特別区その6
前回の続きです。科目について詳しくみていきましょう
私が大まかに分けたメインとサブです
メイン
憲法・民法1・民法2・ミクロ経済学
サブ
行政学・政治学
微妙
行政法・マクロ経済学・財政学・経営学・社会学
我ながら歯切れが悪いですね。微妙が一番多くなってしまいました
理由を説明させてください。歯切れが悪くなった理由は、専門試験を勉強するうえで、特別区のみを考えて勉強するのか、併願先も含めたトータル的なことを考えて勉強するかによって変わるからです
まずメインにした憲法を例にとって説明します。憲法は特別区を含めて様々な試験の科目として採用されていて、国家総合・一般、国税、裁判所、市役所といった主要なもので出題があります。また、科目の勉強難易度自体も相対的に低く、得点源にしやすいです。個人的な好みはともかく、憲法をメイン科目に置くことに異を唱える方は少ないといえるでしょう
勉強難易度はあがりますが、同様の理由で民法、ミクロ経済学も多くの試験で出題があります。しっかりと勉強をしてメインに据えるべき科目かと思います
反対に行政学や政治学がサブなのは、併願先で出題がされにくいためです。微妙においたのはどちらでもないかなと感じたものをおいています
以上が歯切れの悪い理由です
ここから困ったはなしをします(←本当はしたくない)
今まで読んでいただいて、「よし。行政学や政治学はサブになってるし、難しいんだな。勉強しないでおこう。」と感じたかもしれませんが、そんなことはありません。むしろ簡単です。得点源にしやすいです
ですが併願先ではあまり出題がないと思います。それならば民法やミクロ経済学をやったほうが併願先でも出題がありますし、トータル的には効率が良いです。でも勉強難易度としては明らかに行政学や政治学の方が民法やミクロ経済学よりも簡単だと思います
つまり特別区にある程度特化するのか、併願先のことも考えて勉強するかでかなりメインとサブは変わってしまうのです
これが非常に困った話で、勉強時間をどう配分するかのポイントになります。ですので私は、科目選択をするうえで特別区特化用と併願先込みの2つの指針を出しておこうと思います。
特別区特化
メイン
憲法・行政法・行政学・政治学・社会学
サブ
(民法1・民法2)・(ミクロ経済学・マクロ経済学)・(財政学・経営学)()の中をそれぞれ1つメインにあげてください
(経済学がどちらもサブなのは、23区合同説明会で職員の方が経済学は全捨てしたと仰っていた点も影響しています。
確かに苦手な人も多い科目ですし、勉強時間がなければ思いきって全捨てもありかなと思いました)
併願込み
メイン
憲法・行政法・民法1・民法2・ミクロ経済学・マクロ経済学
微妙
財政学
サブ
経営学・行政学・政治学・社会学)
2つメインにあげてください。
勉強難易度の低さは社会学が一歩リードしていると思います
一応指針は出してみましたが、結局は勉強する本人の得意・不得意に左右されますし、本番の試験問題が例年よりも難易度が上がったり下がったりもします。どの科目で正解しようが1点は1点ですので、優劣は特にないはずです
科目選びの参考に少しでもなっていれば幸いです
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