フリーランスエンジニアにエージェントは必要なのか?現役エージェントの担当者が本気で考えてみた。

どうも。柳です。タイトルを見て下さった方は、「はいはい、エージェント使えってオチでしょ」と感想を抱いたのではないでしょうか?      その気持ち、とてもわかります。

内容に入る前に、まず結論をお伝えします。本記事ではエージェントを批判する立場から私の考えをお伝えする内容になっております。         

フリーランスエンジニアがエージェントを使う3つの理由

1:案件情報をたくさん抱えているから                            2:自分で営業しなくてもスキルマッチした案件に参画できるから      3:単価交渉や事務手続きを代行してくれるから

エンジニアに聞いたところ、上記3点に集約されました。

確かに、案件情報が豊富で企業との面談設定まで行ってくれて、事務手続きの代行までしてくれるから、メリットが多いように思えます。

自分で営業や面倒な手続きをしたくない、プログラミングスキルの向上にリソースを割きたいエンジニアにとってエージェントは良心的なサービスです。

ここまで読まれた方は、「結局褒めているだけ」「エージェント使ってもよくない?」と思っている方もいらっしゃると思います。

しかし、当然デメリットもあります。

エンジニアがエージェントを使うデメリット

1:担当者のエンジニアリング知識や経験年数に依存する          2:商流が深い案件の場合、低報酬で作業しなければならない       3:マージン率の高い会社にあたる可能性がある

案件のミスマッチとお金についての内容です。

せっかくエージェントを活用して営業や事務の効率化を図っているのに、稼働する案件と金額にデメリットが生じれば何の恩恵も受けれません。

むしろかなりのマイナスではないのでしょうか?

弊社に登録してくるフリーランスエンジニアにお話を聞いてみると、マージンで搾取されているエンジニアが多々いらっしゃいます。

なぜ搾取されているのか?これは業界の多重請負構造に問題があります。

多重請負でエンジニアが搾取される構造を解説

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 ※出典:多重請負構造であえいでいるITエンジニアが知っておきたい業界構造

上記の図を見てください。

元請けから下へ行けば行くほどに中間マージンが抜かれるため、エンジニアの単価は下がります。

元請けの上の開発依頼主と契約を結べることができれば、マージンがなくなる分、単価が上がるのは容易に想像できると思います。

レガシーな技術を使って開発している大規模開発を依頼している会社は、労働力をまかなうため仕方のない部分もあります。

コロナでDXが促進。                         WEB系自社開発企業の台頭で採用市況は大きく変化している

近年、WEBサービス会社が台頭しており、小規模な会社であれば直接契約ができるチャンスが到来しております。

WEB系企業がSaaS系サービスでアナログな業界に向けて、イノベーションを起こそうとしています。

アナログなものをデジタルに変換し、溜まったデータでソリューションを提供する形がスタンダードになりつつあります。

SaaS系のサービスの成功要因の1つに開発スピードがあります。      なぜかというと、ユーザーからの要望やニーズを満たすために、機能追加や変更をスピード感を持って対応する必要があるからです。

ユーザーニーズを素早く満たせないシステムやアプリは使わなくなります。使わなくなると、ユーザーは別のサービスに移り変わっていきます。

ユーザー体験の価値を高るためにも、開発スピードは重要な成功要因になります。

エンジニアがいません。紹介してください!

スタートアップの経営者やCTOの口癖です。

 彼らは自社の採用コンテンツを充実させたり、SNSやミートアップの活用とエンジニア獲得にリソースを割いています。

もちろん紹介会社の活用や媒体掲載も行っております。彼らはエンジニアの皆様を探しているのです。

だから、エンジニアの皆様が直接問い合わせをした結果、直接契約ができる可能性も高くなっております。

エンジニアの皆様の方がエージェントより営業できます。

理由は担当者のエンジニアリング知識の低さに起因します。

レベルの低いエージェント担当だと、案件の言語と経歴書の言語のマッチング、いわゆる言語マッチングしかやっていない担当者が多々います。

これで、皆さんは理想のキャリアを歩んでいけるのでしょうか?

エンジニアの皆様が現場のCTOやリードエンジニアに、ご自身の経歴書を説明された方が採用の確率は上がります。

エージェントの担当者は本当の意味で経歴書を理解して、採用担当者に説明できる人を除いては、、、。

最後に、、、

ここまでお読みいただきありがとうございました。

エージェントにはメリットとデメリットがありました。

今の市況はエンジニアの皆様が案件開拓をやりやすい環境が整って来ております。

プラットフォーム型のダイレクトリクルーティングやCTOミートアップなど、仕事を探す場所はいくらでも見つかります。

ただ、交渉ごとがとても苦手だから自分はエージェントにお願いしたい。

そう思ったエンジニアの方へ、朗報です。

【好評につき再開催】フリーランス適正報酬解説セミナー開催


2021年2月25日に開催したセミナーを再度開催することになりました。

約200の案件からPHP、Ruby、Python、javascript、アプリ言語の経験年数ごとに適正報酬を導き出しました。

まずは、ご自身が搾取されていないのかどうか、現状把握をする意味で本セミナーにご参加くださいませ。

スクリーンショット 2021-03-11 15.17.27

※前回セミナーの画像になります。

以下に開催日時を記載しますので、ご興味のある方は参加をお待ちしてます。

【セミナー概要】

日時:3月18日(木)19時~20時

費用:無料

参加受付ページ(登録は2分):https://selva.connpass.com/event/206209/

■セミナーメリット

・単価アップが狙える。

・エージェントに搾取されなくなる。           

・自分で単価交渉ができるようになる。

参加受付ページ(登録は2分):https://selva.connpass.com/event/206209/



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