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【マスター1到達】メタ型トゥーンコロシアムのデッキレシピと回し方【遊戯王マスターデュエル】

※当記事ではマスターデュエルseason18環境を前提に解説を行っております。

【デッキレシピ】

ペガサス氏の言葉を借りるならすなわち「完全なる生命体」


【トゥーンモンスターについて】

1.トゥーンの強み
トゥーンモンスターはトゥーンキングダムが存在する場合、相手に直接攻撃ができ、対象耐性と戦闘・効果破壊耐性が付与されます。
そのため、ひたすら場に居座って直接攻撃を繰り返すことで、ライフの削り合いにて有利を取り続ける戦法がシンプルに強いです。
サーチカードも豊富なため、必要なパーツを揃えやすい点も優秀です。

また、トゥーンは墓地の利用、エクストラデッキの使用、特殊召喚を使わない、闇・光属性を採用しなくてもよい点から汎用カードの干渉を受けづらく、昨今多く見られる「増殖するG」「ディメンション・アトラクター」「墓穴の指名者」「無限泡影(対象に取られないため)」「深淵の獣」等を根こそぎ腐らせることができます。

逆にこちらは特殊召喚権を捨てるドローカードやメタカード(無差別除外カード、自分にも影響を与える展開封じカード)を採用し放題になります。
これによりメタをかわしつつ、環境デッキに対してかなり厚くメタを張ることができます
上記がトゥーンを環境にて使う大きな強みになります。

2.トゥーンの弱み
いくら破壊されないとはいえ、攻撃にさらされ続けると先にこちらのライフが尽きてしまうため、安定して勝ち続けるためには相手の展開をある程度封じる必要があります。
また、何よりトゥーンモンスターは無敵でも、肝心要のトゥーンキングダムには何の耐性もありません
そのため、トゥーンキングダムを守りながら戦う必要があります。
さらに、トゥーンモンスターは基本召喚したターンには攻撃できないという大きな制約があります。
必然的に決着までには時間がかかると考えた方が良いでしょう。

3.トゥーンの目指す戦法について
上記を踏まえた上で【トゥーン】を環境で戦わせるには、できるだけ早くトゥーンキングダムとトゥーンモンスターを場に揃えた上で維持し、相手に展開させず、ひたすら攻撃を押し付ける戦法がベストだと結論付けました。


【採用カード紹介】

モンスター編
トゥーン・ヂェミナイ・エルフ

当デッキ唯一のモンスター。メインアタッカー。
下級モンスターながら及第点の攻撃力1900を誇り、相手に戦闘ダメージを与えると手札を一枚墓地に送るおまけ付きです。
地属性のためビーステッドのコストになりません。
基本的にこのモンスターを場に維持し、5回直接攻撃を通し勝利することを目指します。
3枚で本当に引けるのか不安だと思いますが、後述のトゥーンのもくじ、しおりでサーチできるため、実質9枚採用です。
トゥーンキングダムのコストで全て飛んだ場合は泣きましょう。
初手に欲しい上、墓地行くと再利用の手段がないため3枚の採用。

●エクストラデッキについて
基本的には壺のコストにしか使いません。
実際、ゴールド5からマスター1に上がるまで1度もエクストラデッキから特殊召喚することはありませんでした。
一応、ドラグマ対策でヌトス等を入れていますが、活きたことはないのでなんでも良いと思います。安く済むので助かります。


魔法編
◆トゥーンカード
トゥーン・キングダム

最重要カード。国。
このカードがなければヂェミナイ・エルフはバニラになり、強力なテーマカードも完全に腐ります。
神の宣告、トゥーン・テラーを用いて死守しましょう。
基本的には最優先でサーチし建国するべきですが、手札にカイザーコロシアムを引いている場合はヂェミナイ・エルフを優先した方が良いです。
おそらく、あらゆるデッキの中でもトップクラスにテラフォーミング禁止のあおりを受けたカード。
何としても初手に欲しいので3枚の採用。

トゥーンのもくじ

万能サーチカード1。
基本的にトゥーンキングダムかヂェミナイ・エルフをサーチしますが、既に2枚が揃っている場合はカウンター罠のトゥーン・テラーをサーチしましょう。
唯一、コミックハンドだけはトゥーンのしおりを経由しなければサーチすることができないので気を付けましょう。
名称ターン1がないため手札に複数来てもまず困りません。
また、(元テーマを差し置いて)エクゾディアのイメージが強いせいなのか、強気に初手で発動しても灰流うららはまず打たれません。
何枚あっても困らないカードなので3枚の採用。

