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ミラダンテSFを救いたい「シータチェンジザダンテ」

はじめに

どうも皆さんこんにちは。マネキンです。
突然ですが、2022年9月17日発売のDM22-RP1「伝説の邪神」にてトレジャー枠として再録されたこのカードをご存じでしょうか。

”未来の法皇 ミラダンテSF”

「時の法皇 ミラダンテⅫ」の調整版として「20周年超感謝メモリアルパック 技の章 英雄戦略パーフェクト20」にて初登場したこのカードですがこんなにも美しいイラストで再録されました。
発売当初から話題にはなっていましたが、このカードがミラダンテⅫのように環境に大きな影響を与えたかというと実はそんなことはありませんでした。
しかし美しいカードを見たらそのカードを使ったデッキを組みたいというのはDMP、いや、人間の本能であり、人間として生まれてきたならば美しいカードを使ったデッキを組みたいと誰もが思うはずです。
そうして私はミラダンテSF を救うために動き始めるのであった。


ミラダンテSFのここが弱い

冒頭でもお話ししましたが、このミラダンテSF、環境では目立った活躍をしてきませんでした(天門が流行ったときに入れていた構築があったようななかったような)。ではなぜ本家ミラダンテⅫと違い使われなかったのか。
個人的には大きく2つ理由があると思います。

1.召喚制限がなくなった

本家ミラダンテⅫの代名詞のような能力であるこの能力
「ファイナル革命:このクリーチャーが「革命チェンジ」によって出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、次の相手のターンの終わりまで、相手はコスト7以下のクリーチャーを召喚できない。」
現代DMでも十分強力なこの召喚制限が残念ながらミラダンテSFにはついていません(ついていたらついていたで大変なことになっていたと思いますが.…)。そのため本家ミラダンテⅫと比べちょっとした時間稼ぎやコントロール、フィニッシュには向いていないといえるでしょう

2.cip(登場時能力)がない

本家ミラダンテⅫでは
「このクリーチャーが出た時、光のコスト5以下の呪文を1枚、コストを支払わずに自分の手札から唱えてもよい。そうしなければ、カードを1枚引く。」
といったcipがありましたが、ミラダンテSFにはcipがありません。そのため、例えば、「灰燼と天門の儀式」「光の兄妹 るる&ルシファー」の効果でバトルゾーンに出してもただパワー12500の置物が出てくるだけになってしまいます。
そのため革命チェンジで出すことをを前提としたデッキ構築にする必要があります。


ミラダンテSFのここが強い

ここまでさんざん弱いところを話してきましたが、もちろんミラダンテⅫにはない強みもミラダンテSFにはあります。

1.唱える呪文の幅が広い

ミラダンテⅫでは光のコスト5以下の呪文しか唱えられませんでしたが、ミラダンテSFでは光か水のコスト6以下の呪文を唱えることができます。コスト5と6の違いはかなり大きいものです。例えば「ヘブンズ・ゲート」「祝え!この物語の終幕を!」「ドンドン火噴くナウ」「超次元リュウセイ・ホール」といった呪文を唱えることができます。これは大きな強みであるといえるでしょう。

デッキの基盤を考えよう

さて、ここまで長所、短所を話してきましたが、ミラダンテSFはミラダンテⅫと比べてかなり攻撃に寄った性能であり、コントロールというよりはコンボやワンショットに向いているカードであることがわかったと思います。
実際のところYouTubeで「ミラダンテSF デッキ」と調べると

このようなコンボデッキが数多く見つかります
が、私は思いました。ミラダンテといえばこのデッキだろう。
天門でもない、終幕サイクリカでもない、

トレジャーで再録する前は地味に値段がしてた
一番好きなカード。結婚したい
ハイスペックイケメン

そう、チェンジザダンテである。
しかし先ほど述べたようにミラダンテSFは攻撃力こそ強いがチェンジザダンテが得意としたコントロールには向かない性能です。そのため既存のチェンジザダンテにミラダンテSFを4枚入れるだけでは当然かみ合いが悪くなってしまいます。
そこで私は火文明を採用し攻撃力を高めた「シータチェンジザダンテ」を作ろうと決めました。
ここから先は私なりのデッキ構築の流れデッキ構築の際に私が考えていることもまとめていこうと思います。構築だけが気になる人は読み飛ばしてもらって構いません。
構築の詳しい解説はこちらのnoteでもしています。こちらも読んでいただけると嬉しいです。
↓今回制作した構築

また今回、デッキ製作においてデッキメーカー(DECK MAKER(デッキメーカー)【デッキ登録数200万件突破!】 (deck-maker.com))をフル活用しています。使い方がよくわからない人はこちらの動画を見るといいかもしれません。

デッキを作ろう

相性のいいカードを探そう

さて、デッキの大まかな概要が決まったところで相性のいいカードを探していきましょう。シータカラーで各種革命チェンジと相性が良い「切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー」は確定で入るでしょう。


最近また高くなってるらしい


次に探していきたいのはミラダンテSFで打つ呪文ですが、なるべくチェンジザとの相性のいいカードを採用したいです。
シータカラーであり、チェンジザでもミラダンテSFでも打てる相性のいい呪文を探していきましょう

