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AIは仕事効率を上げて、利用者の満足度を下げる!?AIとの上手な付き合い方

「AIを使えば仕事が楽になる」

そう思っていませんか?

こんにちはろにぃです。

AIニュースを見ていたら、気になる論文を見つけたのでご紹介します。

確かにAIはぼくたちの仕事の効率を劇的に向上させる可能性を秘めています。

しかし、今回紹介する論文「Artificial Intelligence, Scientific Discovery, and Product Innovation」によると、AIの導入が必ずしもユーザーの満足度向上につながるわけではないらしいんです。

では、どうすればAIと上手に付き合っていけるんでしょう?

今回はAIとの向き合い方について考えてみました。


AIは使う人を選ぶ - スキルが重要な理由

アメリカの大手MITの研究開発部門でAIを使った実験が行われました。

内容は1,018人の研究者を221チームに分け、AIツール導入による効果を分析。

この研究によると、AIの効果には大きな個人差があることが判明したんです。

具体的には、

  • 生産性の高い上位10%の研究者の生産性は81%向上

  • 一方で生産性下位3分の1の研究者はほとんど効果なし

なんでこんな差が生まれたんでしょう?

研究によって、『AIが出力するものの良し悪しを見分ける判断能力の差』が影響することがわかったんです。

わかりやすく言うと、

  • 専門知識があり、AIの提案を適切に要・不要の判断ができる人は成果を上げる

  • そうでない人はAIの提案に振り回されて時間を浪費する

というわけだったんです。

ぼくも色々とAIツールを触ってみて、

  • AI検索

  • AI文章生成

  • AI画像生成

は効率よく使えていますが、音楽生成なんて全くダメでした。

僕自身が何が良くて、何が悪いかを論理的に説明できないんですよね。

満足度を上げるカギは「成功体験」

興味深いことに、AIの導入は必ずしも利用者の満足度向上につながっていません。

研究では、

  • 82%の研究者が総合的な満足度の低下を報告

  • 特に「スキルが活かせない」「創造性が失われる」という不満が多数

結局AIの導入で満足したのは当初から生産性が高い研究者、つまりAIによる生産性向上の恩恵を大きく受けられた研究者だったというわけです。

AIとの付き合い方を工夫し、成功体験を積み重ねることで、満足度が増すというわけですね。

AIとの上手な付き合い方

『じゃあ具体的に、どうすればAIと上手に付き合えるの?』

こう思いますよね?その答えは以下の通り。

1. まずは触れてみる

AIは実際に使ってみないと理解できません。
普段あなたが時間をかけて知恵を振り絞っていることをAIに相談してみてください!

2. 専門知識を活かす

AIの提案を評価する際は、自身の専門知識や経験を積極的に活用すべき。
webライティングができる人は、ぜひその知識を活かして爆速で文章を作ってみてください!


3. 段階的にスキルを上げる

AIとの協業には新しいスキルが必要。具体的には、

  • AI生成の提案を効率的に優先順位付けする能力

  • AIの出力を専門知識に基づいて解釈する能力

  • AIと人間の専門知識を補完的に活用する能力

ブログで言えば、SEOライティングの知識を学び続けながら、AI活用のスキルを身につける必要があるというわけですね。

今回の研究でも71%の研究者が新しいスキル習得の必要性を感じています。

「学び」は一生続きますね。

おわりに

AIは確かに強力なツールですが、「使う人を選ぶ」のも事実です。
しかし、決して悲観的になる必要はありません。

重要なのは、

  • まずは実際に触れてみること

  • 専門知識を活かしながら段階的にスキルを上げていくこと

  • 小さな成功体験を積み重ねていくこと

こうした地道な取り組みを通じて、AIと建設的な関係を築いていくことができるはずです。

最後に論文にある研究者たちの言葉を引用します。

「ドメインエキスパートでさえ、AIの可能性を過小評価していた」

まだAIに触れていない方も、この言葉を参考に、一歩を踏み出してみてはいかがですか?


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