愛鷹山
もう2週間ほど前になるけど、今年最後のハイキングに行ってきた。今回は静岡方面、愛鷹山の最高峰、越前岳に登ってきた。最高峰と言っても1504メートルだからそこまで高いわけではない。
渋滞を避けるために今回も早朝に出発した。6時台でも東名はけっこう車が多い。みんなこんな早くからどこへ行くのだろう。
さすがにこの時間は渋滞はなくて、なんと2時間かからずに登山口に着いた。早い。これならうちから電車で高尾山へ行くより近い。
予報では曇りで風が強いということだったけれど、天気は意外と良い。雲はあるけれど青空も見える。今回は富士山が見たくてこの山を選んだようなものだったのでけっこう天気は気になっていた。富士山を見上げると少し上の方に雲がかかっているけれどそこ以外は綺麗に見える。これは期待できるかもしれない、と思いつつ登り始めた。
さすがに11月なので気温は低めで日があたらないと寒い。念のために持ってきていた手袋をして歩き始めた。歩くコースは尾根伝いではないので思ったほど風はあたらないけれど、上空を吹き抜ける強い風の音が常に聞こえる。
時期的にちょうど紅葉が見れるかなと期待して行ったのに、なんとすでにほとんど枯葉になって落ちていた。先月末にハイキングに行ったときも期待してたら逆に早すぎてまだほとんど色づいていなかったので、一気に季節が早送りされてしまったような感覚に襲われた。
紅葉は残念だったけれど、葉が全部落ちていたおかげでかなり見晴らしはよくて富士山は思う存分堪能できた。途中の展望エリアで振り返ってみたら、なんとも美しい富士山の姿が目に飛び込んできた。朝方かかっていた雲も強風のおかげか吹き飛ばされてなくなっている。こんなに近くで富士山を見ることもなかなかない。裾野の方まで綺麗に見える。やっぱり富士山は美しい。
ハイキングコースの方はずっとゆるやかな登りが続く感じで、けっこう楽だった。休憩が全然いらないレベルで1時間半くらいで頂上に着いてしまった。途中の尾根沿いの道や、頂上はとにかく強風だった。吹き飛ばされそうな風で、寒い。かなり寒い。頂上からは伊豆半島も見えて眺めはよかったのだけれど、寒すぎてのんびり楽しむのは無理だった。
少し窪地になったところで休憩して、また来た道を戻った。下りはずっと正面に富士山が見える形で、歩いていてなんとなく意味もなく嬉しくなる。途中の展望エリアでしばらく止まってまた富士山の絶景を堪能してから下山した。早い時間に登り始めたので、下山して時計を見たらまだ11時だった。
まだ時間も早いし、せっかくだからランチに美味しいものでも食べて帰ろう、ということになって少し考えた結果、三島が近いから鰻だね、という話になった。というわけで三島までドライブして、美味しい鰻を満喫して帰路についた。強風で寒い山から下って来たせいか、三島はすごく暖かくて街歩きをしながら汗だくになってしまったけれど、無事に三島大社にもお参りできて、充実した休日を過ごすことができた。いつも誘ってくれる知り合いには感謝の気持ちしかない。
最後に鰻の写真で!