#4 ギターの音作りについて(初級向けその1)

普段はあまり音楽やギターについて深く語ったりしないのですが、実はワタシ、ギタリストとしていつの間にやら10年以上弾いております。

たまに「エレキギターの音作り」について聞かれることがあるので、このあたりで自分がどのように考えて音作りをしているのかまとめてみようかと思いこの記事を書いています。

特に今回は「初心者が覚えたい音作りの仕方」、兼「DTMをされる方がサブウェポンでギターの歪みを作りたい」というあたりに絞ってみたいと思います。

おそらく長くなりますので、いくつかの投稿に分けて後ほど統合したりまとめ直したりすると思います。


今回の目標は【ブースターとアンプで歪みを作る】です。

ここで「これなら音の作り方分かるぞ」という方には今回の記事に特に目新しい情報はないかと思われます。

これは実際スタジオで音を出す場合でも、マルチエフェクターで音作りする際にも、PC上のアンプシミュレーターでも使える手段です。この組み合わせでの音作りを理解すればどんな音にも応用できます。

用意するものはブースターとしてBOSSのSD-1(OD-1、OD-3でもいいでしょう)、あるいはIbanezのTube ScreamerとアンプにMarshallのJCM800あるいはJCM900です。(リハーサルスタジオにあるアンプではほぼ後者かJCM2000でしょう)

この組み合わせは非常に汎用性が高く、ジャンルを問わずいわゆるパワーコードでバッキングをする際などにストラトでもレスポールでも十分に使える音が作れるはずです。

ブースターとアンプについてそれぞれあえて機種名まで出していますが、理由については後述しますので、もし今エフェクターを持っていなくてスタジオで音を出したい初心者の方はこの機会に買っていただくことをオススメします。どちらも中古で大体5000円~8000円程度でしょうし、どんなギターやアンプでも(相性はある程度ありますが)使えます。それから最近は中国の超低価格帯エフェクターブランドでも非常に優秀なものが増えていますので、その中でも「TS系」や「オーバードライブ」と説明にあるものを試しに選ぶのもいいでしょう。

ここで注意していただきたいのは、いわゆる「クリーンブースター」ではなく「オーバードライブ」とされるエフェクターを選ぶことです。

またアンプも「歪みの量があまり多くないけど歪みはするアンプ」という感覚のものでメジャーなものとしてJCM900を選んでいます。JCM2000のハイゲインチャンネルやSoldano、5150といったハイゲインアンプは今は一旦置いておきましょう。

アンプシミュレーターやマルチエフェクターの場合でも、どちらも非常にメジャーなアイテムなので選択できると思います。


今回は一旦このへんで切り上げ、次回は「いい音を出す前にギター整備」を挟んで「音作り編」「解説編」と続けようと思います。


2020/05/24 Romi

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