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パチンコ

パチンコってやりますか?

私は今は全くやりません。
昔は結構打っていたんですが、比較的若い頃にキッパリやめました。

大学生の頃なんかは、学校サボって朝からパチンコ屋に直行なんてこともしばしばでした。
はっきり覚えているのは、大学三年生のある日、暇な日曜日をぶら下げていた時のこと。
午後からふらっと入ったパチンコ屋で、入店早々に引いた大当たりが止まらなくなって、閉店までに16万円以上勝ってしまいました。

そして翌日、前日の勝ち金を手に朝からまた同店へ出陣。
すると、確かその日も1000円そこそこで大当たりし、あれよあれよという間にトータル24万円の勝利。
もちろん、翌日も朝から並んで、結局その日は遂に32万円!も出してしまったのです。

つまり、暇な日曜日をぶら下げた大学生が、3日間で合計70万円の勝ちを収めたわけです。
普通では臓器でも売らない限り絶対手にできない大金です。
今とは遊技機の規格や規制が違うとはいえ、これは当時でも大大大勝利であることは間違いなく、マジで
 “これで一生食っていこうか”
なんて真剣に考えたほどでした。

確かあの時は、気が大きくなり過ぎて、3日目の閉店後、隣のラーメン屋で餃子10人前を頼んで食べてる最中に気持ち悪くなって、翌日にはニンニク臭まみれでぶっ倒れて寝込んだという記憶があります。

でもね、結局、パチンコでいくら勝ったって、その儲けのほとんどは次のパチンコの軍資金に消えるだけなんですよね。
中長期的に見ると、一時的に勝って財布にお金が入ってきても、その一部は餃子やお土産に変わることはあっても、大部分はほぼまた店側へ戻るんですよね…
そういや、パチンコで勝った金を投資に回して成功したなんて話、あんまり聞いたことないもんな…

その大勝利の数年後、私は偶然にもパチンコ屋の店長と知り合うことがありました。
その人は大手パチンコチェーンの店舗の店長だったんですが、その店はいつも客より店員の方が多いっていう、かなり酷いお店でした。
最初は“大手だからこういう店もあるのか?”と思ってたんですが、その店長がコッソリと
  “こう見えてウチは黒字なんですよ…”
と教えてくれたんです。
当時、パチンコは、店側が台に細工してイカサマして儲けてんじゃね?という噂をよく聞いていましたが、その店長コッソリ曰く
  “そんなことしなくても儲かるんですよ…”
ということでした。

それを聞いて、私はすっぱりパチンコをやめたのです。
毎回、コッソリと“儲かってんですよ”って囁くような相手と勝負して勝てるわけがないですからね。
そもそも、そういう世界だと思うんです。
だから、どうせやるなら楽しむより勝ちたいってセコい根性の私は、もう2度とあそこに寄りつくことはないのです。

ちなみに、パチンコって本来、法的には「ぱちんこ」と書くのが正式だそうです。
「遊戯」も本当は「遊技」らしいです。

で、これに関連して、、

だから「パチンコ玉」も、本来は「遊技球」なんですが、それを敢えて「パチンコ玉」と呼ぶんです。

――爽やかな響きの「球技」や「白球」「高校球児」で使われる「球」とは違い、あえて「玉」と書くのです。
「金○」の「玉」ですよ!
いかにも怪しげな世界だと思いませんか?


これ匿名で書いてるから大丈夫かもしれませんが、もし身元が特定されたら、業界から私の生命は狙われるかもしれませんね。😆

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