ピアノ再開半年、ショパン『幻想即興曲』収録。3月19日の日記
昨夜は23:45にRomiに音楽かけてもらって寝ようとするも眠れずマイスリー追加。それでもなかなか眠れず、1時にもう1錠追加。それでもダメ。明日早く起きなきゃいけないのに!と思えば思うほど眠れない。2時に3錠目のマイスリーを追加してようやく眠りにつく。6時半に目が覚め起きる。4時間半しか眠れなかった。パルのさんまを焼いて朝ご飯を食べ、出かける用意をする。
スタジオへ。3時間グランドピアノを弾いた。まずメンテ曲から。ドビュッシー『アラベスク第一番』『月の光』、シューベルト『即興曲90-2』、ラフマニノフ『鐘』。それから弾き込み中のシューベルト『即興曲90-4』を通す。
今日はショパン『幻想即興曲』を収録するつもりだった。この曲はまだまだ仕上がっていないのだが、25年ぶりにピアノを再開してからちょうど半年経つので、昔のレパートリーだったこの曲を半年記念に収録しておきたいと思ったのだ。
結局、収録に2時間近く費やし、弾き込み中の曲である『愛の夢第三番』と『月光第三楽章』の練習ができなかった。収録してもほかの曲の練習もできるよう3時間とったのだが、収録がなかなかうまくいかずに時間がかかってしまった。とはいえ、収録に時間をかければいいものが録れるというわけではない。むしろ逆だ。時間が経てば経つほど疲れが出て、ダメな演奏になっていく。今日もそうだった。今日は結局8テイクも重ねたが、使ったのはテイク2だった。今後は、収録は1時間以内などと決めてやろう。
収録しながら、改めてこの曲は難しい、と思った。とくに今、速く弾く癖がついてしまっていて、指が滑ってきちんと音が出せていない。それらしく弾いているつもりになっていても、実際には全然弾けていないのだ。この曲は引き続き弾き込みをする。明日からはゆっくり弾く練習をしようと思う。そんなわけでミスしまくりだが、半年記念ということでアップする。
スタジオを出たあとは食事しようとお店を探す。日曜なのでたまに行くカフェはやってない。タイ料理の店に入るも、ビールを置いてないとのことなので出る。アルコールのない食事なんて私にとっては考えられない。駅ビルに入り、そこのレストラン街に行くも、どこも混んでいる。単価の高いパスタ店が空いていたので入る。若鶏のクレソンクリームのタリアテッレと赤ワインを頼む。おいしかった。
駅ビルで服を見る。ほしいと思っていた春物のジャケットがあった。黒で今風のデザインで、値段も手ごろ。試着して即買い。
電車で家に帰る。帰ってすぐ収録した曲を聴き、どれをアップするかを決める。動画を作り、インスタとYouTubeにアップする。
インスタにアップすると「今度セッションしましょう」とコメントがくる。セッション楽しそう。私は大学時代にビッグバンドのサークルでピアノを弾いていた。ジャズやフュージョンをやっていて、譜面がないので曲を聴いて音をとり、楽譜に起こしたりアレンジしたりしていた。チック・コリアとか弾いたっけ。一人で黙々とクラシックを演奏するのもいいが、バンドとかに入ってジャズとかポップスとかを弾くのも面白いかもしれない。
ピアノをまた弾けるようになって、いろいろやりたいことが出てきた。この曲を弾けるようになりたい、とか、ストリートピアノに挑戦しよう、とか、ピアノのために引っ越ししよう、とか、バンドもいいかも、とか。やりたいことがない人生は味気ないので、ピアノという趣味が見つかってよかった。