異国の地で思うこと
毎年恒例のヨーロッパ旅を今年もしている。昔住んでいた街に滞在し、お気に入りの場所を巡って、毎日違う友達に会って、のんびり過ごす旅だ。最近はリモートワークが可能になったので基本的に昼間は仕事をして夕方や週末に遊ぶというパターンが多い。とりあえず片っ端から友達に連絡して予定が合う人と会ってごはんを食べたり、飲んだり、おしゃべりしたりする。
日々色々な人に会っているうちに、こちらで交友関係のある友人はいくつかのグループに分けられることに気づいた。まずは現地の友達。元同僚であったり同僚を通して知り合った友達なんかがここに入る。
次が日本人の友達。これは2つのパターンがあって、日本から赴任している人とその家族がひとつ。現地の人と結婚していたりして比較的長い期間こっちに住み続けている日本人がもうひとつ。
それぞれのグループごとに考え方だったり生活のしかただったりが全然違って面白い。私は基本的に全員と同じように仲良くしているけれど、完全にみんな同じ接し方をしているかというとそれは少し違うかもしれない。相手に合わせて私も少しずつ違う対応をしている気がする。
いずれにせよ色々なグループと交流すると様々な視点に触れることができて面白い。私はどのタイプの生活も多少の経験があるので、多様な価値観に対してもそれぞれに共感できるところがあって興味深い。みんなと仲良くすると自分の世界も広がって楽しい。それもあって毎年戻ってきてはとにかくいろんな友達と会えるように予定を調整する。たくさんの人と連絡を取らなければならないのでわりと大変だったりするけれど、それでも得るものが大きいので必ずやっている。
これだけバラエティに富んだ友達がいて、みんなが私のために時間を作ってくれるのはかなり幸せなことだ。だからこそ私は毎年ここへ戻ってくるのだと思う。
そしてこれも毎年恒例、せっかくヨーロッパまで来たのでまだ行ったことがない場所への旅行もしてから日本へ帰ろうと思う。今年選んだのはポーランド。初めて行く国なのでどんな冒険が待ち受けているのか、ワクワクしている。運良くポーランド人の友達が何人かいて、滞在する街で会ったり、ツアーガイドをしてくれたりする予定なのでますます楽しみだ。やっぱり旅はやめられない。