夢に近づくこと:桂三輝さんに体験させてもらう世界
僕がプロデューサーとして関わらせてもらっている、カナダ人落語家の桂三輝さんが、アメリカNYのオフブロードウェイの芸能賞、「第10回オフブロードウェイ・アライアンス・アワード」にノミネートされました。
日本時間で昨夜発表で、惜しくも受賞はできませんでしたがノミネートされただけでも本当にすごい。
https://www.sanspo.com/geino/news/20200520/geo20052001210007-n1.html
昨年9月、NYにいた。
友達である桂三輝さんの記念すべきブロードウェイ公演のオープニングナイトに参加するためだ。
誰もがエンタメを楽しみに来ているNYの、ブロードウェイの、ど真ん中の劇場で、たった一人でステージにたつ桂三輝さんが、ヒーローに見えた。
登場した瞬間の歓声がやばかったんだ。
彼の英語落語は、日本の落語を”そのまま”英語にしているだけ。
まくらはもちろん外国人向けに、日本の文化の面白いところとか、自分が日本で体験した面白い話とかをとりあげるんだけど、落語は一切加工しない。
もちろん現地に合わせることも全然可能だけど(例えば話の中で出てくるそばをスパゲティに変えたりとか)それをしない。
きちんと、日本で作られた、日本の話の面白さを100%直球で伝えてくれる。
軽快に速射砲みたいに英語で放たれる日本が産んだお噺は、会場を爆笑に包んでいた。
手を叩いて笑って、時にはめっちゃ声をだして、会場はすっかりサンシャインワールドだった。
出会ってからブロードウェイ公演が実現するまでの道を見てきた。
もちろん僕と出会うずっとずっと前から、むしろ僕がまだ演劇とかすら知らない時から、三輝さんはブロードウェイの舞台を夢見ていた。
言葉の壁、文化の壁、いろんな壁を全部突破して、何十年もかけて夢を実現させたんだ。
↓僕らでロングランの初日に密着しました。ぜひみてみてください。
あれからもうすぐ1年になります。
残念ながら現在の新型コロナウイルスの影響でブロードウェイ自体が9月までクローズしてしまっているけど、逆に言えばロングランが1年以上続くということが確定した。
ブロードウェイで重要な劇評家の評価も軒並み良くて、さらに夢が広がる。
僕はそんな三輝さんから強さをもらい、希望をもらっている。
今回のノミネートで、また夢見させてもらいました。
何よりも強い刺激。
次は僕の番だ、と思ってる。
夢には近道なんてないし、僕が今やりたいことは世界に挑戦するということで、圧倒的努力が必要だけど、確実に近づいている。近づこうと目標を決めて努力をしている。
形になりまであと少し。
ブロードウェイ公演休止中の三輝さんのyoutubeです!
めちゃくちゃ面白いです!↓↓↓