キミと私のずっとのお家🏠
私の大切な家族で、相棒で、彼氏で、子どもである猫が、骨軟骨異形成症と診断されました。
スコティッシュフォールドという垂れ耳が特徴の彼は、この病気に罹りやすい事がよく知られていました。
いつかは、、、と覚悟はしていたつもりでした。
しかし、彼はまだ5歳なのです。
私の覚悟は、この現実の前には、あまりに弱いものだったと思い知りました。
大切な家族であるペットと、最期まで一緒に暮らしていきたい。
私が高齢者住宅創りをしたいと考えるきっかけになったのが、猫たちの存在です。
どちらが先に亡くなるかは誰にも分からないけれど、時にはどんな薬よりも癒してくれる大切なペットたちと、ずっと一緒にいたい。
ペットたちも、同じ気持ちで居てくれるんじゃないか。
現実には、高齢者がペットを飼うには多くのハードルがあります。
動物病院の待合室では、よくこんな会話が聞かれます。
「この子が最後の子になると思う」
「60歳でも新しい仔を迎えるのは、ブリーダーさんに断られた」
確かに寿命は誰にも分かりませんし、寂しいからと無責任にペットを迎えることには賛成出来ません。
ですが、飼い主亡き後も遺されたペットたちが大切に快適に暮らして行ける場所があればどうでしょうか?
このような思いから、理想の高齢者住宅を創ろうと行動し始めました。
そんな矢先の、骨軟骨異形成症の発症でした。
動物病院から帰宅して、ボロボロ涙が溢れました。情けない程、ショックでした。何も覚悟など出来ていなかったと思い知りました。
幸い、この病気そのものが寿命に影響するものではないそうです。
しかし、鎮痛剤の継続的な投与などにより、腎臓へのダメージを引き起こすこと、などの投薬による副作用があるそうです。
当たり前ですが、病気には罹らない方が良いに決まっています。
ですが、脚を引きずるようになっても私の後追いをしようとする彼を見て、ただ泣く、というのは違います。
私にはまだまだ、やる事も、できる事もあります。
・まずは快適な床に変更すること。
・体重の管理をすること。
・サプリメントを導入すること。
・痛み止めの効き具合を記録し、先生と共有すること。
サプリメントと体重の管理( 脚への負担を減らすための減量)は信頼する動物病院の先生からの指導のもと始めました。
床は、滑らず、かつ脚の痛みを和らげてくれるものを探して色々試すつもりです。合わせて、彼が大好きな隠れ家に行けるように、段差を調整したり、工夫しようと考えています。
彼の病気の発症は、悲しく、ショックではありましたが、たくさんの気付きも与えてくれました。
ガンバレ、と背中を押してくれているような、ボク達のために人間と一緒に快適に暮らせるお家を創るんでしょ?と。
何の疑いもない猫らしい可愛いあのシレッとした目で見つめられています。
今回の事は、自分以外の入居者さまのペットたちに起こりうる体の不調について、より深く考えるきっかけとなりました。
獣医さんとの連携、住居部分の床材の選定、造作家具について、、、
制度の勉強に加えて、もっと深く、広く知識と学びを深めて参りたいと思います。