絞り込み機能本当に優秀

自分はいつも絞り込み機能を利用して候補を決めています。
とりあえずデッキの枠などは後々調整するのであまり考えずに入れたら強そうなカードを探していきます。

マナからカツキングを展開することができ、バトルによって盤面をとることができ、おまけのように味方全員にアンブロッカブル付与してフィニッシュの精度を大きく上げることができる最強のカード
「禁断竜秘伝エターナルプレミアムズ」

まじでこいつはぶっ壊れだと思う

手札補充と盤面処理とマナ加速を同時に行えるST、「ドンドン火噴くナウ」

マジで20枚持ってる

豊富な選択肢によりさまざまな状況に対処可能な超次元呪文「超次元リュウセイホール」

チェンジザで打って一番イケメンなカード

ひとまずこの辺で十分でしょう。
中盤~終盤に必要なカードはそろってきたので次は初動となるカードを探していきます。

初動のカードを探そう

ここで大事になってくるのがマナカーブになってきます。今回の場合はチェンジザを採用しているため2-4-6のマナカーブにしようと思います。

Gストライクとマナ加速を併せ持つ「地龍神の魔陣」「フェアリー・Re:ライフ」

打点にもなる優秀なバズレンダ持ちマナ加速クリーチャー「ウマキン☆プロジェクト」

初動ばかりでもデッキパワーが下がる一方なので取り合えずこの辺にしておきます。(この辺はこの段階で考えるよりも、まわしてみてから試行錯誤するほうが早いと思うので大雑把で大丈夫です)

とりあえずこれまで決まったカードたちを入れてみるとこのような感じになると思います。

画質悪いな.…申し訳ない.…

こうしてみてみると明らかに5コスト帯のカードが飽和しているのがわかります。この段階で少し調整を入れましょう

リュウセイホールを思い切って全抜きしました。いい感じに整ったら次は細かい部分の調整です。

細かい動きを詰めていこう

自分の動きを通すことはできたのでここからはより細かい動きを詰めていきましょう。例えば、このデッキはミラダンテSFの革命チェンジをメインに動きたいデッキなのでテスタロッサなどのメタカードが相手にいるだけでかなりテンポが遅れてしまう可能性があります。また今のリストだと受けが弱く赤単などの速攻デッキに押されてしまう可能性があります。
このようなデッキの弱点をこの枠で埋めていくのがベストだと考えます。

貴重な火文明単色であり、相手の小型獣を処理しながら確実にアドバンテージを稼ぐことができる「“乱振”舞神 G・W・D」

ミラダンテⅫからもミラダンテSFからもチェンジザからも打つことができ、相手を除去しながら呪文を封じることができる器用な呪文「禁時王秘伝エンドオブランド」

このカードも相当イケメンだと思う


ミラダンテSFの効果で打つことができ、強力な受け札にもなるSトリガー呪文「ドレミ団の光魂Go!」

使用難易度こそ高いもののそれに見合ったロック性能を持っている殿堂入り呪文「機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」」

さて、ここまでのカードを入れるとこのような40枚になりました。

完成(?)

やったー!!!!完成だ!!!!

となってしまってはまだまだです。試しにデッキ分析をしてみましょう。

右上のデッキ分析→上から3つ目のデッキ分析を選択

多色が多すぎる!!!!!!

取り乱してしまいました…
しかしここまで多色が多くなってしまうと自分の動きに大きく支障が出てしまいます。最後に多色の割合を調整しましょう。

多色割合を調整しよう

個人的には多色武装を使うデッキは多色24枚以上あると心強いですが、それ以外のデッキは多色枚数が20枚超えると多色事故が起きやすくなり、かなり厳しくなってくる印象があります。特に今回は2-4-6のマナカーブを安定して成立させるためにも、多色の枚数を20枚近くに調整する必要があります
デッキによってはここが一番難しいところです。

多色配分を調整するコツはひたすらカードを調べまくって単色で同じような動きができるカードを探しまくることです。

例えば「ドレミ団の光魂Go!」の代わりになるカードを探す際には

「光または水」「単色のみ」「呪文」「コスト6以下」「Sトリガー」


このように絞り込み機能を使うことで似たような役割を持つカードを探しやすくなります。

こうして「地龍神の魔陣」→「フェアリー・ライフ」

「ドレミ団の光魂Go!」→「ドンドン吸い込むナウ」

に変更した最終的なリストがこちら。

完成

良い(自分で言うのもあれだが)

少し多色が多い気もしますが、許容範囲でしょう。

おわり

ということで無事にミラダンテSFのデッキを完成することができました。
私が調べた限りシータカラーで組んでいる方は見つからなかったのでシータカラーで組んだのは僕が初だと思います。(いたら本当にごめんなさい)
初めての記事だったので読みづらい点等々あったかと思いますが、ここまで読んでくださり本当にありがとうございます。
新弾買ってミラダンテSFの使い道に困っている人はぜひこちらの構築を組んでみてはいかがでしょうか。
それでは。

mannequin




おまけ

どうしてもカツキングを採用したくないという方はカツキングの枠を「超次元リュウセイホール」へ変更すると良いと思います。


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