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高校卒業の話。

3月15日、高校を卒業します。

中高一貫校なので、この学校には6年間もお世話になりました。
なんてったって、サッカー部に入りながらも、
文化祭にめちゃくちゃ力を入れ、
さまざまな迷惑を各方面にかけながら、好きなことをたくさんやらせてくれて、
感謝しかありません。
この学校に入って本当に良かった。

それだけに、最後、
先生たちがいちばん欲しかったであろう、
僕の「合格」。

頑張れなかったことが、悔しい。
もっとはやくやれば、最後までやりきれば、
あの時、こうすれば良かったという後悔ばかり、頭に浮かびます。


僕は、大学入試を諦めた。


一橋大学の試験資格を持っていなかったので、
(詳細は後述します)
2/22の早稲田社学の試験が僕の現役最後の試験でした。

社学の試験が終わったとき、
 (ワンチャン受かったな…。)
という気持ちと、
 (こんなに努力しないでワンチャンで受かってしまうなんて、人生失敗する。
  絶対、浪人が必要だ。)
という気持ちが渦巻き、すっきり終わることができませんでした。

大学受験とは、人生を決めるゲームです。
大学を選ぶ者は、自分の得意分野を分析し、どの舞台で活躍できるか、稼げるかを現実的に考え、将来就く職の一歩手前の選択をする権利が与えられています。

「大学がどこかなんて、さほど重要ではないよ!」
だなんて言うかもしれませんが、
普通の会社に勤めて、仕事に意義を感じず、ただ自分を押し殺して業務を行い、退社時間を待って、帰って好きな音楽を聴いて…、
そんな生活なんて求めていない僕には、それ相応の勉強が必要で、それ相応の勉強の場の整った大学は、相当なハードルの大学しかありません。

偉そうに喋りましたが、
「普通の人生は求めてない『僕』」は、すごくプライドが高くて、
自分は成功するだけの価値のある人間だ!
と、勝手に思い込んでしまいます。
思い込みから努力を怠り、
本来の自分を見つめることができなくなった「結果の出ない『僕』」は、
自分の立ち位置がわからなくなって、迷子になってしまいました。

一橋大学志望、センター爆死、合格は駒澤大学だけ。

何に悩んでいたんでしょう。
ただ勉強すればいいだけの話じゃないですか。

僕は、僕の虚像に足をくじかれてしまいました。
大学受験とは、人生を決めるゲームだって、知ってたのにね。
僕の虚像の姿に気づいたのは2月に入ってからです。
これがすっきりできなかった原因です。


僕は、高校を卒業して浪人します。
いい大学に行かなければ、先生たちが報われないし、親が心配する。
なにより、人生を失敗させてしまう。

ダメな自分を、受け入れることにしました。
合格するために。

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