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人間ドックを受けてきました。(その3〜おしまい)
よっしゃー
今日で終わらせるぞ!
このままでは親指がどうにかなりそうだ。
○呼吸機能検査
これも少しゲームっぽい感じの、コロナで何年か中止されてた競技、、
じゃなかった、検査💦
鼻を洗濯バサミみたいので摘まれた状態で、掃除機のホースみたいのを咥えさせられる。
そして、看護師さんに
吸って〜!はい!全部吐いてっ!
などと指示される。
見ようによっては、何か女王様と奴隷のようで少し恥ずかしい。。
そもそも、最後のあの
たっとさんは息吸ったり吐いたりが
上手ですねー
という慰めは一体なんなんだ?
結果は年齢相応とのこと。
○心電図
去年引っかかったが、実はこれが1番安牌。
なにせ今年に入ってからもう3度目の測定である。
つい先日も問題なしと結論が出ている。
てか、ここでまた引っかかったら、去年の結果も含めてこの病院の機器の精度を疑わねばならない。
当然、結果はセーフ。
不整脈もなし。
そりゃ薬飲んでるからな。。
○胃カメラ
やっぱこれが最難関。
「ドック=胃カメラ」という人も多いのではなかろうか。
それくらいいやですよね。胃カメラは。。
私も当然、“鼻から派”。
実はこれまで毎回ドックを受けていた病院に通っていたのは、結構なおじいちゃんながらもゴッドハンドの先生がいたからだ。
それが、昨年に引き続き今年も違う病院で受けることに。。
当然鼻からではあったが、やはり不安。
前の病院のゴッドハンド先生がどれくらいゴッドなハンドだったかというと、隣のベッドに検査終了後に横たわって口元を看護師さんに拭かれていたおじいちゃんが、
わし、いつになったらカメラ始まるん?
と聞いたのである。
まったく信じられない
戦慄の手技と言わざるを得ない。
更に、今回、恐怖を煽られていた要因としては、自宅に事前送付されたドック関係の書類に、
“血液をサラサラにする薬を服用されてい
る方はカメラ検査は口から行います”
というにわかには信じられない記載がなされていたということがある。
私はもう記憶も定かでないほど前から胃カメラは絶対鼻からと決めている。
てか、これは父の遺言だったかもしれない。(父はまだ生きているが。。)
それくらい“口から”なんてあり得ない。
これは、私からすれば、“目から”と言われているのとほぼ同義である。
しかし、昨年の術後から血をサラサラにする薬(名前は忘れた)を飲んでいることもまた事実。
だから、この記載には激しく狼狽した。
ホントに激しく。。
あわや受検中止のピンチに陥り、取り敢えずこんな酷い仕打ちを受けたことを、主治医に半泣き状態で電話して相談。
と、いうか言いつけてやった。
マジで“目からカメラを入れられそうだ”くらいのもう絶対無理感を強く押し出しての相談、というか、何とかして!という、もはや哀願に近いSOSに対し、なんと頼もしいことか、我が大先生からは、
そんなもん
当日の朝だけ服薬中止したら
よろしおすやん
という神々しいお言葉を頂戴することができた!
こうなればこっちのものである。
当然、朝は薬を飲まず、その旨、朝イチの受付での書類提出時に係の人に、自信満々で申し出た。
これは専門医の見解である。
もう怖いものなどない。
(ホントはちびりそうなほど怖い)
すると、受付の女性は、
と、言いましても、胃カメラ担当の医
師の判断次第となりますので、
口からということもあり得ます、、
と、もうホントに救いようがないほどの事務的な調子で返してくる。
もう全然ダメ。。
基本的に、病院の人と言うのは、胃カメラというものが、キモいオヤジ並みに“万人に嫌われている”ということが全然わかっていない。
麻痺してるんだ。絶対、
この野郎、人の気も知らないでわざと事務的に応対しやがって、、と腹が立ったが、こちらだって、ここだけは絶対譲れない。
口からの場合はもう検査は受けません
これは絶対です。
思い切って断固とした意思表示を繰り返すのみである。
こちらだって引けない。
これは父の遺言でもあるのだ。(脳内で)
赤ちゃんが如くゴネてやる。
すると、その女性は、
そうですか…
と、若干鼻で笑うような笑みを浮かべてこれを聞き流した。。
あれはチキンだと絶対バカにしてる。。
くそう。。
で、実際、検査室へ、、
そこで若めの担当医師と初体面する。
若いからどうだということはないが、これはイメージの話としてですよ、イメージ。
やっぱこう修行というか、、有事の対処能力、経験というか、いろいろな部分で足りないのではないかとの心配がよぎる。
詳しくは知らないが、
“採血とタクシーの運転と胃カメラは
ベテランに限る”
という中国の古い諺も確かどこかで聞いたことがあるような気もする。
ウソでも良いから少し老け目のメイク、ファッション等でもして出てきて患者に安心を与えて欲しいものである。
ところが、ところがである。
その先生は、
出血とかが酷ければ変更もあり得ます
が、取り敢えず鼻からやってみましょう
だって!