トゥーンのしおり

万能サーチカード2。
基本的な使い方はもくじと同じですが、最大の差別点はトゥーンキングダムの破壊を肩代わりできる点でしょう。
そのため、灰流うららが無さそうな場合は「もくじ→しおり→キングダム」の順番にサーチし、キングダムに破壊耐性を持たせるよう意識しましょう。
もくじと違い名称ターン1カードなので注意です。
こちらもとにかく数が欲しいカードなので3枚の採用。

コミックハンド

トゥーンデッキの切り札。
相手のモンスターをノーコストで奪った上にトゥーン名称を付与し、効果も攻撃もやり放題という強化版強奪です。
ただ奪うだけではなく、トゥーン名称が付与されることでキングダムの恩恵に与れるようになり、対象耐性、戦闘・効果破壊耐性が付く上に直接攻撃までできるようになるというインチキ効果を持っています。
唯一、キングダムが無ければ発動できない点は注意です。
ヂェミナイ・エルフが尽きた場合でもコミックハンドで相手のモンスターを奪う勝ち筋があります。
また、奪ったモンスターはトゥーン化するものの即攻撃ができるので、通常よりも早く勝負を決めることができます。
上記のように非常に強力なカードなのですが、キングダムが無ければ完全に腐るため2枚の採用。

◆ドローソース
命削りの宝札

このデッキは特殊召喚せず、モンスターが召喚酔いする都合、デメリットをほとんど無視して使用することができます。
モンスターが3枚しか入っていないため手札がだぶつき発動できない事故もほぼありません。
もくじやしおりはドローカードを1通り使った後に、足りないものをサーチするために使うと無駄が少ないです。
可能な限り採用したいですが準制限のため2枚の採用。

強欲で謙虚な壺

ドローカードと制約が被らないサーチカードです。
例によってデメリットは無視できます。
使い方は上記と同様です。
可能な限り採用したいですが準制限のため2枚の採用。

強欲で金満な壺

エクストラデッキを使わない都合、実質強欲な壺です。
よく灰流うららをもらいますが、そのおかげで専用サーチカードが良く通ります。
命削りの宝札や金満で謙虚な壺と被るといずれかが発動できなくなりますが、とにかく数が必要なので採用。
後述の金満で謙虚な壺との兼ね合いのため2枚の採用。

金満で謙虚な壺

増える手札は1枚ですがその分質の良さを狙える壺カードです。
相手によっては非常に刺さる群雄割拠や生贄封じの仮面、羽箒等をサーチしに行きます。
上記理由に加え、強欲で金満な壺に比べ、残りのEXデッキが3枚の際にこちらの方が狙ったカードをサーチできる可能性が高く強いと考えているため、3枚目の強欲で金満な壺の枠をこちらに割いています。
制限カードのため1枚の採用。

◆展開妨害
カイザーコロシアム

トゥーンコロシアム戦法の半分を担うカード。
居座る能力が高い上に展開力がないトゥーンにバッチリ噛み合った展開封じカードです。
このカードとキングダム、ヂェミナイ・エルフを揃えることを積極的に狙っていきましょう。
トゥーンは直接攻撃できるため、相手が壁モンスターを出しても場に残したままダメージを与えられます。
相手は自爆特攻しなければ新しいモンスターを出せなくなりますが、その際にヂェミナイ・エルフで1枚手札を捨てさせることができ強いです。
初手に欲しいですがサーチ手段がないため3枚の採用。

次元の裂け目

墓地利用を封じるカードであり、仮想敵はティアラメンツです。
ティアラメンツ相手はこのカードがないとかなりキツいため、なんとかして手札に引き込みましょう。
また、ミラジェイドの除外効果も止められます。
こちらも初手に欲しいですがサーチ手段がないため3枚の採用。

◆その他
サンダーボルト

The・パワーカード1。
主に烙印深淵やエクソシスター、スプライト等に対する捲り札です。
上記以外にも幅広く刺さり、汎用捲り札として非常に使いやすかったです。
ティアラメンツ相手でも裂け目を貼っておけば全体除去になります。
準制限のため2枚の採用。

