしてから考えるというのもここに入るのだと思う。手を動かしてインプットを増やし、自分の引き出しを増やす。

作業する前に定規とかカッターマットやカッター準備したり、ガイドを作ったり、机の上を片付けたりする

3・考える

考えるべき方向に向かって考える。インプットしたものを様々な方法で組み合わせたりして考える。世の中にこの時の発想法というのはたくさん出回っているような気がする。でも、僕はそれを知らないから、語れない。ただそれを知っていても、1と2がちゃんとできていないと考えられないとは思う。

リサーチをして何を考えるべきかがわかってきた時点で、ある程度アイデアも朧げながら見えてきていることが多い。あとはそれを形にしていく。形にしてダメな時もたくさんある。この時、見えていなかったり、形にしてもダメだった場合、さらにリサーチをするか、そもそも考えるべき方向性を疑うようにしている。

切る作業は終えた

いつまで考えるか

ここに何かを付け足すとすると、自分の作業で使う時間は把握しているので、締切から逆算して、いつまで考えていいかを計算して、そこまで考える時間としている所だろうか。時間が来たらアイデアが悪くても進めるしかない。アイデアの質より、締切の方が重要なのだ。僕にとっては。

立方体ができた

これに関連する質問として、アイデアをいつ思いつくかという質問もされたことがある。考えている時にしか思いつかないのだから、僕は机の前で考えている時になる。歩いている時は音楽を聴いていることが多いし、お風呂では体を洗うことしかあまり考えていないし、電車に乗っている時はだいたいメールを書いているか本を読んでいる。寝る前はスイッチを切るイメージで、すぐに寝てしまう。……寝ることに関しては、スイッチを切るように寝れる僕は密かに天才なのではないかとちょっと思っている。のび太ほどではないけれど。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?