なかなか人情味のある赤ひげ先生のような男ではないか。。
鼻血なんてもうずっと出てません。
是非とも鼻からお願いします。
と、一昨日、右の鼻からの鼻血が止まらなくなって焦ったことは完全に秘して、気持ち左の鼻を赤ひげ先生の方に向けてアピール。
ドキドキしながら遂に1年ぶりの検査がスタートした。
ボクシングの世界では、
“左を制する者は世界を制する”
という格言があるが、胃カメラの世界でもそれは同じだ。
左の鼻からカメラを挿入したことが功を奏したのか無事何事もなく終了。
(ホントは何もないことはなく、できれば受けたくなかったが。。)
腕前は、ゴッドハンドを100点とすると赤ひげは80点弱というところか、、
ひとつ難点は、途中、声掛けのつもりか、
はい、たっとさんこれから食道に入って
いきますからねー
等と軽いタッチで声をかけてくるのだ。
鼻からカメラを突っ込まれて半ば生殺与奪の権を完全に握られているという特殊な状況下である以上、たとえ相手が男であったとしても、こちらも期待に応えざるを得ない。
どうしても口を開けたまま
は、はひ💦 (はいの意)
と精一杯答えてしまう。
すると、この赤ひげは、
あ、答えなくて良いですよ
と薄く叱ってくるのである。
なんだよ。。
そして、しばらくすると、
はい、食道は綺麗ですね。
次は、胃いきますよー
とまた言ってくる。
当然、思わず、こちらはまた勢いで、
は、はひ💦 (はいの意)
と思わず答えてしまう。。
すると、またこの赤ひげ野郎は、
あ、空気入ってるんで返事はしなくて
良いですよ
と更にコンボで薄叱りするんだ。
じゃあ話しかけるなよ。
赤ひげ野郎
という話である。
今考えれば、ここは、
はい、食道に入ります
次、胃確認します
で良かったのではないのか。
こちらからすれば、鼻から管突っ込まれて内側から見られているんだから、今、どの部分見てるのかなんてわかんないし、ぶっちゃけそんなこと知ったこっちゃない。
ただただ早く終わって欲しいだけだ。。
なのに、語尾を、
いきます“からねー”
とか、
いきます“よー”
て、、、そんなもの返事してまうやろ! ズルいぞ。
胃カメラに対する文句とフジテレビに対する世間からの批判は尽きることがないという感じである。
おそらくもうお願いすることはないとは思うが、まだこの世界でメシを食っていくつもりなら、赤ひげには更なる修練を願いたいところである。
ただ、結果は、胃に良性のポリープがある程度で、気にしなくて大丈夫ということだったので、今回は辛うじて許してやろうかというところで落ち着きました。
○総合結果
最後は問診と、全体の結果発表がありましたが、脂を控えることと、筋トレではなくて有酸素運動をしなさいと言われたくらいで、結論としては、
まぁまぁ
ということでした。
よって自分的にも
まぁまぁリベンジできた
という若干中途半端ながらも、
今年も何とか生き延びた。。
的な清々しい気持ちと共に病院を後にすることができました。
あ、でも、ドックについてた後の食事は、去年同様、なかなか良かった。
あれ、終わった後の食事って大抵選べますよね。
例えば、
和食、洋食、中華
みたいに。。
でもそういう時は、結局、普段から健康に留意してますよ的な感じをつい出したくて、
和食を、、
って、嘘言っちゃいますよね。
ホントは焼肉とかピザとか食べたいのに。。
と、隣で健康意識の低い人が中華を食べてるのを見て思った。、
で、
今度は中華とか洋食食べてみたいなぁ
と思いながら、今回はラーメンを食べて帰り、全ての行程を無事終了しました。。
めでたし めでたし
あーおわた。。
もう長いのはやめよ。。
指が死ぬ。
(おわり)