Santo incienso/The Different Company

ベルガモット、プチグレン、ナツメグのドライなオープニングからすぐにパロサントの乾いたウッディに移り変わって行く、「静寂」という言葉が似つかわしい繊細な香りだち。
トップが落ち着くとインセンスやミルラなどがじんわり輪郭を表してゆき、ベチバーのアーシーさも相まって一気にノスタルジックな雰囲気に。
夏の夕暮れ、誰もいない境内。一筋天に真っ直ぐ伸びていく祈りと煙の香り。