性的マイノリティを受け入れる 1

第1章
LGBTという言葉
性的少数者を指す言葉ですが
これはジャンル分けの為のものではありません
よく『あの人はレズビアン
こっちの人はバイ・セクシャル
ではあなたは何に当てはまるの？』
と質問されます
ワタシは T :トランスジェンダー ですが
それだけではありません

詳しく言うと
MtXであり
パンセクシャルであり
レズビアンであり
デミセクシャルであり…と
このLGBTだけでは説明できません

LGBTとは、性的少数者を指す "代表的 な”一例なだけであって
この後…LGBTQQIAAPPO2S…と続きます
いえいえ この呪文みたいなのを覚えてもあまり意味が無いので割愛しますが、通常ではあまり知られない まさしくマイノリティな世界が存在します
そしてこの当事者たちは 普通の人達に理解されず苦しんだ経験がそれぞれに存在します

いずれ、このLGBTという言い方自体 死後になるでしょう

今はこういった性的少数者 性的マイノリティの総称をSOGI(ソジ)と呼びます
そしてこれらに対するハラスメントを
SOGIハラ と呼びます

性的少数者は その存在そのものが知られていないために 普通の人達の心無い普通の発言に心を痛めます

ホモは気持ち悪いとか
レズビアンじゃ子供産めないとか
トランスジェンダーがみっともないとか…
これらを日常で何気なく話して、別に特定の誰かに言った訳ではない言葉でも、当事者はどこにでも隠れています
もしかしたら同意を求めた話し相手本人も何らかのマイノリティであり、密かに傷付いているかも知れません

これを
アンコンシャス バイアス
(無意識の偏見)と言います
このアンコンシャスバイアスそのものが 考えられなければなりません

例を挙げます

警視総監とキャビンアテンダントの夫婦 がデパートで買い物
警視総監は新しいヒールを購入し、キャビンアテンダントはネクタイを購入した
幸雄さんの彼女はどんな人？
幸子さん 結婚はしないの？

これらを聞いてみなさんは
どう思いますか？
何か違和感を感じますか？

実は警視総監が女性で
キャビンアテンダントが男性
幸雄さんのパートナーは彼女では無く男性
幸子さんは性的感情を抱かないマイノリティでした

こんな風に私達は、気が付かないうちに色々な偏見を持っています
これがアンコンシャスバイアスです

これらを沢山知って 新しい時代には考慮して発言する必要があるのです

                          ルーキー