ハーピィの羽根箒

The・パワーカード2。
烙印の獣、復烙印や、ふわんだりぃずと未知の風、謎の地図等、トゥーンでは苦手にするデッキがそれなりに魔法罠を並べるデッキが多かったこともあり採用していました。
採用していて助かる場面は多かったです。
制限のため1枚の採用。

禁じられた聖杯

汎用無効系カード。
相手のバロネスやサンダードラゴンの無力化を狙って採用しました。
それだけならば無限泡影でも良いのですが、このデッキではヂェミナイ・エルフに使用することで1900+1900+1900+2300になり、ぴったり8000ダメージ削り切ることができます。
1ターンの短縮は大きいと思い無限泡影の代わりに入れていました。
というか、wikiに上記の使い方が書いてありました。
正直、採用したタイミングがラストスパート付近だったこともあり、あまり使う場面が来る前にマスター1を達成してしまったため使い勝手がよくわかりません。
このカードを抜けばデッキ枚数は40枚になるので、正直抜いてしまっても良いかもしれません。
妨害と強化で1回ずつ使うかも、と思ったため2枚の採用。

罠編
◆キングダムを守るカード
トゥーン・テラー

サーチできる万能カウンター罠です。
発動条件にキングダムとモンスターの両方が必要なため少し重いですが、
必要に応じてサーチできるため、イメージほど事故りませんでした。
最初の頃は事故に怯えて不採用、ピン刺しだったのですが、2枚採用してから確実に勝率が上がりました。
既にキングダムとヂェミナイ・エルフが揃っている際にサーチカードを引いた場合はこのカードをサーチして守りを固めましょう。
強いのですがやはり事故が怖いので2枚の採用。

神の宣告

ライフコストが大きいですが召喚にも対応する万能カウンター罠です。
汎用カウンター罠の筆頭であり、何度も相手の打開札から守ってくれました。
しかし、ライフコストは馬鹿にならず、ヂェミナイ・エルフを攻撃表示で立たせ続けることが基本戦法の都合、序盤にライフを払いすぎるとこちらが先に削り負けすることが多々ありました。
とはいえ、他のカウンター罠も一長一短であり、やはり無効範囲で勝るためずっと変えることはありませんでした。
王国を守る最後の砦として3枚の採用。

◆展開妨害
センサー万別

同じ種族を1体しか出せなくする永続罠です。
環境トップのデッキには刺さりが悪かったですが、恐竜デッキや六花、ふわんだりぃず、エクソシスター、アダマシア、ドラゴンリンク等、環境の脇を固めるデッキには刺さりました。
上記デッキに当たることがそれなりにあったので抜けることはありませんでした。
準制限のため2枚の採用。

群雄割拠

同じ種族しか出せなくする永続罠です。
環境トップの烙印深淵に非常によく刺さり、それでだけでも採用する意味はありました。
ティアラメンツに対してもレイノハート存在時に使用できれば時間は稼げます。
センサー万別と合わせることで、場に出せるモンスターが1体になります。
制限のため1枚の採用。

御前試合

同じ属性しか出せなくする永続罠です。
正直今シーズンはあまり通りが良くなかったのですが、ふわんだりぃずやHERO、スプライト等刺さるデッキには刺さり、結局抜くことはありませんでした。
ここまでで既にお気づきかもしれませんが、ヂェミナイ・エルフしか採用していない当デッキでは群雄割拠と共に一切影響がありません。
コミックハンドを除去札として使えるようになる(奪っても横に並べられなくなる)ので覚えておくと生きることがあるでしょう。
制限のため1枚の採用。

生贄封じの仮面

一切のリリースを封じる永続罠です。
対ふわんだりぃず最終最強防衛カード。
上記は元より、烙印の獣、深淵の獣ルベリオン、スプライトキャロット、壊獣、惑星探査車など、絶妙に手が届かないところに手が届く良いカード。
ただ、刺さらないデッキには一切刺さらないです。
1枚あれば十分。


【基本戦術】

トゥーンキングダムとトゥーン・ヂェミナイ・エルフを並べた上で、展開妨害カードを展開するだけです。
相手によって有効な妨害札は変わるのですが、とりあえずカイザーコロシアムを維持できる状況が一番強いです。
有利な盤面を作ったらヂェミナイ・エルフやコミックハンドで奪ったモンスターを用いてひたすら直接攻撃を狙いましょう。


【たまに役立つテクニック】

ヂェミナイ・エルフを召喚して次のターンに攻撃したいがライフに余裕がない場合は、裏側守備でセットし、相手の攻撃で表にしつつキングダムで破壊を回避すれば、余計なダメージを受けずに次のターン攻撃ができるようになります。

