【FC東京】大きな白星、大きな代償。風は青赤に吹くか
お久しぶりです。文字書きサボタージュ解消運動です。
我らがトーキョー。31節は残留のため勝利が必須なジュビロ磐田とのゲームでした。ラグビーのような激しい激しい気持ちと体のぶつかり合いは0-1で青赤に軍配。4試合ぶりの首位浮上。
💪💪💪
ゴールシーン
0-1
52分、途中出場のCB岡崎が高い位置でビルドアップ参加。横の橋本へ渡ると室屋にふんわりパスをつける。抜け出したところに戻る藤川が(軽く)交錯しPKの笛。蹴るのはもちろん彼。名古屋戦では普通に蹴っていたがダンシング再来。コロコロっとゴール。彼の得点は6試合ぶり。
一瞬破れた最終ライン
ジュビロは強かった。というより約束事が浸透していたような。
ボール保持時はがちゃ(@sumihiga)さんの超わかりやすいレビューの通りだと思われる。整理されたビルドアップ・永井ディエゴ前残りなどの要因からフベロ仕込みのサイドチェンジ・ルキアンへのアーリークロスなどでチャンスを生み出した。
非保持時では危険なところにボールが入ると見ればファウル覚悟で潰しに来ていた。イエロー4枚に関しては荒かったというより仕方なかったか。
配置で言えば2トップにビビりすぎずラインを下げすぎず、かといって上げすぎない形だったように見えた。なるだけコンパクトさせつつも裏に出されれば八田が飛び出せるような位置取りだったというか。実際東京がジュビロの最終ラインを完全に破ったシーンはほとんどなかった。
ただゴール時は違ったようだ。
このシーンの少し前、東京から見ると左の永井が深みをとる動きをした。さらに右CBの岡崎(↑ボール保持者)が前に出たのに加えディエゴ・三田が落ちてきたことで、ジュビロの左側選手は前に食いつき、右側選手はその場にとどまるというギャップが発生。↓
そこを見逃さなかった室屋がパスを要求し…
難なくオフサイド抜きで裏抜けに成功。急いで戻った藤川が室屋と接触しPKというストーリーである。
代償と光明
前半途中に今季最大のサプライズルーキー渡辺が負傷。一度はピッチに戻ったが続けられず、無念の涙も見せながら交代した。
また終盤には感動的なダンスと献身性を見せたディエゴも足を痛めて交代してしまった。こちらは足がつっただけにも見えたが11/13現在も詳細は不明である。2週間後の湘南戦に間に合うかも不明である。
でも光はあった。マコだ。
経験豊富な丹羽を差し置いてこの日もベンチに入っていたマコだが急な出場というだけではなかった。
今季、トップチームではクローザーあるいはSBとしてのプレー時間が少しあるだけだった。時間にすると合計116分。(スポーツナビより)U23では数試合出場していたものの、不安はあった。
その中で落ち着いたプレーを披露。パス出しのうまさ、価値あるシュートブロックなど完封に貢献してくれた。彼がいればひとまず安心できることがわかった。
吹きつつある「風」
ここで長谷川監督が就任した時、興味深い発言をしていたのをもう1度思い出す。
「ガンバで三冠を獲った時はクラブ、サポーターの一体感があった。“風が吹いた”と思う」と経験を想起。「悔しさが『勝ちたい』と一つになった時に風が吹く。そのためには変わっていかないといけない」
厳しい日程、
厳しい放出、
厳しい誤審、
厳しい負傷。
それらを全て味わい、積み上げた勝ち点62の山の上にFC東京は首位として立っている。
鳥栖戦とかではよくわからんことも考えましたが、残り3試合、全部全力で現地応援してきます。
P.S. footballtacticsの使い方が分からない男です
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