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自宅保育しながら自宅でお仕事している主婦

2025年の年明けは実家でのんびりと過ごしていました。
お酒を飲んだり、お餅を食べたり…

そんな日々からもう一ヶ月!?
時間が経つのが早すぎて驚いています。

今の日常もずっと続くように錯覚してしまうけれど、すぎたらあっという間で「あんなころもあったなぁ」とすぐに過去になってしまうと感じます。

そこで、本日は私の今の日常とそれに対する気持ちを書きたいと思います。
「不登校」テーマではありませんが、お付き合いいただけたら幸いです。

自宅保育✖️自宅お仕事の最終形態へ…!

昨年の3月ごろから在宅でのお仕事を考え始めました。それまでは、公立小学校の教員として4月から3月まで担当しているクラスや学校のことをひたすらこなし、無事に終了式を迎えるために走り抜けていた感覚でした。

でも「育児」や「夫の働き方革命」など様々な観点から退職することにし、
ふと「自分はこれから何をしようかな」と立ち止まって考えたのが昨年の今頃でした。

様々なご縁があって、不登校の子の家庭教師としてお仕事を始めた春。
娘は2歳になりたてだったので、採用の面接や授業は基本的におんぶ紐スタイル。
微かに揺れながら(笑)平日の昼間にお仕事をスタートしました。

そこからさらに多くのご縁や考えの変化があり、昨年の夏からは「不登校の親子に伴走」したり「不登校の子と接する支援者にアドバイス」をしたりするお仕事も始めました。こちらは完全オンラインですが、同期と呼べる同僚もでき、久しぶりにチームで働く感覚が得られました。一つのケースについて、様々な意見を聞けることによって自分自身の価値観が広がったようにも思います。

そして、昨年11月に個人塾「むぎわら教室」を開室しました。現在は、大切な大切な教え子たちと週に一度オンラインで繋がり、日常に伴走させてもらっています。オンラインでも人のあたたかさを感じられる教室を目指して、日々取り組んでいます。

そうこうしている間に、娘も3歳の誕生日を迎えました。
この春からはお兄ちゃんと同じ幼稚園に通園します。
1年に及ぶ「自宅保育✖️自宅お仕事」の日々も、終わりが近づいているのです…。

マルチタスクの鬼と化す

自宅保育しながら、在宅のお仕事をすることは
私にとってとても大変でした。ミーティングの間に入ってきてしまう…ことは日常茶飯事で、それに対する対応はわりとたくさんあったので大丈夫なのですが
それよりも何よりも
「思考する時間がとれない」
ことが大変だと感じました。

お仕事をしていて、じっくり考えたい場面ってたくさんありますよね。
予定を組む時や、保護者さんに送るメールの文章を考えている時や、授業の内容や話すことを準備しているときなどなど…
それらの思考が、結論に辿り着く前に大体
「まま〜!」と呼ばれます。そこで思考はストップ。

また次回、じっくり考えられそうなときに
「あれ?この前何を考えていたんだっけ。あぁそうだ、あれだあれだ。どうしようかな・・・」とまた一から思考し、そしてしばらく進んだところで「まま〜!!!」
      ・・・っ(もう!!)
と、こんな感じです。

だれかとミーティングをしている時は娘にとっても「ママはお仕事中だから」とわかりやすいので、静かに絵本を引っ張り出してきたりシールを壁にベタベタ貼っていたりと、自分の時間を過ごそうと努力してくれます。(それだけでも本当にありがたいことですが…泣)

しかし、私が1人遠くを眺めてぼーっとしている(ように見える)と、必ず話しかけてくれます。
それで思考が進まない。…でも娘にこれ以上我慢はさせたくないので「なぁに〜?」と返事をする。そして思考が進まない…。

そんな日々を今も過ごしていますが、一つ解決策を見つけました。

それは、「完璧主義をやめる」ことです。
最後まで思考しなければ!や、しっかり詰めておかなければ!と思いすぎると、せっかくの娘からの「お店屋さんごっこしよう〜!」のお誘いに心から乗ることができません。
そこで、考える時間を家事をしながらとることにしました。

唐揚げを揚げながら
「次回の授業はこれとこれでいこう。その準備は夜にして…よし、いける!」
トイレ掃除をしながら
「今月のレポートの内容、どんなことを書くべき?あぁ、あれはポイントだわね。うんうん。」
といった具合です。そしてそれらを、携帯のメモに残しておく。

子どもたちが寝静まった後のじっくりお仕事タイムに、そのメモを見ながら進めると…なんとなく「途中から始めた」感覚になって、ストレスなくタスクが完了するのです!

これをするようになってからは
息子や娘との時間にお仕事のことを考えることも減ってきて、家事の時間だけは手先と頭が全く別…のようにはっきり区別することができるようになってきました。

私的に、これがうまくいくと
「自宅保育✖️自宅お仕事」の最終形態に辿り着いてる…っ!と自己肯定感がすごく高まります。

みなさまに感謝

また、私がこのような日々を過ごせるのは
「まま、おしごとがんばっててえらいね。すごいね。」
「ままのことだいすき。」
「ままのおこりんぼうのところもすき。」
と、私を全肯定してくれるわが子たちや

「家事と仕事と育児をして…なんなの?サイヤ人なの?あと、痩せた?」
と、日々褒めてくれる(?)夫のおかげです。
(ちなみに、痩せていません。)

そして、わが子が授業に乱入した際にも暖かく見守ってくれる教え子や保護者のみなさま、同僚の方々のおかげでもあります。
特に教え子や保護者の方々からの温かい言葉は、本当に私を支えてくれました。感謝です。

悩んだり、自己嫌悪になったりした日々もあったけれど、
娘とずっと一緒にいながら「自分の力を尽くしたい」仕事内容に出会えたのは、
自分自身が「働くこと、だれかの力になること」を諦めなかったからかなとも思います。
なのでちょっとは、自分も褒めてあげたいと思います。

4月以降は
平日の昼間、一人きりのリビングで。
私は何を思うのかな…。考えるとちょっと泣けてきます。

1人の時間も、家族との時間も
大切にしながら
これからもその時にできる最大限の誠実さをもってお仕事に向き合っていきたいと思っています。

最後まで読んでくださってありがとうございました!

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