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【広告ディレクターのミサキ #02】片耳難聴をプラスに転換できる学生時代にする。

こんにちは。小野寺です。

このnoteは片耳が聞こえない15才、
中学三年生の君へ贈るメッセージです。

広告ディレクターの
ミサキさんの続きをどうぞ!

■片耳難聴は普段の仕事に影響している?


――― 前回、慶応義塾大学大学院で「デザイン思考」を学んだお話を伺いました。卒業後はどんなお仕事をされていますか。


いわゆる「広告代理店」といって、
企業が自社や自社商品について
みんなに知って欲しいとき、

広告やクリエイティブで
そのお手伝いをする会社で勤めています。

会社では「ディレクター」として
企業の課題をしっかり聞いて、

解決するための企画を考えたり、
プロジェクトの進行をしたりします。


――― 片耳難聴であることは、その仕事に影響しますか。


この仕事で片耳難聴のハンデを
感じることはほとんどありません。

しかも最近はコロナ禍の影響で
家でのリモートワークがメインになったり
仕事関係の飲み会もなくなったりで、

呼ばれる声の方向がわからないとか、
賑やかな飲み会で会話が厳しいとか、
そういう不便もなくなりました。


■片耳難聴は、キャリア選択に影響している?


――― 就職活動をしているとき、片耳難聴によって不利に感じることはありましたか。


これはハンディキャップあるあるですが、
面接でそれをどう伝えるか悩むんですよね。

伝えたら落とされるんじゃないかって
どうしても不安になってしまいます。

ただ私の場合は、それを大学院の
研究テーマにしていたので、

自分自身の課題意識と社会課題を
紐づけて取り組んだことを

学生時代に頑張ったこととして
伝えることができました。

たぶん私はもともとポジティブな性格なので
この片耳難聴をどうプラスに転換できるか、
自然と考えるクセがあるのだと思います。

なので片耳難聴の学生の方で
もし将来に不安があるなら、

片耳難聴を自分ならどうプラスに
転換できるか考えながら学生時代を
過ごすと良いかも知れません。


――― ミサキさんは、片耳難聴をマイナスではなくプラスにしてきたのですね。


そうですね。私はいま会社で働きながら、
海外MBAの取得に向け勉強中なのですが、

恐らく今後も面接や面談、人との出会いの
なかで片耳難聴について伝える機会が
何度かあると思うんですね。

そう考えると、いずれにせよ片耳難聴とは
今後も付き合っていくことになるし、

どうせならキャリア選択の軸の一つとして
プラスに働かせていきたいじゃないですか。

私は大学院で社会課題とその解決方法を
研究したのでそれを社会に実装したくて、

その過程では障がいの当事者である
経験も活かせると思っています。

つまり私にとって片耳難聴であることは、
人生の目的や手段を与えてくれたとも
言えるかもしれません。

私はたまたまそう思うのが自然な性格
だっただけなんですけど、

それぞれが自分なりの考え方で
プラスにできると良いのかなと思います。


(続きは明日公開!お楽しみに!)

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