手札にキングダムがある状態でドローカードやサーチカードを引いた場合、キングダムの発動は最後に回しましょう。
発動時の除外コストでサーチ予定のカードが飛ぶと泣きたくなります。

ヂェミナイ・エルフとコミックハンドで奪ったモンスターの2体が並んでいる状態でカイザーコロシアムを適用している場合、相手は2体モンスターを並べることができてしまいますが、相手ターンに群雄割拠等を使うことで自分のモンスターを1体に調整し相手の展開を阻止することができます。


【主要なデッキに対する立ち回り】

烙印深淵
先攻後攻問わず群雄割拠を全力で張りに行きましょう。
カイザーコロシアムも相手の場にモンスターがいれば烙印融合を許さないので有効です。
除外の利きが悪いため、とにかく烙印の獣orビーステッドモンスターを羽根帚orサンボルで除去しつつトゥーンキングダムとヂェミナイ・エルフ、コミックハンドも用いてライフを削りにいきましょう。
ミラジェイドは対象を取らずに除外してくる天敵ですが、裂け目を張ると効果が使えなくなることは覚えておきましょう。
烙印融合は神の宣告、テラーで徹底的に使わせないように頑張りましょう。

ティアラメンツ
次元の裂け目を全力で張りに行きましょう。
後攻でもこれだけで一気に勝ちが近づきます。
キングダムはカレイドハートでデッキバウンスされるためかなり嫌な相手です。
できればコミックハンドで奪ってしまいたいところ。
サリークは対象に取られないため腐らせることができますが、クライムはデッキバウンスのため、キングダムの効果では守れません。
とにかく次元の裂け目を張りましょう。

スプライト
どんな複合スプライトでもカイザーコロシアムさえ張れればかなり勝ちが近づきます。
群雄割拠、御前試合もそれなりに有効です。
スプライトスマッシャーズは対象を取らず除外してくる最も危険なカードです。
なんとしてもカウンターしましょう。
後攻の場合は正直結構きついです。
事故ることを祈りましょう。

ふわんだりぃず
カイザーコロシアム、生贄封じの仮面、御前試合、センサー万別と展開を阻止できるカード自体は豊富なのでどれかを先攻で張りたいところ。
ただ、生贄封じの仮面以外は未知の風で捲られる可能性があるので、なんとかカウンター罠を合わせてください。
後攻の場合は覚悟の準備をしておいてください。

メタビート
先攻後攻問わずかなり有利です。
相手の妨害がほぼ刺さらない上に、こちらは直接攻撃できるためダメージレースで勝てます。
今シーズンは一度も負けませんでした。


【採用を見送ったカード】

ディメンション・アトラクター
採用していた時期もあるのですが、正直ティアラメンツしか止まってくれない上にこのデッキの強みであるビーステッドの餌にならない利点を捨てるので不採用です。

マクロコスモス
こちらも一時期採用しており、使い勝手は悪くありませんでした。
烙印罠の中には墓地で発動するカードもあるので採用も検討できます。
ただ、一番撃ちたいティアラメンツのルルカロスに無効にされたうえで破壊される点や(原始太陽へリオスめぇ・・・)、トゥーンのしおりが除外されてしまう点を考慮して最終的に抜けました。

灰流うらら
手札誘発全般が命削りの宝札と相性が悪いため不採用です。
無くてもなんやかんやでマスター1まで上がれたので、採用するなら捲り札を増やした方が良いと思います。

メタバース
テラフォーミングの後を継ぐもの。
キングダムのサーチに有用ですが、正直枠がない点とキングダムを張った後は腐るので入れませんでした。


【あとがき】

目標にしていたマスター1がこんなに早く達成できるとは正直思っていませんでした。
今シーズンはゴールド帯からのスタートだったため時間もかかったのですが、それだけに到達した時の喜びはひとしおでした。
また、Twitterにてたくさん祝福していただき本当に嬉しかったです!
この場を借りて改めてありがとうございますとお伝えさせていただきます。
ありがとうございます!!!

余談ですが、普段Youtubeにてランクマ配信とフレ戦配信もしております。
もし一緒に楽しい時間を共有できるのであれば嬉しいです!
https://www.youtube.com/channel/UCPhC1u6jn-7SUvXEhhq2i1w



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