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きんざい FP1級実技の傾向と対策 はじめに

簡単な自己紹介

はじめまして。ルークです。
今更ですが、自己紹介をしていなかったので、ちょっとだけお話しします。
この記事は、FP1級実技に役立つ話は、ほとんどありません。
どんな奴がかいているのかをお伝えするための内容になっています。
自ら記事を発信することに気が引けましたが、たくさんの先輩方のnoteのおかげで1級に合格したようなものなので、同じくすこしでも後につづく方の力になれればと思い、微力ながら発信することにしました。

僕は、土地家屋調査士として働いています。(あと不動産業をちょっと)
大学生の頃に宅建、マンション管理士、土地家屋調査士の資格を取得しました。
(プロフィールに記載した管理業務主任者と国内・総合旅行業務取扱管理者は高校生の頃取得しました。)

土地家屋調査士の業界が狭いので、詳細を言うと特定されてしまうので詳細はお伝えしません。小学生の頃「たまごっち」がはやったくらいの年齢、とだけ言っておきます。
FPの合格者や先輩方で、土地家屋調査士(表示登記や土地の境界等)に関してご不明なことがありましたら、僕でよければお答えしますので、お気軽にコメントください。

なお、僕の受験回はつぎのとおりです。
時間があれば2023年2月5日試験の体験談を書こうと思っているので、参考になれば幸いです。

2022年1月  3級
↓(このあいだに網膜剥離発生。手術)
2022年5月  2級

2022年9月  1級学科
↓(この間に第2種電気工事士 学科・実技)
2023年2月  1級実技(きんざい)

きっかけとFPの魅力

仕事の関係で「賃貸不動産経営管理士」の第一回試験を受けたことで、久しぶりに勉強に目覚めました。試験後に、続けて受験できる試験はないかなぁと探していたところ、FPの本を見つけました。これが僕がFP試験を受験することとなったきっかけです。賃貸不動産経営管理士の試験が11月下旬だったので、試験後、すぐに試験の申し込みをして、勉強を開始しました。

結婚したときや、子供が生まれたとき、「もし自分が死んだら妻や子供にはいくら残せるのだろうか。その場合、生活はできるだろうか」といった不安にが多々あり、できる限り自分で調べていましたが、FPの勉強を始めて、その答えがここにあったのかということに、初めて気づかされました。個人的には、2級までの内容は義務教育に取り入れてもよいのではないかと思うほどです。1級実技(とくにきんざい面接)に関しては、世の中の中小企業の社長さんや個人事業主さんに是非受験して欲しいなぁと思っています。

3級でおおまかな面白さを知り、
2級で全体像を知り、
1級学科応用編で、避けていた決算書の計算や年金額の計算を知り
1級実技で、さらに避けていた相続分野の奥深さを知りました。
避けていたところが、最終試験になればなるほど出題された感じなので、総合的に良い試験システムになっているなと感じます。
2級で分かったようで分からなかった分野がある方は、1級の勉強を進めると、自ずと分かるようになるかもしれません。

二つの寄り道

一つ目の寄り道は、病気でした。
3級合格後、突如片目が「網膜剥離」になり、失明寸前になりました。
ボクシングや格闘技なんて一切行っていないんですが…明日から入院してくださいといった感じでした。
余談ですが、網膜剥離は普通の生活をしていても、なる病気らしいです。目の不調があった際は、すぐに病院に行きましょう。目のトレーニングも網膜にはよくないらしいです。
入院は通算で3週間程度。片目はほぼ使い物になりませんでした。
でもゆっくり勉強する時間ができたので、youtubeを見たり、片目で本を読んだりして、過ごしました。入院して高額医療制度も体験しました。
結局、5月の2級試験では、まだ目がうまく使えなかったので、
片目を隠しながら、試験を受けました。
午前と午後の長い試験は、意外にもFPが初めてだったので、とても疲れました。

二つ目の寄り道は、1級学科合格判定後の、第2種電気工事士試験です。
以前より自宅の電気配線を合法的にいじりたい願望が強かったため、気分転換に、1か月後の第二種電気工事士を受けることにしました。第二種電気工事士の試験は1か月あれば合格ラインに達せるので、勉強時間が大幅に割かれる等の大きな影響はなかったです。
飽きたらFPの問題集を見る、という感じでした。
ちなみに第二種電気工事士の実技試験は12月25日クリスマスでした。

1級学科の目標ラインをどのように設定するか

2級試験後、FP1級を受験するかどうか、非常に悩みました。
学科のテキストや問題集も明らかに少ないこと、
仕事をするうえでFP1級が必要というほどでもないこと等
やらない理由を見つけるのは簡単でした。
ほんだ先生も、1年くらいは遊べないのを覚悟せよといったようなことをおっしゃっていたので、ちょっとビビっていました。

1級があるなら、1級って名乗りたい…
でもあんまりお金は掛けたくないからCFPルートは嫌。
結果、9月の1級学科試験にチャレンジすることにしました。
この頃は、若干ですが目もましになって、両目でなんとか生活することができるようになっていました。

