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ママ友は、ワーママを救う

ママ友に関しては賛否両論ではあるが(過去には子供のお受験バトルから殺人事件に発展した恐ろしいママ友トラブルもある)、私はママ友に救われることが多かった。ワーキングマザーは、とにかく時間がないのでママ友付き合いまでする余裕がないと思う人が多い。最近は、ワーキングマザーvs.専業主婦という対立する関係になってしまうことある。しかし、ワーキングマザーだからこそママ友と協力し合うことで子育てというプロジェクトを成し遂げられるのではと思う。


ママ友ネットワーク

私の「ママ友」の定義は、子供の関係で知り合った子育て仲間や先輩というイメージだ。
私のママ友ネットワークは、(1)子供が仲良くしているお友達のママ達、(2)学校の役員などする上で知り合ったママ達、(3)子無し時代からの友人で現在は子持ち同士、で構成されている。
ネットワークというと大げさかもしれないが、みーちゃんと過ごす時間が少ない私にとってママ友ネットワークを介して得られるみーちゃんの情報は貴重である。昨年度までは、みーちゃんが寝る直前に帰宅していたため学校で起こっていることなどほぼ把握していなかった。でも、ママ友達が重要な出来事やみーちゃんの気になることを教えてくれたお陰で何とか対応することができた。

ママ友のローカル情報は貴重

私が最初にママ友作りを始めたのは、みーちゃんを妊娠中の時だった。私は、妊娠後に引っ越しをしたため知り合いもおらず土地勘もない場所で子育てをすることになり不安で押し潰されそうだった。ある日、市が主催しているプレママ講座(妊娠中の母親向け)に参加したのだがそこで出会ったプレママたちから沢山の情報を教えてもらった。評判の良い小児科や乳児歯科、人気助産院が提供しているおっぱいマッサージ、市が行っているサポートサービスの体験談などどれも心強い情報だった。出産後もプレママ講座で出会ったママたちとは交流が続き、私が産後うつになった時にもいち早く受診を勧めてくれたりと離婚して地元に戻るまでとてもお世話になった。

そしてみーちゃんが小学校3年生の時に現在の住まいに引っ越したのだが、この時も地域の情報を教えてくれたのは同じインターに通う保護者達だった。インター生も対応可の個別指導塾、評判の良い医療機関、新鮮なお魚があるスーパー、おすすめのネイルサロン、などネットの口コミだけでは分からないローカル情報を沢山教えて貰った。

ママ友は共通の目的を持つ同士である

私とママ友の共通点は、「子供を大切に育てたい」という目的が同じであるということだ。この目的を達成するために、今までママ友と力を合わせて様々なトラブルを解決してきた。

(1)授業崩壊からの復活

みーちゃんがGrade 1の時に、クラスは崩壊状態にあったそうだが私は何も知らなかった。子供の様子がおかしいと気づいたママ友何名かが授業参観に行ったところ、授業は全く行われておらず子供たちは勝手に遊んでいたらしい。インターでは各教員がかなりの裁量を持っており、ハズレると悲惨な現場となる。インター独自の採用基準を設けているところもあるが、学費が安いインターほど教員確保に苦戦している。
その後、保護者同士で連絡を取り合い校長とミーティングをすることが出来た。結果的に、学校側もGrade 1の先生が経験不足であり授業を担当させることは不適切だと認め別の先生に変わった。インターでは日本人の保護者一組が抗議をしても聞き入れられないことが多いが、クラス保護者が団結して子供を見守る姿勢を見せた為対応せざるを得なかったのだろう。

(2)お友達トラブル
みーちゃんが小学生の頃、家族ぐるみで仲良くしていたクラスメイトがいたのだがある時期から仲違いをするようになったらしい。私は知らなかったのだが、マイペースなみーちゃんとリダーシップを取りたかったお友達とで関係が上手く保たれなかったようである。家族ぐるみで仲良くしていたこともあって、実はみーちゃんが嫌な思いをしていたなんて気がつかなかった。その時に、同じクラスのママから「最近、学校でみーちゃんが〜ちゃんを避けているみたい。大丈夫?」と心配し連絡してくれた。インターは少人数なので、お友達トラブルが発生すると親子ともに気まずい思いをすることがある。私もママ友から連絡を貰うまでは、そこまで険悪な仲になっていたとは思わなかったし、親同士が仲が良かったせいで子供にも無理な交友関係を強いることになってしまい反省した。

上の学年のママ友は貴重なロールモデル

ママ友は子供を通してお付き合いが始まることが多いため、同学年や歳が近い子供のママと友達や知り合いになることは多い。私は幸いなことに子供の通うインターでPTA役員を数年間行ったことがきっかけで、かなり歳の離れた子供を持つママ友と仲良くなることができた。特にインターの場合は、日本語教育や海外大学への進学など悩みを相談できる場所が少ない。
私はみーちゃんが3歳の時からPTA活動に参加したのだが、その時のメンバーは8歳〜13歳の子供を持つ保護者たちだった。その子供たちの様子を聞きながら、みーちゃんの将来を少しずつイメージできるようになった。思春期の子供の接し方に悩む時にも、既に経験済みのママ友からアドバイスを貰ったり話を聞いて貰うだけでホッとする。

私には必要

私は、ママ友に恵まれたからこそなんとか子育てという一大プロジェクトを継続する事が出来ている。そしてママ友と一緒にカフェで子育ての悩みや愚痴を話す事でストレス発散にもなっている。
ワーキングマザーの場合、仕事や子育てに忙しく職場でも家庭でも孤立しやすい。そんな時に一緒に子育てを頑張れる仲間がいれば心強い。

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