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#3『年越し新春の刀剣展』へ行ってきた-松本市立博物館
松本市立博物館で行われていた『年越し新春の刀剣展〜我が家の名刀・刀装具〜』を観てきました。
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近頃刀剣に関連した企画展や特別展を結構耳にするな〜という印象ですが、自分は何年か前に石川県立歴史博物館で行われた大加州刀展が最後でした。
都心から離れ、社会人になったこともあり、そもそも美術館や博物館へ足を運ぶ機会自体がすっかり減ってしまっているので本当に久しぶりの鑑賞。
どうらや今年(令和7年)に刀剣の特別展?を行うようで、今回はその前段階としての展示に当たるようです。
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正直刀剣はあまり興味がなかったのですが、順番通りに観ていくと美しい鞘を発見しました。
撮影不可だったため、写真を掲載することはできないのですが「金梨子地唐草蒔絵樋樫木螺鈿桐紋鞘」という名称で、名の通り、鞘には唐草蒔絵と螺鈿の桐紋の意匠が施されていました。
下緒も細やかな刺繍が見事で、鞘に劣らぬ存在感を放っています。持ち手となる柄には白玉石を砕いたような細かなパーツが敷き詰められていたのですが、こちらはイマイチなんだったのか良くわからなかったです。
儀礼用として近代に制作された細太刀のようで、その煌びやかさは展示品の中でも群を抜いていました。年代的にも実戦向きでないことも大きいのでしょう。
まさに美術品として制作された刀だなという印象でした。
これの脇差も中央に展示されていました。こちらも見事だったのでもしいかれる方はぜひご鑑賞いただきたい。
ちなみに、私の前にいた方は柄を見た際に「ちょっと気持ち悪い」と呟いていたので、集合体が苦手な方だと少しギョッとなるかもしれません。
自分は平成ギャルのデコガラケーみたいだな〜と思っていました。
そういえば日本美術刀剣保存協会長野県南支部のフライヤーがあったので持ち帰ってみると…
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裏面の圧がすごい。
刀剣の名前が所狭しと並んでいます。
学生の頃学芸員の資格を取得したのですが、どうしても絵画などの方に興味をそそられることが多かったので、こうした歴史に関する展示についてはまだ勉強不足の部分が多いなと随所で改めて実感しました。
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次回は涅槃図の展示です。
涅槃会に合わせての展示でしょうか。
これもすごく楽しみです。