所詮11月から始めた程度の知識で、あの学科試験で高得点を目指すのは難しいというのはわかっていました。
そこで、
基礎編 20問→40点
応用     →80点
を目標とし、応用をできるだけ減点されないようにして、合計120点を目指すことにしました。
基礎編の目標を20問としたのは、当然答えられるべき、落とせない問題がそれくらいはでるだろうというところからです。
また、応用に関しては部分点もあるだろうから、基礎編で点数をとるよりも遥かに効率的だろうという推論から、上記点数を設定しました。

ちなみに、1級に関しては願書提出者と実受験者数が著しく異なっており、
おおよそですが、当日約35パーセントが欠席します。
つまり、試験に参加しさえすれば、それだけで上位65%になります。
まあ合格率にはあまり関係のない数値ですが、モチベーションを維持するために、参加すればワンチャンあるかもと思うようにしていました。

1級学科の結果と、これからの学科受験生に向けて

1級学科の結果は155/200で
基礎編 →35問の70点
応用編 →85点
でした。
実技は穴埋めが8問だめ(各2点配点だと思う。うち1問は余計な単位を書いたので-1だと思う。)、計算問題は全問正解だったようです。
僕の受験回は多少オーソドックスな計算が多いような気がしたので、出題の運もあるのかなぁと思っています。なので、ギリギリ不合格だった方は、ぜひあきらめず、複数回受験してほしいです。

この記事を見ている方で、これから1級学科を受験される方は少ないと思いますが、個人的な応用編のコツを申し上げると、
①計算問題の過去問は完璧にして、いかにミスをしないかを突き詰める。
 それでも解けない問題はみんな解けないはず、とわりきる。
②穴埋め問題は、2級試験の実技で問われた文章問題の穴埋め選択肢と、重
 要な文言をチェックペン等で消して、自力で答えられるようにする。
といったところでしょうか。
2級実技の過去問は数も多いのでそれなりに大変ですが、一つ一つのテーマが綺麗にまとめられているので、とても参考になると思います。
なお、この②の作業は、後々の「1級実技 きんざい面接」でも効果を発揮すると思います。

学科の合格発表後の選択(きんざいか FP協会か)

性格的には明らかにFP協会の実技の方が向いていると思ったのですが、
9月試験までかなり時間があること、数年はあるといっても、合格には期限があることから、回数も多いきんざいの面接の方が現実的かなと考えて、きんざいの問題集を購入しました。
12分2セットで短時間で終わるきんざいの試験は、時間だけでみると超効率的に見えますが、緊張の度合いや対策・準備にかける時間や、2対1で面接するということを総合で気に考えると、決して楽ではありません。普段の自分であればビビってペーパーの試験を選ぶのですが、あえて自分の苦手な方をチャレンジすることにしました。苦手な方を選ぶ方が、結果的に強くなれると信じて。

きんざいを選んだ時点では、問題集を見ればなんとか大丈夫だろう程度の考えでいました。高い合格率から、皆が陥る誤解です。受験していない方からすれば、高い合格率を見て、受かりやすい試験なのだろうと誤解する方がいらっしゃるかもしれません。でも、終わったあとの感想としては、合格率に油断してはダメということだけ、お伝えしたいです。たくさん努力している方が実際に落ちているのを、僕も目にしました。今まで受けた資格試験は、合格率と難易度が比例していましたが、明らかにFP1級実技面接は、その法則に反していると思いました。
きんざいの実技試験の実体は、
1級学科をクリアした受験生(もしくはそれと同等の受験生)が、おそらくそれなりに勉強をして、試験当日も98%の受験生が出席して、それでも14%が落とされてしまう、そんな試験です。

だからといって、きんざい面接を選ぶなと言うわけでは決してありません。試験に受かれば、言い表せない満足感を得られますし、あの面接をクリアしたんだという自信がつくはずです(この気持ちは受験者しか分からないでしょうが)。
おそらくFP協会の実技も、同じように努力が必要だし、どのルートを選んだとしても、楽な道はないはずです。
どちらで受験しようか悩んでいる方は、時期や勉強内容、手法などを総合的に考慮して、自分に合った方をお勧めします。

そして、きんざい面接を選んだ方は、noteをフル活用しましょう。

具体的な対策は、問題集の暗記 + noteで実体験を調査  です。
一応テキスト等の紹介を書いていますので、気になる方はご覧ください。

きんざい面接をうける方へのメッセージ

FP1級実技の試験勉強は確かに大変ですが、仕事中やトイレに行く時間以外は勉強みたいな感じではありませんでした。
勉強とは言えない関連書籍の読書も、立派な試験対策になっていると思います。勉強したくないときは、関連する体験談やブログを読むこともお勧めです。

所詮、一回あたりの面接は12分しかありません。
そのうち、試験官が問題をしゃべったり、解説をする時間がそれなりにあります。
それに加えて、定番の問題が、必ず出題されます。
残った時間はほんの少し。
この時間を耐え抜けば、いいのです。

体調管理をしっかりして、当日遅刻しないで参加して、
定番問題と基礎的なところを固められれば大丈夫。
謙虚さとメンタルを保てれば、きっと面接官は分かってくれるはず。
聞いたことの無い問題は、きっと他の受験生も答えられないし。
できる限りのことをして最後まで参加したあなたは、きっと誰よりも輝いています。
自信を持って。
受験日当日は、だれよりも僕があなたを応援しています。


参考になれば嬉しいです









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