自己コントロール機能の崩壊とADHDや自閉症<これまでのまとめ>
<あなたの病気が治らない理由>シリーズの続編です。
前頭前野は、人間の脳の中でも特に高度な認知機能を担当しています。それは意思決定、社会的な行動、自己コントロールなどを含んでいます。しかし、何らかの理由でこの領域が炎症を起こした場合、その影響は非常に大きなものとなります。
前頭前野の炎症と自己コントロール機能
炎症は、体が感染や損傷から自己を守るための自然な反応です。しかし、この炎症が脳、特に前頭前野に生じた場合、自己コントロールの能力が損なわれる可能性があります。この影響は、注意力欠如・多動性障害(ADHD)や自閉症スペクトラム障害(ASD)などの形で現れることがあります。
前頭前野の炎症とADHD
ADHD、自閉症などの発達障害は精神でいうと自我機能、脳でいうと前頭前野が大きく影響を与えます。炎症が自己コントロール機能を損なうと、これらの症状が引き起こされる可能性があります。
この記事を読んだあとでさらに詳しく学びたいと思ったら、以下の本を読むことを強く推奨します:
「ADHDの正体―その診断は正しいのか―(著者:岡田尊司)」
ここまでのまとめ
つまり、僕が言いたいことは何かと言いますと脳の生まれつきの発達の障害とされているものは、自己コントロール機能を司る前頭葉の炎症により悪化します。世の中で言われている精神年齢というのは、いわば前頭葉の機能を述べているのであり、発達障害や精神障害も脳の機能としてはこれらの不調が起こしているということです。
つまり、それらは本当に生まれ持った障害なのか。遺伝によって引き起こされるというのは本当なのか?ということがここからの論点となり、結論としては遺伝ではなく愛着障害による自我の未発達と、食材の問題やストレスなどにより炎症して機能低下しているのではないか。ということを述べていきます。
実際、自閉症の子の親を見ていると、依存的支配的であったり、ADHDの子の親を見ていると暴力的である ということは実体験として大量にあり、毒親じゃないパターンを見たことがありません。
そして、ここまでの説明を読めばお分かりだとは思いますが、病が治らないことと、親が毒親なこと、精神が未発達なこと、発達障害の症状が出ることは関連性があります。
病なんて食事と精神を完璧にできていれば、そもそもかかることはなく、「病にかかってしまう」ということが不運みたいに扱うこと自体が自我機能が未熟な考えです。普通に必然的にどこかで病になる行動をとっています。原因なく、無から現れるわけではありません。
ではこれに関して、結論へと解き明かしていきましょう。