直感を信じる
自分の直感には絶大な信頼を寄せている。だから直感的にこれはやらなきゃ、と思ったことは即実行に移すようにしている。
今週も直感に従ってよかった、と心から思う出来事があった。甲子園。月曜日の試合で母校が勝った瞬間、あ、明後日は甲子園に行かなきゃ、と思った。行こうかな、とか、行きたいな、ではなく行かなきゃいけないという思いが降って湧いたのだ。
あとはもう自動的に頭と身体が動いて、翌日のチケット争奪戦を勝ち抜き、新幹線を予約して、会社の上司には決勝戦なので仕事できませんと半休の連絡を入れて、天気予報をチェックして雨対策をして水曜日に甲子園へ向かった。目的がはっきりしていればそこにたどり着くのは簡単だ。行動力には自信がある。
当日は同じ思いの中学の同級生たちと全力で応援した。みんな仕事があるはずなのに、信じられない人数の同級生が甲子園に駆けつけた。祝日だったっけ、と一瞬考えてしまうほどたくさんの人が集まっていた。そして結果は優勝。
優勝!まさか母校が優勝するなんて夢のまた夢だったから、本当に嬉しくて、信じられなくて、自分がその瞬間を甲子園の大応援団の中で経験できていることが非現実的で、とにかくすごかった。
というわけで直感どおりに動いたらとてつもなくすごい経験ができたというお話。この優勝の感動は私の文章力では十分に伝えられない。
うちの応援がネット上で批判されているのはもちろん知っている。でもあれは母校に勝ってほしいという純粋な気持ちが人数分集まった結果であって、意図的ではないし悪意も全くない。自然な愛校心が形になっただけだと思う。あそこまでみんなの心をひとつにするうちの学校のすごさを改めて感じた。
いろんな思いと感動を与えてくれた野球部の皆には感謝しかない。自分で何かを成し遂げたときよりも今回の後輩の優勝の方が何倍も嬉しかった。不思議だね。でも最高の夏の思い出ができたから、翌日疲れと興奮からほとんど仕事にならなかったのもまあ仕方がない。
ちなみに天気予報は試合開始と同時に雨だったのだけれど、蓋を開けてみたら曇りで時々青空も見えて、天気も最高だった。閉会式が終わった瞬間に待ち構えていたかのように雨が降り出し、今回も晴れ女の役割を十分果たせたなぁと思った。
直感と天気を操る力には自信がある。