Unreal Engine 5で極めるゲーム開発1
プログラミング、ゲーム制作未経験者が、この本で学習して、どこをどれくらい理解できるかを記録します。
目標は、ゼルダの伝説BotWやToK、あとはkenshiみたいな、オープンワールドのゲームで自分の頭の中の世界をゲーム化することです。
現時点でのUE5についてYoutubeやUdemyでいくつかチュートリアルや講座を見たりして、UIや用語の基礎の基礎は学習しました。
この本は前57章800ページのとても分厚い本です。もしデュアルディスプレイ環境なら、きっと電子書籍版の方が使いやすいと思います。
1章から5章までは、ゲーム開発における基本的な用語の解説や基礎知識、UE5のインストール方法や操作方法、UIの説明なんかが書いてあります。
ここでざっくりとUE5の操作方法が学べます。数学的な知識や専門用語は正直覚えきれないので、使いながら覚えていこうと思います。
具体的なゲーム開発は6章からなので、学習記録はここから書いていきます。
第6章 プロジェクトを始動する
ざっくり言うと、UEのプロジェクト構成の説明と、実際mプロジェクトを作ってレベルを配置し、床とライトを追加するところまでです。
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モジュール設計の説明が出てきたのですが、これは今後ゲームを作るうえで重要な考え方だなと感じました。街や村を作ろうとした際に家をたくさん作ることになるはずで、1軒1軒しっかり作っていたら1つの街を作るのに途方もない時間と手間がかかります。
統一した規格を決めておけば、壁や柱、扉や窓などを流用するのにいちいちサイズ調整をせず、レゴブロックで組み立てるように家を作っていける。グレイボクシングに限らず、モデリングにおいても様々な場面で重要な要素のように思います。
余談ですが、Houdiniとかいうソフトはそうしたパーツとその配置も自動生成できて、簡単に部屋のバリエーションが作れるみたいなのを、Youtubeの動画で見たことがあります。もしかしたら、そのうち学習した方が街を作る時間が大幅に短縮できるかもしれない。ただノードベースでモデリングするというちょっと想像がつかないような作業工程だったので、今はちょっとハードルが高そうな気しかしません。
UE5とBlenderをある程度習得したら、触ってみようかなと思います。
第7章 グレーボクシング
シンプルなゲームのプロトタイプを作ることを「グレーボクシング」というのだそうで、単純な形のものでおおまかにステージを作ってみるパートです。
モデリングモードの基本的な使い方とメッシュ追加、メッシュの編集(頂点編集やループカット、ブーリアン演算など)の説明のあと、実際に先ほど追加した床の上でグレーボクシングを作成するパートです。
最初から最後までやると、順調に進んでもけっこうな時間がかかる章です。
自動生成メッシュの注意事項として、大事なポイントが書かれていました。
・自動生成メッシュも確実に保存すること。それを怠ると、配置情報は保存されてもメッシュ形状が失われるため次のロード時に大変なことになる。
・自動生成メッシュはレベルエディタ上で複製しないこと。メッシュを変形させたとき、複製したすべてのメッシュが影響を受ける恐れがあるため。
・上記と同じ理由で、他のレベルに流用することもしない方がいい。共有化するときは正式なアセットに昇格させる。
途中の「通過の試練」は、ほどよく自分で考えるようにできており、今まで学んだことを応用したり組み合わせたりしないと通過できないため、ただ本に書かれたままやっているだけでは進めないようになっています。
チュートリアルでよくある、言われるがままにやっていれば同じものが出来上がるが、なぜそうするかわからないため身に付かないという事態にはならず、学習する上で重要な「理解する」という部分と、さらにそれを自分なりの解釈で「応用する」という部分を実践させてくれるため、できた時に満足感があります。
グリッドにスナップする数値を変えたりピボットを変えたりと、自分なりに考える部分を通過しつつ、ステージのグレーボクシングが完成。およそ1時間半ほどかかりました。
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戸惑った点
ライティングありにすると一部がとてもまぶしく光ったりするのは、何か自分が設定間違えてるとかなのか、そういう仕様なのかわかりませんでした。
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また、石斧を作るパートで、なぜかSM_RockだけがSterterContentフォルダ内に見当たらず困ったのですが、再度スターターコンテンツをインポートしたら表示されました。
モデリングモードで追加される自動生成メッシュと、「アクタを配置」から追加される物は、根本的に別の物なのかな?「アクタを配置」で追加したものはPolyEdで頂点や面の選択ができなかったです。
注意事項にあった「正式なアセットに昇格」というのと関係があるのかな?
ここまでのところは、今のとこあまり悩んだり理解できないポイントもなく、さくさくと進みました。ここまでおよそ2時間ほど。
全部で何時間かかるかも集計してみます。今日はここまで。