(想)時間は均一に流れるという錯覚
人に与えられた時間は1日24時間。確かにそうだと思う。
ただ、その時間の過ごし方で実は時間という流れが体感的に変わると思っている。
会社立ち上げメンバーの一人であった超有能なプログラマーのお話だが、
彼は中3の時に初めて親と海外旅行に行ったそうだ。
そこでみた風景に感受性高い年齢らしく、白人と黒人が普通に会話しているのに衝撃を覚えたとのこと。まさに映画の世界が実際に存在することがあるなんて!
それから、彼は英語を猛勉強し、カナダの公立高校に通うことになるのだが、彼にとっての海外旅行前の時間と海外旅行後の時間の感覚はきっと違ったと思う。
まあ、親も親でよく行かせたなという偉大な決断をする方なのだが、子も子でよく行くなと親子共々素晴らしい家庭だなと思った。
その後、彼はアメリカの大学で経済学を学びながら、独学でプログラミングを学び、googleにもスカウトされるくらいのスーパープログラマーになるのだが、ひょんなことから意気投合し、うちを選んでくれたことは今でも感謝している。
結局、途中でうちは企画営業強化の会社に、彼は日本を代表するようなIT会社に就職へと別の道へと別れることにはなるのだが、たくさんの刺激をもらった。
その尊敬する彼をつくったのは、あの時の海外に行きたい!という気持ちからすべてが始まっているように思える。
同じ風景を60歳のときに見たらどう思っただろうか?
その後の行動が変化するくらいの衝撃はなかったのではないか?
確かに時計で計ったら、15歳と60歳の1年間は同じ針をさす。
しかし、今見ていくれているだろう貴方の今は、きっとかけがえのない今だと思う。取り組み方によって、振り返ると惰性で過ごした1年と真剣に何かに取り組んだ1年では感じ方が全く違う。
さらにその後の人生に影響を及ぼすことを考えると若い時の時間ほど大切なことはない。お金よりも確実に大切。当時はあなりピンと来てなかったけどね。
よく成功した年配の方が、すべての財産を無くしても若さがほしいというようなことを聞くと思うけど、その人はその経験を持って若返れば、今よりも成功もするし、幸せにもなれると確信していると思う。
まっさらなキャンパスはどんな色にも染まる。本人たちはなんでもないことに焦ったりもするんだろうけど、実はまだ何者でもないって可能性の塊だと思う。
娯楽が多い今だと気づいたら年月が経っていることも多いけど、貴方の今って老いた人からみると夢のようなゴールデンタイム。
とにかく、聞いたり見たりとかではなく、どんなことでも体験をしていこう。
思うだけでずっと考えていることも動いてみると実は想像してたことと違うことが多い。
そう、貴方は色々「体験」して自分なりの色に染まるために生まれてきたのかも知れない。
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